ウィキポータル 歴史学は歴史学分野のポータルです。
お知らせ
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歴史学者より
歴史家は常に物語を語ってきた。トゥキディデス、タキトゥスからギボン、マコーレーにいたるまで、生き生きした気品のある文体で叙述を書き上げることが、歴史家の野心の最高の目標であると、常に看做されていた。歴史学は修辞学の一分野と考えられていた。ところが過去50年というものは、物語をするというこの機能は、自分こそ専門職の先頭に立つと自負しているいわゆる「新しい歴史家」の実践家のあいだでは、すっかり不評に陥ってしまった。
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特集項目
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新着記事より
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文化史︵ぶんかし︶は、さまざまな時代と地域における精神・文化的な人間活動の研究と、その記述である。文化史は、直接的には政治史または国家の歴史には関わらず、文化史では、年代は政治史の場合ほどの重要性はもたない。文化史の概念は18世紀に遡り、人類の絶えざる文化的な発展という啓蒙主義︵ヴォルテール︶の信念に基づく。 ドイツのロマン主義︵ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー︶においてはあらゆる慣習的な活動を……もっと読む
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読書案内
歴史入門
- 山根幸夫他編『近代日中関係史入門』増補版、研文出版、1992
歴史理論
- 小田中直樹『歴史学のアポリア ヨーロッパ近代社会史再読』山川出版社、2002
- 工藤庸子『ヨーロッパ文明批判序説』東京大学出版会、2003
- 史学会『歴史学の最前線』東京大学出版会、2002
日本史
- 村井章介『東アジアのなかの日本文化』日本放送出版協会、2005
- 藤田覚『近世後期政治史と対外関係』東京大学出版会、2005
東洋史
概説書
研究入門
- 島田虔次他編『アジア歴史研究入門』同朋舎、全6巻、1983
- 山根幸夫他編『中国史研究入門』上・下、山川出版社、1983(91年増訂版)
- 礪波護他編『中国歴史研究入門』名古屋大学出版会、2005
イスラーム史
- 羽田正『イスラーム世界の創造』東京大学出版会、2005年
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西洋史
- 大下尚一他編『西洋の歴史 近現代編』増補版、ミネルヴァ書房、1998
- 近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999
- 服部良久・南川高志・山辺規子編『大学で学ぶ西洋史 古代・中世』ミネルヴァ書房、2006
- 村岡健次・川北稔編『イギリス近代史 宗教改革から現代まで』改訂版、ミネルヴァ書房、2003
- 『イギリス帝国と20世紀』(シリーズ)ミネルヴァ書房
- 川北稔・藤川隆男編『空間のイギリス史』山川出版社、2005
- 谷川稔・渡辺和行編『近代フランスの歴史 国民国家形成の彼方に』ミネルヴァ書房、2006
- 竹中幸史『フランス革命と結社』昭和堂、2005
- 福井憲彦『ヨーロッパ近代の社会史』岩波書店、2005
- 若尾祐司・井上茂子編『近代ドイツの歴史 18世紀から現代まで』ミネルヴァ書房、2005
- 藤本和貴夫・松原広志編『ロシア近現代史 ピョートル大帝から現代まで』ミネルヴァ書房、1999
- 松本彰・立石博高『国民国家と帝国』山川出版社、2005
- 三成美保『ジェンダーの法史学』勁草書房、2005
- 若尾祐司・垂水節子『革命と性文化』山川出版社、2005
研究入門
- 高山博・池上俊一編『西洋中世学入門』東京大学出版会、2005
- 佐藤彰一・池上俊一・高山博編『西洋中世史研究入門』増補改訂版、名古屋大学出版会、2005
- 望田幸雄他編『西洋近現代史研究入門』第3版、名古屋大学出版会、2006
アフリカ史
- 藤田みどり『アフリカ「発見」─日本におけるアフリカ像の変遷』山川出版社、2005
- 吉國恒雄『アフリカ人都市経験の史的考察』インパクト出版会、2005
南北アメリカ史
- 野村達朗編『アメリカ合衆国の歴史』ミネルヴァ書房、1998
叢書類
- 『岩波講座世界歴史』新・旧、岩波書店
- 『岩波講座日本通史』岩波書店
辞典類
- 『歴史学事典』弘文堂、全15巻
- 『アジア歴史事典』平凡社、全12巻、1959
- 京大東洋史辞典編纂会編『東洋史辞典』東京創元社、1961(新編1980)
- 『中国文化史大事典』大修館書店、2013
- 国史大辞典編集委員会『国史大辞典』吉川弘文館
翻訳史料
- 臼田昭『サミュエル・ピープスの日記』全9巻、国文社
- 島田虔次他訳『梁啓超年譜長編』全5巻、岩波書店、2004
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ネット上のソース
1次史料
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文献・書籍検索
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百科事典にあるべき項目
FAQ
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- Q.歴史と歴史学は何が違うんでしょうか。
- A.歴史は物語性が重視されることがあり、歴史学は科学的史料批判に基づく歴史叙述を行うという点で異なります。
- Q.正しい歴史とは何ですか?
- A.正しい歴史というものは存在しません。あらゆる理論や叙述方法は、目に見える現象を説明できる限りにおいて正しく、そうでない限りにおいて誤りであるともいえます。
- Q.歴史を学ぶ意味は何ですか?
- A.答えるのが難しい問題です。現代においては、歴史は国民としての要件という側面が強調されます。いっぽう歴史学は、現代おこっている現象や問題の原因を知るためのものです。
- Q.史料はどう扱うべきですか?
- A.史料は十分な批判的検討(史料批判)が必要で、それが記述された意味が重要な場合があります。現在まで史料が残ったのは、それを書こうという意志、残そうという意志があったことを示しています。また、用語の意味が現代と異なることはよくあります。自由はその典型といえるでしょう。
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