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け、ケは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第2行第4段︵か行え段︶に位置する。清音の他、濁音︵げ、ゲ︶を持つ。また、話し手によっては、文節のはじめ以外で、子音が鼻音化した鼻濁音を用いる。鼻濁音は濁音と意味上の差異はない。
﹁け﹂の筆順
﹁ケ﹂の筆順
●現代標準語の音韻: 1子音と1母音﹁え﹂から成る音[ke]。口蓋化して[kje]のように発音されることもある。子音は、次の通り。
●清音 ﹁け﹂: 舌の後部を口蓋の奥の部分︵軟口蓋︶に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。無声。
●濁音 ﹁げ﹂: 舌の後部を口蓋の奥の部分︵軟口蓋︶に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。有声。
●鼻濁音 ﹁け゚﹂: 鼻に音を抜きながら、舌の後部を口蓋の奥の部分︵軟口蓋︶に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。有声。
●﹁き﹂と同様に口蓋化する︵調音点が硬口蓋に近づく︶こともある。
●五十音順: 第9位。
●いろは順: 第31位。﹁ま﹂の次。﹁ふ﹂の前。
●平仮名﹁け﹂の字形: ﹁計﹂の草体
●片仮名﹁ケ﹂の字形: ﹁介﹂の部分。﹁个﹂の変形とする説もある。
●ローマ字
●け: ke
●げ: ge
●点字:
●通話表: ﹁景色のケ﹂
●モールス信号: -・--
●手旗信号‥7→3
●発音‥ け[ヘルプ/ファイル]
け に関わる諸事項[編集]
●﹁ケ﹂に字形の類似する文字﹁ヶ﹂についてはヶの項を参照。﹁ヶ﹂は﹁が﹂と読むが、﹁ケ﹂を﹁が﹂と読むのに用いることもある[1]︵市ケ谷駅、千駄ケ谷駅、柳ケ浦駅、自由ケ丘高等学校など︶。
●民俗学の分野などで用いられる﹁ケ﹂については、ハレとケを参照。
●鉄道車両の記号﹁ケ﹂は、
●検重車を表す。
●国鉄の軽便鉄道で使用されていた機関車を表す。
●茨城交通所属の車両のうちディーゼル機関車を表す。
●ニッチモ&サッチモ…+がシングルレコードで発売した楽曲﹁ケのうた﹂は、鹿児島弁での﹁ケ﹂の用法を取り上げたコミックソング。
●関東地方などの方言で、﹁っけ﹂が過去の詠嘆の文末詞に用いられる。東京では﹁言ったっけか﹂や﹁そうだっけ﹂のように﹁た﹂と﹁だ﹂の後にのみ用いられる。古語﹁けり﹂の転。
●北陸地方など日本各地の方言で、﹁け﹂が﹁〜したけ?﹂のように疑問の文末詞に用いられる。﹁かい﹂または﹁かえ﹂の転。
関連項目[編集]