1995年の日本シリーズ

1995年の日本プロ野球日本シリーズ

1995年の日本シリーズ(1995ねんのにっぽんシリーズ、1995ねんのにほんシリーズ)は、1995年10月21日から10月26日まで行われたセ・リーグ優勝チームのヤクルトスワローズパ・リーグ優勝チームのオリックス・ブルーウェーブによる第46回プロ野球日本選手権シリーズである。

NPB 1995年の日本シリーズ
ゲームデータ
日本一
ヤクルトスワローズ
2年ぶり3回目
4勝1敗
試合日程 1995年10月21日-10月26日
最高殊勲選手 トーマス・オマリー
敢闘賞選手 小林宏
チームデータ
ヤクルトスワローズ()
監督 野村克也
シーズン成績 82勝48敗
(シーズン1位)
オリックス・ブルーウェーブ()
監督 仰木彬
シーズン成績 82勝47敗1分
(シーズン1位)

日本シリーズ

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概要

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19951995199541231978173120111

ID[1][2]

使[3]

412343

試合結果

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1995年 日本シリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月21日(土) 第1戦 ヤクルトスワローズ 5 - 2 オリックス・ブルーウェーブ グリーンスタジアム神戸
10月22日(日) 第2戦 ヤクルトスワローズ 3 - 2 オリックス・ブルーウェーブ
10月23日(月) 移動日
10月24日(火) 第3戦 オリックス・ブルーウェーブ 4 - 7 ヤクルトスワローズ 明治神宮野球場
10月25日(水) 第4戦 オリックス・ブルーウェーブ 2 - 1 ヤクルトスワローズ
10月26日(木) 第5戦 オリックス・ブルーウェーブ 1 - 3 ヤクルトスワローズ
優勝:ヤクルトスワローズ(2年ぶり3回目)

第1戦

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10月21日・グリーンスタジアム神戸(入場者数:32,486人)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤクルト 0 1 0 0 2 0 0 2 0 5 13 1
オリックス 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 6 0
  1. ヤ:T.ブロス(8回)、高津臣吾(1回)
  2. オ:佐藤義則(4回2/3)、伊藤隆偉(2回2/3)、清原雄一(0回1/3)、渡辺伸彦(1回1/3)
  3. 勝利:ブロス(1勝)  
  4. セーブ:高津(1S)  
  5. 敗戦:佐藤(1敗)  
  6. 本塁打
    ヤ:大野1号2ラン(8回・清原)
  7. 審判
    [球審]前田
    [塁審]井野山本隆小林毅
    [外審]永見久保田
  8. 試合時間:3時間14分
ヤクルト
打順守備選手
1[中]飯田哲也
2[指]荒井幸雄
打指大野雄次
3[二]土橋勝征
4[一]T.オマリー
5[捕]古田敦也
6[右]稲葉篤紀
7[遊]池山隆寛
宮本慎也
8[三]H.ミューレン
山口重幸
9[左]真中満
オリックス
打順守備選手
1[右]中イチロー
2[二]福良淳一
3[中]左田口壮
4[一]D・J
5[遊]小川博文
6[指]T.ニール
7[左]高橋智
打右藤井康雄
8[捕]中嶋聡
柴原実
9[三]馬場敏史
高田誠

オリックスはチームの精神的支柱である佐藤義則、ヤクルトはシリーズ前に肩痛が伝えられていたブロスが登板、レギュラーシーズンにノーヒットノーランを達成した両投手のノーヒッター対決となった。2回表にヤクルトが飯田のタイムリーで先制すると、オリックスも4回にニールのタイムリーで追い付く。しかし5回表にヤクルトが池山の2点タイムリーで勝ち越し、オリックスも6回にニールの2打席連続タイムリーで追いすがるが、8回表、ヤクルトは代打の切り札・大野の2ランで突き放す。ブロスは150km/h台の高めの直球を有効に使ってイチローを始めオリックス打線を抑え、最後は守護神・高津が締めて、ヤクルトが先勝。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第2戦

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10月22日・グリーンスタジアム神戸(入場者数:32,475人)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 R H E
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 1 3 11 1
オリックス 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 4 0
  1. (延長11回)
  2. ヤ:石井一久(4回2/3)、宮本賢治(0回1/3)、加藤博人(1回)、伊東昭光(1回)、山部太(4回)
  3. オ:野田浩司(7回2/3)、野村貴仁(0回0/3)、鈴木平(0回1/3)、平井正史(3回)
  4. 勝利:山部(1勝)  
  5. 敗戦:平井(1敗)  
  6. 本塁打
    ヤ:オマリー1号ソロ(11回・平井)
    オ:D・J1号ソロ(2回・石井)
  7. 審判
    [球審]久保田
    [塁審]永見・井野・山本隆
    [外審]前川
  8. 試合時間:3時間50分
ヤクルト
打順守備選手
1[中]飯田哲也
2[指]荒井幸雄
3[二]左土橋勝征
4[一]T.オマリー
5[捕]古田敦也
6[右]稲葉篤紀
打左秦真司
宮本慎也
7[遊]池山隆寛
8[三]H.ミューレン
9[左]右真中満
オリックス
打順守備選手
1[右]イチロー
2[二]福良淳一
走二風岡尚幸
3[左]田口壮
4[指]T.ニール
5[遊]小川博文
勝呂壽統
高橋智
6[一]D・J
松山秀明
藤井康雄
7[三]馬場敏史
8[捕]中嶋聡
9[中]本西厚博

オリックスは2回にD・Jのソロ本塁打で先制、5回にはヤクルト先発の石井一久の暴投で1点を追加し、石井一久はこの回途中で降板。一方、オリックス先発の野田は7回まで7奪三振の力投で得点を許さず、オリックスが優位に試合を進めた。しかしヤクルトは8回表、2死1、2塁からこの年3番を務める土橋がタイムリーを放ち、野田をマウンドから下ろすと、続くオマリーが2番手の野村から連続タイムリーでついに同点に追いつく。追いつかれたオリックス9回から、同点にもかかわらずリリーフエース平井を投入したが、延長11回表、ヤクルトは先頭のオマリーが左翼スタンドに一発を放ち勝ち越し。その裏をロングリリーフの山部が抑え、ヤクルトが敵地で連勝。

公式記録関係(日本野球機構ページ)

第3戦

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10月24日・明治神宮野球場(入場者数:32,915人)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
オリックス 0 0 0 0 1 0 3 0 0 0 4 8 0
ヤクルト 1 0 0 0 1 0 0 1 1 3x 7 12 0
  1. (延長10回)
  2. オ:星野伸之(4回)、小林宏(0回0/3)、清原雄一(0回1/3)、鈴木平(1回2/3)、伊藤隆偉(1回2/3)、野村貴仁(0回0/3)、平井正史(1回2/3)
  3. ヤ:吉井理人(5回)、加藤博人(1回0/3)、宮本賢治(0回1/3)、山部太(0回1/3)、伊東昭光(1回1/3)、高津臣吾(2回)
  4. 勝利:高津(1勝1S)  
  5. 敗戦:平井(2敗)  
  6. 本塁打
    ヤ:ミューレン1号ソロ(9回・平井)、池山1号3ラン(10回・平井)
  7. 審判
    [球審]前川
    [塁審]谷・永見・井野
    [外審]前田・小林毅
  8. 試合時間:4時間25分
オリックス
打順守備選手
1[左]田口壮
2[二]福良淳一
3[中]右イチロー
4[一]D・J
5[右]藤井康雄
打中本西厚博
6[捕]中嶋聡
7[三]馬場敏史
8[遊]小川博文
勝呂壽統
9[投]星野伸之
柴原実
小林宏
清原雄一
鈴木平
三輪隆
T.ニール
松山秀明
伊藤隆偉
野村貴仁
平井正史
ヤクルト
打順守備選手
1[中]飯田哲也
2[左]城友博
秦真司
高津臣吾
3[二]左土橋勝征
4[一]T.オマリー
野口寿浩
5[捕]古田敦也
6[遊]池山隆寛
7[三]H.ミューレン
8[右]橋上秀樹
荒井幸雄
真中満
9[投]吉井理人
青柳進
稲葉篤紀
加藤博人
宮本賢治
山部太
伊東昭光
打左金森栄治
宮本慎也

53714DJ38221退1092

10223331992西63319773183


第4戦

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10月25日・明治神宮野球場(入場者数:32,911人)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2 12 0
ヤクルト 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 5 0
  1. (延長12回)
  2. オ:長谷川滋利(6回)、鈴木平(2回)、野村貴仁(0回2/3)、野田浩司(0回1/3)、小林宏(3回)
  3. ヤ:川崎憲次郎(8回1/3)、山部太(1回0/3)、伊東昭光(2回2/3)
  4. 勝利:小林(1勝)  
  5. 敗戦:伊東(1敗)  
  6. 本塁打
    オ:小川1号ソロ(9回・川崎)、D・J2号ソロ(12回・伊東)
  7. 審判
    [球審]小林毅
    [塁審]前田・谷・永見
    [外審]久保田・山本隆
  8. 試合時間:4時間38分
オリックス
打順守備選手
1[左]田口壮
2[二]福良淳一
3[中]右イチロー
4[一]D・J
5[右]藤井康雄
本西厚博
6[捕]三輪隆
打捕中嶋聡
7[三]馬場敏史
8[遊]小川博文
9[投]長谷川滋利
柴原実
鈴木平
T.ニール
松山秀明
野村貴仁
野田浩司
高田誠
小林宏
ヤクルト
打順守備選手
1[中]飯田哲也
2[右]稲葉篤紀
真中満
大野雄次
走左城友博
荒井幸雄
走右橋上秀樹
3[二]左右左土橋勝征
4[一]T.オマリー
5[捕]古田敦也
6[左]秦真司
宮本慎也
金森栄治
7[遊]池山隆寛
8[三]H.ミューレン
9[投]川崎憲次郎
山部太
伊東昭光

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15272351011112414121412DJ312419847()4


第5戦

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10月26日・明治神宮野球場(入場者数:33,112人)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1
ヤクルト 0 2 0 0 1 0 0 0 X 3 7 0
  1. オ:高橋功一(2回2/3)、星野伸之(0回1/3)、伊藤隆偉(3回)、野田浩司(2回)
  2. ヤ:T.ブロス(8回)、高津臣吾(1回)
  3. 勝利:ブロス(2勝)  
  4. セーブ:高津(1勝2S)  
  5. 敗戦:高橋功(1敗)  
  6. 本塁打
    オ:イチロー1号ソロ(1回・ブロス)
    ヤ:オマリー2号ソロ(5回・伊藤)
  7. 審判
    [球審]山本隆
    [塁審]久保田・前田・谷
    [外審]前川・井野
  8. 試合時間:3時間14分
オリックス
打順守備選手
1[左]二田口壮
2[二]福良淳一
野田浩司
3[中]イチロー
4[一]左D・J
5[右]藤井康雄
6[遊]小川博文
7[三]馬場敏史
8[捕]三輪隆
9[投]高橋功一
星野伸之
高田誠
伊藤隆偉
打一T.ニール
ヤクルト
打順守備選手
1[中]飯田哲也
2[右]稲葉篤紀
高津臣吾
3[二]左土橋勝征
4[一]T.オマリー
5[捕]古田敦也
6[左]秦真司
走左右真中満
7[遊]池山隆寛
8[三]H.ミューレン
9[投]T.ブロス
金森栄治
城友博
宮本慎也

ヤクルトの先発は、シリーズ2試合目となるブロス。一方のオリックスは、先発予定の小林宏を前日リリーフで使ってしまったため、高橋功一が先発。初回、イチローのシリーズ初本塁打でオリックスが先制するも、2回裏にヤクルトが池山、ミューレンの連続犠牲フライで逆転。5回にはオマリーのソロアーチで突き放す。ブロスが初回の1失点に抑えて高津にバトンを繋ぎ、ヤクルトが逃げ切ってシリーズ制覇。ヤクルトは初めて明治神宮球場で初めて日本一を決めた[注釈 1]

公式記録関係(日本野球機構ページ)

表彰選手

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テレビ・ラジオ中継

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テレビ中継

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67西

調132.4% 2TBS30.5%329%435.2%532.8%

ラジオ中継

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脚注

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注釈

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(一)^ 19781993西

(二)^ RV西32009西

(三)^ 23021:0023:30102622:00Super102624:30

(四)^ 23JAPAN1:301:50

(五)^ PR

(六)^ 20211119MBSMBSTBS

出典

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(一)^ . 201635

(二)^ . . 2016351935

(三)^ 2. 201635

外部リンク

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