黄金バット
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f9/Kamishibai_Performer_In_Japan.jpg/250px-Kamishibai_Performer_In_Japan.jpg)
概要
編集1930年(昭和5年)、鈴木一郎原作で白骨面に黒マントの怪盗・悪役が活躍する街頭紙芝居シリーズ『黒バット』[注釈 1]が好評だった。この『黒バット』の最終回では、無敵で不死身の悪役である黒バットを倒す正義の味方として黄金色の「黄金バット」が主人公として突如、登場した(絵19枚を永松健夫が描いた)。
この黄金バットが子供たちに大好評だったため、黄金バットを主人公とした新作紙芝居を蟻友会の後藤時蔵、高橋清三、田中次郎らが製作。当時の驚異的な当たり演目となる。 しかし当時の零細な紙芝居業界に著作権意識は存在しなかったため、多種多様な黄金バットが勝手に作られた。 さらに当時はセリフは書かれておらず口伝だったため、同じ紙芝居でも演者によって内容に差異があるのが普通だった。なお、戦前の『黄金バット』の紙芝居のほとんどは戦時下の混乱にあって散逸、あるいは戦災により焼失したとされる。 当時の紙芝居は貸し出し式だったため倉庫にまとめて保管されており、倉庫が火事に遭うと全て燃えてしまっていた。 また、手書きで写し描きされていたので製作数が少なく、人気作は損耗も激しかった。
歴史
編集キャラクター
編集黄金バット
編集ナゾー
編集登場メカ
編集- 怪タンク
- 戦前の紙芝居版から登場する、ナゾー一味が登場する人型の巨大ロボット。頭頂部のプロペラで飛行する。アニメ版にもゲーゲオルグという名称のよく似た外見のロボットが登場する。
- ナゾータワー
- 1966年の実写映画版以降の作品に登場する、ナゾーの本拠地。ドリル状の移動要塞で海底や宇宙空間などどこにでも現れる。実写映画とアニメ版とではデザインが異なる。マンガ版(少年キング版)では映画版寄りの造形。
- スーパーカー
- 1966年の実写映画版が初出。ヤマトネ博士らが搭乗する円盤型の飛行装置。実写映画版ではスーパーカー2号として登場(1号は不明)。
紙芝居版
編集上述の通り様々な派生作品があった。
元祖と言うべき作品は1930年から1933年ごろにかけて永松健夫が『黒バット』の続編として描いたものだが後に永松が転職したため、加太こうじが代わりに描くようになった。現在上演されるものの大部分は加太版である。
永松版は多くが現存しないが「バック・ロジャーズ」に代表される当時のアメリカのパルプ雑誌に掲載されていたような空想科学もので、前作から十数年後を舞台に身を改めナゾーを名乗るかつての黒バットとその一味とそれに立ち向かう前作主人公の正夫探偵やその息子マサルや黄金バットとの戦いを描き、舞台を中国やアメリカ、海底や地下に移しながら展開してゆく壮大なものであったようである。
1995年に大空社から永松版の現存するものの一部を収録した復刻版が『元祖黄金バット』として発売された[8]。
黒バット
編集黄金バットの前作。神出鬼没の怪盗黒バットとそれに立ち向かう少年探偵の正夫との戦いを描く。 大正時代にヒットしていた『ジゴマ』ものを参考に制作したという。 当時紙芝居と言えば紙人形を使った「立ち絵」と呼ばれるもので題材も時代劇が主流だったので凝った背景の平絵式の紙芝居で現代が舞台の怪奇ものはもの珍しくヒットした。
現存するものは発見されていない。
絵物語
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永松健夫版
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登場人物
編集加太こうじ版
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『繪物語 黄金バット』全2巻、1952年、網島書店。
- 『繪物語 黄金バット 蛇王の巻』
- 『繪物語 黄金バット 巨獣の巻』
実写映画
編集黄金バット 摩天楼の怪人(1950年)
編集黄金バット 摩天楼の怪人 | |
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監督 | 志村敏夫 |
脚本 | 西鐵平、越路眞生 |
原案 | 永松健夫 |
出演者 |
川路龍子 美空ひばり 杉寛 |
音楽 | 菊池俊輔 |
撮影 | 山崎一雄 |
製作会社 | 新映画社 |
配給 | 東京映画配給 |
公開 | 1950年12月23日 |
上映時間 | 71分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ストーリー
編集水爆をはるかに超える威力を作り出すウルトロン超原子を巡り、平和利用しようとする発見者・尾形博士を犯罪組織QX団とその首領ドクトル・ナゾーが狙う。 それに立ち向かう正義の怪人・黄金バットの戦い。
キャスト
編集- 黄金バット:上田竜児(上田龍児)
- 尾形精一郎:杉寛
- マサル:茂崎幸雄
- カズ子:鈴丘玲子
- 蘭子:川路龍子
- プクちゃん:神戸武彦
- 大木雄次:上田竜児
- 牧 輝行:深見泰三
- ドクトル・ナゾー:不明
- ドブスキー:世島新
- 堀江警部:清水将夫
- 美空ひばり
スタッフ
編集黄金バット(1966年)
編集黄金バット | |
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Phantaman Golden Ninja | |
監督 | 佐藤肇 |
脚本 | 高久進 |
原案 | 永松健夫 |
出演者 |
千葉真一 山川ワタル 筑波久子 高見エミリー |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 |
ヴォーカル・ショップ 「黄金バット」 |
撮影 | 山沢義一 |
編集 | 祖田富美夫 |
製作会社 | 東映 |
配給 | 東映 |
公開 | 1966年12月21日 |
上映時間 | 73分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
解説
編集ストーリー(1966年版)
編集キャスト(1966年版)
編集- ヤマトネ博士:千葉真一
- 風早アキラ:山川ワタル
- 秋山ナオミ:筑波久子
- エミリー・ペアード:高見エミリー
- パール博士:アンドレ・ヒューズ(声:佐藤汎彦)
- 清水隊員:中田博久
- 中村隊員:岡野耕作
- 宇宙怪人ナゾー:関山耕司
- ケロイド:沼田曜一
- ピラニア:国景子
- ジャッカル:北川恵一
- 天文台の博士:片山滉
- 警官:青島幸男
- 黄金バット:ミスター黄金バット(佐藤汎彦)(声:小林修)
スタッフ(1966年版)
編集- 監督:佐藤肇
- 企画:扇沢要
- 原作:永松健夫
- 脚本:高久進
- 監修:加太こうじ
- 撮影:山沢義一
- 録音:内田陽造
- 照明:銀屋謙蔵
- 美術:江野慎一
- 音楽:菊池俊輔
- 編集:祖田冨美夫
- 特殊撮影:上村貞夫
- 助監督:山口和彦
- 進行主任:久野義雄
- 現像:東映化学工業株式会社
- 協力:第一動画株式会社
- 主題歌:「黄金バット」(朝日ソノラマ)
- 作詞 - 第一動画 / 作曲 - 田中正史 / 歌 - ヴォーカル・ショップ / 黄金バットの声 - 小林修
海外興行
編集イタリアでは『Il ritorno di Diavolik』というタイトルで上映されたが、本作はモノクロで製作されていたため、ポスターは全身真っ赤に塗られていた。イタリア版DVDのパッケージにも真っ赤の黄金バットが描かれている[9]。
同時上映
編集媒体
編集1980年代に東映ビデオからVHS、2005年4月21日にからDVDが、それぞれ発売された[10]。 この他朝日ソノラマよりソノシートドラマが発売された。
テレビアニメ
編集黄金バット | |
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ジャンル | テレビアニメ |
原作 | 永松健夫 |
脚本 |
島内三秀 ほか |
演出 |
石黒昇 ほか |
監修 |
加太こうじ 申相太 |
声の出演 |
小林修 島宇志夫 村越伊知郎 高橋和枝 松島みのり 栗葉子 立壁和也 内海賢二 |
ナレーター | 藤本譲 |
音楽 | 田中正史 |
オープニング | 『黄金バット』(ヴォーカル・ショップ) |
エンディング | 『黄金バット数え歌』(鈴木やすし、コロムビアゆりかご会) |
言語 | 日本語 |
製作 | |
制作 |
読売テレビ 第一動画 |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 |
放送期間 | 1967年4月1日 - 1968年3月23日 |
放送時間 | 土曜19:00 - 19:30 |
放送枠 | 読売テレビ制作土曜夜7時枠のアニメ |
放送分 | 30分 |
回数 | 52回 |
特記事項: 大塚製薬一社提供。 |
黄金バットの出身地がアトランティスになるなど、設定のいくつかは1966年の映画版に準拠している。
テレビアニメのストーリー
編集新発明のスーパーカーの飛行テストを行っていた科学者ヤマトネ博士と、息子のタケル、助手のダレオは、南極沖で乗っていた船が世界征服を企む悪のナゾー一味に撃沈され、漂流していた少女マリーを救出する。その後、一行はアトランティス大陸を発見し上陸。遺跡の中で古い棺を発見し、碑文の指示に従って中に水を注ぐと、黄金バットが1万年の眠りから甦った。 復活した黄金バットはヤマトネ博士らとともにナゾーとの戦いに身を投じる。
登場人物・キャスト
編集テレビアニメのスタッフ
編集- 原作:永松健夫
- 連載:「少年画報」「週刊少年キング」
- 監修:加太こうじ、申相玉
- 脚本:島内三秀 他
- 動画監督:森川信英
- 美術監督:木村和夫
- 音楽:田中正史
- 演出:石黒昇・若林忠雄・庵原和夫・柳田灸次郎・佐々木治次 他
- 制作協力:東洋放送(韓国)
- 制作:第一動画
主題歌
編集- オープニングテーマ「黄金バットの歌」
- 作詞 - 第一動画 / 作曲 - 田中正史 / 歌 - ボーカル・ショップ
- 実写映画の主題歌をそのまま流用。
- OPに入る前、冒頭ではタイトル映像が存在、黄金バットの高笑いと共に雲海から黄金バットが登場、ラストは黄金バットのシルエットにタイトルが映し出される映像になっている。後年の再放送ではほとんど放送されず、いきなりOPから始まる。
- エンディングテーマ「黄金バット数え歌」
- 作詞 - 第一動画 / 作曲 - 田中正史 / 歌 - 鈴木やすし、コロムビアゆりかご会
- オリジナル版は10番まであるが、番組では1番と10番を歌う(10番には「10」が歌われてない)。
- イメージソング「ナゾーの歌」
- 作詞 - 第一動画 / 作曲 - 宇野正寛 / 歌 - ボーカル・ショップ / セリフ - 島宇志夫
各話リスト
編集事前の放送リストには記載されているものの放送されず没と化し未放送に終わったり、内容に若干の変更の上タイトルが変更されているものの元タイトルは話数に含めず「-」表記とした。
話数 | サブタイトル | 放送日 |
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1 | 黄金バット誕生 | 1967年 4月1日 |
2 | マンモスキラー | 4月8日 |
3 | ゲーゲオルグ | 4月15日 |
4 | 危機一髪 | 4月22日 |
5 | 人食い植物 | 4月29日 |
6 | メロン爆弾大追跡 | 5月6日 |
7 | 怪獣サンドベロニヤ | 5月13日 |
8 | 宇宙怪獣アリゴン | 5月20日 |
9 | 怪物ガイゴン | 5月27日 |
10 | ウラン島大決戦 | 6月3日 |
11 | 謎のフィンカーメン | 6月10日 |
12 | ジンガーの毒キノコ | 6月17日 |
13 | ミュータント5 | 6月24日 |
14 | 原子ブラックギャット | 7月1日 |
15 | 破壊魔ネロ | 7月8日 |
16 | 岩人ギルトン | 7月15日 |
17 | 怪鳥ガルガー | 7月22日 |
18 | ポリネシアの星 | 7月29日 |
19 | バット対バット | 8月5日 |
20 | 青い炎の国 | 8月12日 |
21 | ルートシグマの女王 | 8月19日 |
22 | 謎のペロン火山 | 8月26日 |
23 | 怪盗ブラック仮面 | 9月2日 |
24 | 悪魔のルビー | 9月9日 |
25 | ロボット都市 | 9月16日 |
26 | 光線人間ボルド | 9月23日 |
27 | タランゲーの眼 | 9月30日 |
28 | アキシスの剣 | 10月7日 |
29 | 宇宙コウモリの謎 | 10月14日 |
30 | 超能力改造人間 | 10月21日 |
31 | ゆうれい塔 | 10月28日 |
32 | 悪魔の巨像 | 11月4日 |
33 | 透明怪獣グラスゴン | 11月11日 |
34 | 世界大洪水 | 11月18日 |
35 | 地底怪獣モグラー | 11月25日 |
36 | 地球大爆発 | 12月2日 |
37 | 双頭怪獣ゲゲラ | 12月9日 |
38 | 恐竜の罠 | 12月16日 |
39 | 骸骨の水先案内 | 12月23日 |
40 | 地球暗黒の日 | 12月30日 |
41 | インドの女王 | 1968年 1月6日 |
42 | 妖婆の怪獣ヒードロ | 1月13日 |
43 | 廃坑の一つ眼怪獣 | 1月20日 |
44 | ライガーマンの逆襲 | 1月27日 |
45 | 死を呼ぶ女 | 2月3日 |
46 | こうもり老女と怪獣シェルゴン | 2月10日 |
47 | 幻のゲロンチューム90 | 2月17日 |
48 | 小さい暗殺者 | 2月24日 |
49 | 怪人こうもり男 | 3月2日 |
50 | サーカス怪獣ガブラー | 3月9日 |
51 | よみがえる暗闇バット | 3月16日 |
52 | ひび割れるナゾー帝国 | 3月23日 |
- | ボンゴ作戦[注釈 4] | |
- | 黄金鳥の怪 | |
- | 笑うキノコ人間 | |
- | 抜け穴 | |
- | 黒猫の牙 | |
- | ピラミッドの秘密 | |
- | ヒマラヤの雪女 | |
- | 氷獣ドライアン | |
- | ハリケーン爆弾 | |
- | ジャム地獄 | |
- | 恐怖の電送機 | |
- | ねっしょの秘宝 | |
- | 暗殺隊 | |
- | 白鳥の騎士 | |
- | バットがいっぱい |
海外展開
編集放送局
編集プロジェクト:放送または配信の番組#放送に基づき、本放送期間内の放送局のみを記載しています。 |
- 読売テレビ(制作局):土曜 19:00 - 19:30
- 日本テレビ:土曜 19:00 - 19:30
- 札幌テレビ:土曜 19:00 - 19:30[14]
- 青森放送:土曜 19:00 - 19:30[15]
- 岩手放送:土曜 19:00 - 19:30[15]
- 秋田放送:土曜 19:00 - 19:30[15]
- 山形放送:土曜 19:00 - 19:30[16]
- 東北放送:土曜 18:00 - 18:30[17]
- 福島テレビ:土曜 19:00 - 19:30[16]
- 新潟放送:土曜 18:00 - 18:30[18]
- 北日本放送:土曜 19:00 - 19:30[18]
- 北陸放送:土曜 18:00 - 18:30[18]
- 福井放送:土曜 18:00 - 18:30[18]
- 山梨放送:土曜 19:00 - 19:30
- 信越放送:土曜 18:00 - 18:30
- 静岡放送:土曜 19:00 - 19:30(1967年12月30日までは同時ネット) 土曜18:00 - 18:30(1968年1月13日からは7日遅れネット)
- 名古屋テレビ:土曜 19:00 - 19:30[19]
- 日本海テレビ:土曜 19:00 - 19:30
- 山陰放送:土曜 18:00 - 18:30
- 広島テレビ : 土曜 19:00 - 19:30
- 山口放送:土曜 19:00 - 19:30
- 四国放送:土曜 19:00 - 19:30
- 西日本放送:土曜 19:00 - 19:30
- 南海放送:土曜 19:00 - 19:30
- 高知放送:土曜 19:00 - 19:30
- RKB毎日放送:金曜 18:00 - 18:30
- 長崎放送:土曜 18:00 - 18:30
- 熊本放送:土曜 18:00 - 18:30
- 大分放送:土曜 18:00 - 18:30
- 宮崎放送:土曜 18:00 - 18:30
- 南日本放送:土曜 18:00 - 18:30
- 琉球放送:土曜 19:00 - 19:30
劇場版
編集- TV版第4話のブローアップ版を「オールカラーで!東映まんがまつり」内で公開。併映は『ひょっこりひょうたん島』、『魔法使いサリー』、『キャプテンウルトラ』。
ネット配信
編集- 読売テレビが本作でアニメを開始して55年を記念してYouTubeに設立した「読売テレビ アニメチャンネル」で、2022年10月21日から第1話が配信されている。なお「冒頭のタイトル表示部」・「次回予告」・「エンディング」は配信されていない。
読売テレビ制作・日本テレビ系列 土曜日19時台前半・大塚製薬一社提供枠 |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
黄金バット |
漫画
編集まんがサンキュー版
編集黄金バット | |
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漫画 | |
原作・原案など | 住彦次郎 |
作画 | 篠原とおる |
出版社 | 日の丸文庫 |
掲載誌 | まんがサンキュー |
発表期間 | 1964年 - 1965年 |
テンプレート - ノート |
1964年から1965年にかけて篠原とおるによるものがまんがサンキューに連載された。髑髏の仮面の下の顔を見せるなど独自の展開があった。
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週刊少年キング版
編集黄金バット | |
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漫画 | |
原作・原案など | 加太こうじ |
作画 | 一峰大二 |
出版社 | 大都社 |
掲載誌 | 週刊少年キング |
発表期間 | 1966年51号 - 1967年52号 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート |
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少年画報版
編集新編 黄金バット | |
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漫画 | |
原作・原案など | 永松健夫、加太こうじ |
作画 | 井上智 |
出版社 | 中村書店 |
掲載誌 | 少年画報 |
発表期間 | 1958年 - 1959年 |
巻数 | 全3巻 |
テンプレート - ノート |
黄金バット | |
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漫画 | |
原作・原案など | 永松健夫、加太こうじ |
作画 | 智プロ、井上智 |
出版社 | アップルBOXクリエート |
掲載誌 | 少年画報 |
発表期間 | 1967年4月号 - 1968年3月号 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート |
『新編 黄金バット』は1950年代末に連載されたものでストーリーやキャラクターや黄金バットのデザインなどはオリジナルのものとなっている。中村書店より単行本が刊行されている。
1960年代末に連載されたものはキャラクターやストーリーはほぼアニメ版に準拠しており、黄金バットは最初からいるものとして扱われルーツなどにも触れられない。2006年にアップルBOXクリエートより私家版として上下巻で復刻。
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黄金バット 大正髑髏奇譚
編集黄金バット 大正髑髏奇譚 | |
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漫画 | |
原作・原案など | 神楽坂淳 |
作画 | 山根和俊 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | チャンピオンRED |
発表期間 | 2023年2月号 - 2024年8月号 |
話数 | 全18話 |
テンプレート - ノート |
- ストーリー
- 大正3年。陸軍少尉・月城竜史(つきしろ りゅうじ)は任務で訪れた洋館で正体不明の女学生に殺害されるが、今わの際に現れた黄金の怪人「バット」の依り代となって蘇る。人間を支配しようとする邪神「ナゾー」とその眷族に対し、たとえ滅びようとも人間の自由意志を尊ぶ「バット」。そして古代文明の遺産を利用しながら双方を利用して日本の軍事力を上げようとする陸軍幹部の争いが巻き起こる。
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その他
編集- 湯浅粂策 『怪人黄金バット』(1935年、春江堂)
- ハラマサル 『覆面の怪人 黄金バット』(1947年、藤田書店)
- 永松健夫 『黄金バット』全4巻(1947年 - 1949年、明々社)
- 手塚治虫 『怪盗黄金バット』(1947年、東光堂)
- 寺尾よしたか 『おうごんばっと』(1948年、民生本社)
- 須賀武雄 (考案者)、小野寺秋風 (絵) 『黄金バット 秘密国の怪タンク』(1948年、青樹社)
- 夢田小四郎(文)、中井矢之助(絵) 『黄金バット』(1948年、榎本書店)
- をはら三好 『黄金バット』(1948年、児訓社)
- 小沢光治 『黄金バット』(1948年、日昭館書店)
- 永松健夫 『黄金バット』(1948年 - 1950年、冒険活劇文庫)
- 加太こうじ 『冒險活劇 黄金バット』(1949年、冒険ロマン)
- 牧野四朗 『黄金バット ルビーの王冠』(1949年、榎本書店)
- 永松健夫 『超人黄金バット』(1950年、少年痛快文庫)
- 竹内しん三 『黄金バット 黄金の杖』 (1950年、児童漫画社)
- 永松健夫 『黄金バット』(1952年 - 1953年、少年画報)
- 永松健夫 『黄金バット』(1955年、太陽少年)
- 永松健夫 『探偵傑作絵物語 黄金バット』(1956年、少年クラブ)
- 里見尤 『新・黄金バット』(1995年、サスペリア)
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書籍
編集絵物語
編集小説
編集- 『小説 黄金バット』加太こうじ、1990年(平成2年)8月1日発行、筑摩書房
- 昭和初期の紙芝居屋たちを描いた群像劇。
レコード・サウンドトラック
編集オマージュ
編集注釈
編集- ^ 永松健夫の回想では『怪盗バット』となっておりこちらが正式なタイトルだった可能性がある。
- ^ 『少年コミックス/黄金バット特集号』(少年画報社、1967年7月15日)にはアトランティスが滅びる際に暴君ポセイドンが神によって封印され、贖罪のために現代に蘇った姿としているがアニメ本編での描写と矛盾する
- ^ そのため映像が現存する1957年の『スーパージャイアンツ』が日本初の特撮スーパーヒーロー映画として紹介されることが多い。
- ^ 本来は9話での放送が予定されていた未放映話。20話で次回予告がなされるも実際には「ルートシグマの女王」(この話の次回予告フィルムの現存は確認されていない)が放映された。「ボンゴ作戦」本編フィルムの現存は確認されておらず、次回予告フィルムのみ現存している。
脚注
編集参考文献
編集- 小川慎太郎ほか編(2012)『紙芝居の世界』メディア・パル
関連項目
編集- 日本の映画作品一覧
- アニメ・漫画の実写映画化作品一覧
- 日本テレビ系アニメ
- 日本のアニメ映画作品一覧
- 日本の漫画作品一覧 あ行
- 黄金バットがやってくる(紙芝居を題材とした映画)
- 東京キッドブラザース(黄金バットを題材としたミュージカルを上演[要出典])
- アトランティス
- ゴールデンバット(たばこ)
- トーカイ(リースキンのテレビCMにて「黄金バットの歌」の替え歌を使用)
外部リンク
編集- 黄金バット(永松健夫・明々社版) - マンガ図書館Zにてインターネット公開
- 阪本一郎「幻の紙芝居『黄金バット』」、保育論叢、文教大学女子短期大学部児童科、1977年
- 黄金バット 摩天楼の怪人 - 日本映画データベース
- 黄金バット 摩天楼の怪人 - allcinema
- 黄金バット - 日本映画データベース
- 黄金バット - allcinema
- 黄金バット - KINENOTE
- Phantaman - IMDb