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1日3往復の運行で、九州産交バスと西日本鉄道が運行を担当し、阿蘇側の運行支援業務(予約発券・発着案内・乗務員休憩など)は[[産交バス阿蘇営業所]]がおこなう。なお、九州産交バスの車両は福岡発だとひのくに号、阿蘇発は「[[やまびこ号 (特急バス)#熊本 - 阿蘇線|熊本 - 阿蘇線]]」において送り込みをおこなっている。 |
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1日3往復の運行で、九州産交バスと西日本鉄道が運行を担当し、阿蘇側の運行支援業務(予約発券・発着案内・乗務員休憩など)は[[産交バス阿蘇営業所]]がおこなう。なお、九州産交バスの車両は福岡発だとひのくに号、阿蘇発は「[[やまびこ号 (特急バス)#熊本 - 阿蘇線|熊本 - 阿蘇線]]」において送り込みをおこなっている。 |
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[[2019年]][[12月1日]] - [[2020年]][[2月29日]]の冬期期間は1日1往復2便のみの運行に減便とし、西日本鉄道1社のみの運行となり、この期間は九州産交バスは運行に関与していない。また、翌[[3月1日]]からは九州産交バスも運行に復帰し、1日2往復4便の運行となったが、[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の世界的感染拡大の影響による利用客減少を受け、同年4月1日から[[7月17日]]までの期間においては全便運休していた。 |
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2020年[[10月12日]]を以って運行終了予定<ref>{{Cite web |
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|date = 2020-9-14 |
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|url = https://www.kyusanko.co.jp/news-group/pdf/2020/0914_bs.pdf |
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|title = 福岡~阿蘇線、熊本~阿蘇線の運行終了について |
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|format = PDF |
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|publisher = 九州産交バス |
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|accessdate = 2020年9月20日 |
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=== 運行会社 === |
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=== 運行会社 === |
2020年9月20日 (日) 09:58時点における版
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この項目では、福岡~熊本間を運行する高速バスについて説明しています。
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ひのくに号(西日本鉄道)
ひのくに号(九州産交バス)
概要
元々は1962年に、国道3号経由の特急バスとして誕生し、1973年の九州自動車道鳥栖IC - 南関IC間開通に伴い高速バスとしたもので、九州でもっとも長い歴史を持つ高速バスである。運行本数は2014年12月1日現在で3系統あわせて226本︵113往復︶[1]という高速バスとしては高頻度の運行を行っている。ダイヤ上も早朝から深夜まで運行されており、熊本桜町バスターミナルの始発は4:35︵福岡空港行︶、西鉄天神高速バスターミナルの最終は23:40となっている。2014年4月からは金・土・日祝日とその前日に限り天神24:20発の深夜便も運行していたが2015年6月末で終了したため現在は運行していない。
熊本市-福岡市間の主要交通機関としては﹁ひのくに号﹂のほかに九州新幹線がある。新幹線開通前はJR九州・鹿児島本線の特急﹁つばめ﹂﹁有明﹂が日中20分間隔で運行されていたものの、新幹線開通に伴い、これらのほとんどが新幹線に移行した結果、所要時間は大幅に短縮されたものの特急料金が高くなったこともあって在来線特急利用者の一部が高速バスに流れ[2]、新幹線開通後に﹁ひのくに号﹂が増便する[3]という事態となっている。﹁ひのくに号﹂の走行経路である福岡 - 熊本間の高速道路は交通量が多く、加えて福岡市内・熊本市内での渋滞などによって、遅れは比較的発生しやすい[注 1]。
愛称は、熊本県︵肥後国︶の別称である﹁火の国﹂に由来する。
熊本発早朝2便︵4:35・5:05 いずれも各停福岡空港行︶と、深夜23時台の天神発熊本行3便︵スーパーノンストップ便2便・植木IC経由1便︶については予約定員制となっており[4]、1ヶ月前から電話もしくは﹁@バスで︵ハイウェイバスドットコム 旧‥楽バス︶﹂サイトにて事前予約が可能。上記以外の便は座席定員制であり予約なしで乗車できる。いずれも全席自由席で、満席の場合は乗車不可。
かつては運行開始時より熊本交通センター︵現・熊本桜町バスターミナル︶・博多駅交通センター︵現・博多バスターミナル︶・天神バスセンター︵現・西鉄天神高速バスターミナル︶ならびに福岡空港から乗車する場合においては乗車前に乗車券とは別に﹃定数券﹄︵1992年頃までは﹃着席券﹄︶が配布され、券面に記載された時刻の便に乗車するようになっていた[注 2]が、2000年7月に福岡空港発のみとなり、2005年4月より定数券および乗車便指定の乗車券は全面廃止となった。2011年4月以降は予約定員制の便に限り定数券および乗車便指定の乗車券を窓口にて発行している。
国土交通省九州運輸局の統計[5]によると、﹁福岡 - 熊本﹂路線︵3系統︶合計の輸送人員は、平成18年度で1,363,955人、平成19年度で1,397,194人であり、一日あたり3,700-3,800人の乗車があるという。また、九州の高速バスの路線内での輸送人員順位としては﹁福岡 - 北九州﹂路線︵なかたに号・ひきの号・いとうづ号他計6系統︶に次ぐ2位︵同18年度、19年度とも︶に位置するほか、運送収入では平成18年度は﹁福岡 - 宮崎﹂路線︵フェニックス号3系統︶に次ぐ2位、平成19年度は1位となっている。
運行会社
沿革
●1950年9月15日 - 西鉄と産交が相互乗り入れ協定を結び、福岡~二日市~久留米~山鹿~熊本~日奈久間の直行バスを運行開始。
●1962年8月8日 - 熊本︵辛島町︶~福岡間ビジネス特急﹁ひのくに﹂号運行開始。国道3号線経由。
共通塗装の車両︵西鉄︶
共通塗装の車両︵産交︶
●1973年11月17日 - 国道3号線経由で運行していた熊本~福岡間の特急﹁ひのくに﹂号が九州自動車道熊本IC~鳥栖IC間開通に伴い、高速道に載せ替えられ、九州初の高速バスとして登場。
●ブルーのストライプの入った両者共通の塗色は当時の西鉄︵銀、白︶と産交︵青、白︶のカラーを使ったものと思われる。
●当初6往復︵西鉄4往復/産交2往復︶、運賃片道800円︵当時︶、所要時間2時間30分
●当初停留所は天神BC - ○中洲 - ○呉服町 - 博多駅交通センター - 雑餉隈南本町 - 二日市温泉入口 - 鳥栖公園入口 - 久留米IC - 八女IC - 菊水IC - 熊本県庁 - ○水前寺公園 - ○通町筋 - 熊本交通センター
●※○印は降客扱い
●1975年4月 - 10往復に増回︵西鉄6/産交4︶
●太宰府ICまで高速区間延長、停留所増加ほぼ現在の各停便並みの停車に
●1977年12月 - 20往復に増回︵西鉄12/産交8︶
●30分おきの運行となる
●1981年4月15日 - 27往復に増回︵西鉄16/産交11︶
●ノンストップ便︵以下NS︶新設。NS12/各停15
●1982年2月 - 36往復に増回︵西鉄21/産交15、NS12/各停15︶
●ハイデッカータイプの車両増備始まる
●1983年6月 - 40往復に増回︵西鉄23/産交17、NS20/各停20︶
●1987年11月 - 46往復に増回︵西鉄26/産交20)
●このころ久留米急行廃止
●1988年8月 - 58往復に増回︵西鉄32/産交26、NS27/各停31)
●福岡空港︵以下﹁空港﹂︶経由各停便新設
●この時期にトイレ付き車両が登場。当初はノンストップ便全便および各停便の早朝始発便と夜間最終便にて運用。
●1989年5月 - 福岡都市高速乗り入れ、天神始発終着が博多駅発着に。本数は変わらず。
●1991年8月 - 60往復に増回︵西鉄33/産交27、NS40/各停20︶
●下り早朝と上り夜間を除いて各停便は全て空港経由に
●1992年 - 全車を﹁デラックスひのくに号﹂︵ビデオ映画、マルチステレオ、おしぼり・飲み物サービス付︶として大幅リニューアル。︵現在は廃止<後述>︶
●1997年 - 増備車より共通カラー廃止
●1999年
●3月28日 - 福岡都市高速太宰府IC直結に伴うダイヤ改正。68往復に増回︵西鉄37/産交31、NS46/各停22︶
●11月 - 土日祝日のみ4往復増回し72往復︵西鉄39/産交33、NS50/各停22︶となる。
●2000年7月1日 - 80往復に増回︵西鉄43/産交37︶
●福岡行きも通町筋に停車となる
●方向幕、カラー表示に
●スーパーノンストップ︵以下SN、益城IC経由︶新設
●各停便︵益城IC経由︶新設
●空港経由便を廃止し、空港発着便はすべて空港折り返しとする
●産交便でTO熊カード取扱いを開始。
●SN20/NS31/各停12/各停空港17
●2001年3月1日 - ダイヤ改正
●運賃値下げ。片道2,400円/往復4,100円から片道2,000円/往復3,600円に
●益城IC経由各停便廃止。各停便はすべて空港折り返しとする
●ノンストップ便に植木IC経由10往復設定
●空港発着便国際線ターミナルまで延長
●SN26/NS24/植木IC経由NS10/各停空港20
●2001年8月 - 88往復に増回︵西鉄47/産交41、SN29/NS29/植木IC経由NS10/各停空港20︶
●空港線熊本行きは経路を国内線→国際線→筑紫野に変更
●2002年4月 - 100往復に増回︵西鉄53/産交47、SN45/NS35/各停空港20︶
●ノンストップ便全便植木IC経由に
●2005年8月1日 - SN停車地に益城インター口を追加
●2007年7月1日 - ﹁高速バスロケを活用した基山PAにおける乗り継ぎ社会実験﹂実施に伴い、ノンストップ便の停車地に高速基山を追加︵スーパー便は不停車︶。
●2009年
●4月1日 - 104往復に増回︵西鉄55/産交49、SN48/NS35.5/各停空港20.5︶
●7月27日 - 西鉄便でnimocaの取扱いを開始
●9月1日 - 100往復に減便︵西鉄53/産交47、SN46/NS33.5/各停空港20.5︶
●ノンストップ便の停車地に広川を追加し、案内表記を﹁植木IC経由﹂に変更︵﹁ノンストップ﹂案内の終了︶
植木IC経由博多・天神 - 熊本線︵かつてのノンストップ便︶
●2011年
●3月12日 - 植木IC経由便の停車地に菊水ICバス停を追加。
●4月1日 - 一部便︵平日の熊本発早朝2便と土・祝祭日前日の福岡発深夜2便︶をこれまでの﹁座席定員制﹂から﹁予約定員制﹂に変更︵それ以外の便は従来どおり︶[4]。
●6月1日 - ダイヤ改正。SNを増便し植木IC経由便・福岡空港発着便を減便。3系統合計で8往復増の108往復︵西鉄57/産交51)となる[3]。
●7月1日 - ダイヤ改正。植木IC経由便の停車地に鹿央・八女ICを追加し、熊本発平日早朝6時始発のスーパーノンストップ便を植木IC経由便に変更[6]。
●2013年4月15日 - SNの熊本側発着場所を熊本駅前まで延長︵他の2系統は従来通り熊本交通センター発着︶。植木IC経由便については鹿央には停車しなくなる︵福岡空港発着便のみ停車︶。また、休日の下り1本を福岡空港発から天神発のSNに変更[1]。
●2014年
●4月4日 - 金・土・日・祝祭日ならびに祝祭日前日のみにおいて、天神24‥20始発の﹁週末深夜便﹂を運行開始︵産交便担当︶。停車箇所は通常の植木IC経由便と同じ。予約定員制。運賃は通常運賃の2倍[注 4][7]。
●12月1日 - ダイヤ改正。SNを5往復増便し、週末深夜便を除く3系統合計で113往復︵西鉄59/産交54︶226便となる。また、SNの停車地に﹁味噌天神﹂・﹁水前寺公園前﹂を追加し、加えて同系統の従来全便熊本駅前始発着から一部は熊本交通センター始発着となる[8]
●2015年
●4月1日 - 産交便でくまモンのIC CARD︵熊本地域振興ICカード︶の取扱いを開始。
●6月28日 - この日︵運行は翌29日未明︶を以って週末深夜便の運行を終了[9]。
●10月1日 - 熊本市桜町一帯再開発事業におけるバスターミナル建て替えに伴い、熊本交通センター乗降場所を変更[10]。
●2016年
●2月1日 - ダイヤ改正により、平日の運行本数をそれぞれ1往復ずつ減便︵福岡発6時台と熊本発10時台のスーパーノンストップ便ならびに福岡発16時台と熊本発20時台の植木IC経由便・各停空港線︶。また、この日から福岡発夜間最終2便の予約がこれまでの土・祝祭日前日のみから﹁毎日予約制﹂となる︵熊本発早朝2便の予約は従来のまま平日のみ︶。
●3月23日 - 産交便でも全国相互利用ICカードの利用が可能となり︵くまモンのICカードへの乗り入れ︶、全便が対応する。
●4月21日 - 4月14日夜ならびに16日未明に発生した熊本地震の影響で九州道植木IC~益城熊本空港IC間が不通になったため運休していたが、この日よりスーパーノンストップ便をベースに特別ダイヤを設定し運行再開。不通区間は一般道に迂回し、西合志、武蔵ヶ丘は停車しない。本数は1日14往復(1時間に1本)の設定。また所要時間が渋滞等により遅れる可能性が高いため乗務員2名で運行。4月23日からは植木IC - 益城熊本空港IC間が高速バスでも通行可能になったため、この区間の一般道迂回は解消。ただし、28日までは西合志・武蔵ヶ丘停留所は通過。29日以降は、植木IC経由や福岡空港発着便も通常より本数は少ないながら運転を再開したものの、熊本ICの熊本市内から高速へ乗り入れるランプが閉鎖中のため、5月2日までの植木IC経由と福岡空港発着便の福岡行き・熊本行きの全便と、5月3日からの福岡行きは引き続き、益城熊本空港IC経由での迂回運行。
●特別ダイヤ期間中のルート(4月21日より4月28日まで)
●博多バスターミナル - 西鉄天神高速バスターミナル - 天神北ランプ - ︵福岡都市高速1号線・2号線︶ - 太宰府IC - ︵九州自動車道︶- ︵21日・22日は植木IC - 益城熊本空港IC間で一般道迂回︶ - 益城インター口 - 自衛隊前 - 熊本県庁前 - 水前寺公園前 - 味噌天神 - 通町筋 - 熊本交通センター - 熊本駅前
●29日以降、スーパーノンストップ便は概ね通常の経路で運行。植木IC経由・福岡空港発着便の福岡行きは益城熊本空港インターへ迂回。そのため、植木IC経由・福岡空港発着便が停車する﹁帯山中学校前﹂・﹁西原﹂・﹁松の本﹂の3停留所からの乗車は出来なかったが︵熊本行においては5月3日よりこれら3停留所での降車は可能︶、5月23日より熊本インターが開通したため、通常経路での運行に戻った。
●10月5日 - 福岡空港国内線ターミナル再開発工事の進捗に伴い、国内線側のバス停を﹁福岡空港国内線﹂︵旧‥福岡空港第三︶に一本化[11]。
●2017年
●4月1日 - ダイヤ改正[12]。特別設定ダイヤで運行していたダイヤを平日200便、土日祝208便に変更。また、福岡地区の西鉄天神高速バスターミナルと博多バスターミナルの順序を入れ替え、西鉄天神高速バスターミナル始発となる。
●5月27日 - 熊本行きについて、千代ランプ経由に変更となる︵福岡行きは半道橋ランプ経由のまま︶[13]。
●9月1日 - 運行時刻はそのままに、産交便と西鉄便の担当時刻を一部入れ替え。また、この日より早朝熊本発福岡空港行︵各停便︶2便の予約が平日のみから﹁毎日予約制﹂に変更。
●2018年4月1日 - 回数券を値上げ︵福岡 - 熊本交通センター間・4枚綴り 6580円→7400円︶、ウェルネット製スマートフォンアプリ﹁バスもり!﹂を利用した﹁スマホ回数券﹂を導入︵福岡 - 熊本交通センター間・4枚綴り 7000円︶[14]
●2019年
●4月1日 - 運賃値上げ︵これまでの通常運賃から200円アップ︶。これに伴い、スーパー回数券︵紙券︶・スマホ回数券・ひのくに号定期券も価格改定。福岡 - 熊本間の往復乗車券はこれまでの熊本交通センターまでの区間と熊本駅前までの区間の2種類から1種類に統合︵どちらかの区間までの利用も価格は同じ︶。
●9月11日 - 熊本市桜町一帯再開発ビル︵名称‥SAKURA MACHI Kumamoto︶完成に伴う同ビル内バスターミナルに乗り入れ開始により、熊本交通センター乗降場所を変更。名称もこれまでの﹁熊本交通センター﹂から﹁熊本桜町バスターミナル﹂に改称[15][16][17]。
●10月1日 - 前日限りで廃止となった熊本 - 名古屋線﹁不知火号﹂の補完ならびに熊本からの利便性低下を防ぐため、この日より本路線と福岡 - 名古屋線﹁どんたく号﹂とを乗り継いで熊本 - 名古屋間が割引価格で利用可能な﹁名古屋熊本連絡きっぷ﹂を発売開始。
●2020年
●3月21日 - 新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響による利用客減少を受け、この日より同年4月24日までの期間においては博多・天神発着便︵スーパーノンストップ系統ならびに植木IC経由︶の平日164便・土日祝日173便のうち各38便を運休︵各停福岡空港線は通常通り︶。その後、翌4月25日 - 5月31日までの期間においては熊本発博多・天神行きの平日32便・土日祝日33便、天神・博多発熊本行きの平日30便・土日祝日31便、熊本発福岡空港行きの平日5便・土日祝日6便、福岡空港発熊本行きの平日7便・土日祝日8便がそれぞれ運休予定とするなど運休期間延長と対象便数を大幅拡大[18][19]。
運行系統・停車停留所
ひのくに号は以下の3系統に分けられる。太字は停車停留所。各系統とも博多バスターミナル - 西鉄天神高速バスターミナル間、および益城インター口・松の本 - 熊本駅前間のみの利用は不可。
福岡行きは、熊本駅前はスーパーノンストップ便のみのりば1から、熊本桜町バスターミナルは各系統とも7番のりばから発車する。熊本行きは、スーパーノンストップ・植木IC経由ともに博多バスターミナルは38番のりばから、西鉄天神高速バスターミナルは3番のりばから発車。また、各停︵福岡空港発着︶便においては、空港行きは国際線ターミナル終着、熊本行きは国内線︵第1・第2・第3︶ターミナル始発国際線ターミナル経由となる。
●スーパーノンストップ - 福岡市内と熊本市内をノンストップで結ぶ路線で、ひのくに号の基幹路線にあたる。平日の熊本行は58本/日、福岡行は54本/日。土曜・日祝は56往復/日︵両方向で同一本数︶。益城熊本空港IC経由。行先表示幕の色はオレンジ︵■/■︶。
●西鉄天神高速バスターミナル - 博多バスターミナル - 千代ランプ/半道橋ランプ - ︵福岡都市高速︶ - 太宰府IC - ︵九州自動車道︶ - 西合志 - 武蔵ヶ丘 - 益城熊本空港IC - 益城インター口 - 自衛隊前 - 熊本県庁前 - 水前寺公園前 - 味噌天神 - 通町筋 - 熊本桜町バスターミナル - 熊本駅前
●熊本行きは千代ランプ、福岡行きは半道橋ランプ経由。
●平日・土日祝日ともに熊本行最終便︵天神23:40発︶に関しては、博多バスターミナルを経由しない。このため、この便のみ福岡都市高速は天神北ランプを通る経路となる。
●植木IC経由 - 福岡市内と熊本市内を主要バス停のみ停車で結ぶ路線。平日の熊本行は30本/日、福岡行は34本/日。土曜・日祝の熊本行は31本/日、福岡行は32本/日。植木IC経由とあるが、熊本市内とのアクセスは熊本ICを経由して行われる︵植木ICは途中停車地︶。行先方向幕の色は緑︵■︶。かつては高速基山 - 植木IC間無停車で﹁ノンストップ﹂の種別が長らく使用されていたが、2009年9月の広川停車開始に伴い﹁ノンストップ﹂の表記をとりやめている。
●西鉄天神高速バスターミナル - 博多バスターミナル - 千代ランプ/半道橋ランプ - ︵福岡都市高速︶ - 太宰府IC - ︵九州自動車道︶ - 筑紫野・二日市温泉入口 - 高速基山 - 広川 - 八女IC - 菊水IC - 植木IC - 西合志 - 武蔵ヶ丘 - 熊本IC - ︵国道57号東バイパス︶ - 松の本 - 西原 - 帯山中学校前 - 熊本県庁前 - 水前寺公園前 - 味噌天神 - 通町筋 - 熊本桜町バスターミナル
●熊本行きは千代ランプ、福岡行きは半道橋ランプ経由。
●各停 - 福岡空港と熊本市内を高速道路上の各バス停に停車しながら結ぶ路線。20往復/日(土曜・日祝の熊本行は21本/日)。熊本IC経由。行先方向幕の色は黄︵■︶。
●福岡空港国内線 - 福岡空港国際線ターミナル - 半道橋ランプ/金の隈ランプ - ︵福岡都市高速︶ - 太宰府IC - ︵九州自動車道︶ - 筑紫野︿二日市温泉入口﹀ - 高速基山 - 宮の陣 - 久留米IC - 広川 - 八女IC - 瀬高 - 山川 - 小原 - 菊水IC - 鹿央 - 植木IC - 西合志 - 武蔵ヶ丘 - 熊本IC - ︵国道57号東バイパス︶ - 松の本 - 西原 - 帯山中学校前 - 熊本県庁前 - 水前寺公園前 - 味噌天神 - 通町筋 - 熊本桜町バスターミナル
●福岡空港発は国内線→国際線→︵半道橋ランプ︶、福岡空港行きは︵金の隈ランプ︶→国内線→国際線の順に停車。
使用車両・車内設備
九州では高速車第1号として導入された九州産交の現行型日野セレガ
(画像は「きりしま号」運用時)
2018年12月17日より「ひのくに号」で運行されている西鉄の新塗装車「HARMONY」
将来的に昼行高速バス用車両全車をこの塗装に変更予定
- ハイデッカー
- 九州産交バス
- 日野・セレガ(ADG-RU1ESAA・PKG-RU1ESAA・QPG-RU1ASCA・QRG-RU1ESCA・QTG-RU1ESCA・LKG-RU1ESBA・QRG-RU1ESCB)
- 三菱ふそう・エアロバス/エアロエース(KL-MS86MP・LKG-MS96V・BKG-MS96JP・2TG-MS06GP)
- いすゞ・ガーラ(KL-LV781R2・QRG-RU1ESCJ)
- 西日本鉄道
- 4列シート
- トイレ
- 座席コンセント(九州産交便は一部車両のみ)
- 毛布(膝掛け)
- フリーwifi
1992年に車両をリニューアルした際には、﹁デラックスひのくに号﹂として車内公衆電話などの設備や飲み物︵お茶・コーヒー︶・おしぼり・マルチステレオ・テレビ放送︵ビデオ映画︶のサービスが実施されていた。しかし、携帯電話の急激な普及により2000年に車内公衆電話が廃止されたのを皮切りに、2001年における運賃大幅値下げ︵熊本 - 福岡間‥片道2,400円/往復4,100円→2,000円/3,600円︶の実施に伴うコスト削減などにより車内サービスは順次廃止された。それにより現在はリニューアル以前の仕様︵トイレ以外の車内設備・サービス無し︶に戻っている。
また、車両の塗装は、運行開始当初から沿革の写真にあるような両社共通の塗装︵通称﹁青十字﹂︶が長年にわたり採用されていたが、1998年頃の導入車両から両社別々の塗装︵両社とも自社高速バス専用共通カラーリング︶を使用するようになり、西鉄においては2010年3月頃までに青十字塗装の車両は全て姿を消した。産交でも経年により徐々に離脱が進み、最後まで残った1台が子会社に移籍した上で﹁あまくさ号﹂︵熊本県熊本市と同県天草市とを結ぶ快速バス︶として2009年頃から長きにわたり使用されていたが、2018年12月、運用中に事故に遭い大破し廃車された事から、現在では青十字塗装の車両は両社共に全廃となり面影も見られなくなっている。ちなみに西鉄におけるかつての青十字塗装の車両は﹁福岡 - 北九州線﹂や﹁久留米 - 北九州線﹂などの高速バスのほか、﹁久留米 - 山鹿間﹂に運行されていた快速バスなどに転用されたものもあったがいずれも廃車となっている。
2018年現在、現行型の日野セレガ︵2005年式・ADG-RU1ESAA ジェイバス製造 ※右上写真︶を九州産交が九州管内でいち早く導入した。後にPKG-から徐々に増車しており、現在は本路線専用車の大半を占める。一時期はADG-から導入した最初の1台を含む計4台(PKG-、3台)が本路線の運用を離れ、鹿児島線﹁きりしま号﹂の4列シート化に伴う転用により同路線において専属運用されていたが、2016年4月に鹿児島側事業者に合わせる形でトイレ無し車両を使用し乗車定員を増やすため新たにヒュンダイ・ユニバースを専属車両として導入した事により、4台とも一旦は本路線の運用に復帰したが、2019年4月からは新設路線の﹁ASOエクスプレス号﹂・﹁さいかい号﹂・﹁りんどう号﹂にそれぞれ再転用された。ちなみにこの4台が従来車両と同じく、ホイールベース間に﹁Kyu San Ko﹂と大きく表記しているがそれ以降の導入車両は将来のラッピング広告による対策の為、現在までにリヤホイール上に小さく表記される様になった。
ASOエクスプレス号
2019年4月1日より、福岡市と阿蘇市とを結ぶ路線として運行開始した。これまで両市間には直接的交通手段がなく、鉄道・バスいずれも乗り換えを必要とするなど不便を強いられていた。さらに、2016年4月に発生した熊本地震によりJR豊肥本線の肥後大津 - 阿蘇間が不通となり、2020年5月現在も復旧しておらず、福岡方面からの観光客は阿蘇方面へ向かうバス︵やまびこ号または九州横断バス︶に乗り換え、または自家用車かレンタカーを利用するしかないなどの阿蘇エリアへのアクセスが一層不便な状況にある事、ならびに、近年の増加するインバウンド需要により阿蘇地域へのより観光活性化を目的とする事など、これらの状況を踏まえ阿蘇市が関係機関等に長らく要望していた事により、実現に至った。
1日3往復の運行で、九州産交バスと西日本鉄道が運行を担当し、阿蘇側の運行支援業務︵予約発券・発着案内・乗務員休憩など︶は産交バス阿蘇営業所がおこなう。なお、九州産交バスの車両は福岡発だとひのくに号、阿蘇発は﹁熊本 - 阿蘇線﹂において送り込みをおこなっている。
2019年12月1日 - 2020年2月29日の冬期期間は1日1往復2便のみの運行に減便とし、西日本鉄道1社のみの運行となり、この期間は九州産交バスは運行に関与していない。また、翌3月1日からは九州産交バスも運行に復帰し、1日2往復4便の運行となったが、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響による利用客減少を受け、同年4月1日から7月17日までの期間においては全便運休していた。
2020年10月12日を以って運行終了予定[20]。
運行会社
- 九州産交バス(担当:本社熊本営業部高速バス営業所)
西鉄バス担当便西日本鉄道(担当:福岡高速自動車営業所【表記=○高】)
運行経路・停車停留所
太字は停車停留所。クローズド・ドアにより福岡県・佐賀県内間(西鉄天神高速バスターミナル - 高速基山)ならびに熊本県内間(アーデンホテル阿蘇 - 内牧温泉)のみの利用は不可。
- 西鉄天神高速バスターミナル - 博多バスターミナル - 福岡空港国際線ターミナル - 半道橋ランプ - (福岡都市高速) - 太宰府IC - (九州自動車道) - 高速基山 - 熊本IC - (国道57号・県道339号(ミルクロード)・国道57号) - アーデンホテル阿蘇 - カドリー・ドミニオン前 - 阿蘇駅前 - 阿蘇プラザホテル - 内牧温泉(はな阿蘇美)
- 阿蘇行きは西鉄天神高速バスターミナルは3番のりばから、博多バスターミナルは38番のりばから発車する。
- 北熊本SAにおいて15分間の途中休憩をおこなう。
車両・車内設備
- ハイデッカー
- 4列シート
- トイレ
- 座席コンセント(西鉄便のみ)
- 毛布(膝掛け)
利用可能な乗車券類
座席指定制により乗車前に予約が必要な上、予め乗車券を購入する必要がある︵空席があれば予約なしで現金でも乗車できるが、満席時は乗車をお断りされる場合がある︶。
このほか、ひのくに号と同様、SUNQパスが北部九州+下関版と全九州+下関版のみ︵南部九州版は不可︶、﹁nimoca﹂ほか全国10社交通系ICカードが利用可能︵産交便のみ﹁くまモンのIC CARD﹂も使える︶。高速基山乗り継ぎ割引も適用される。これらの乗車券を使用する際はいずれも事前予約を行った上で、予約後窓口にて乗車便座席指定券を発行してもらうか、乗車前に乗務員に氏名を告げて乗車できる。
関連項目
脚注
注記
- ^ 逆方向の渋滞によって折り返し便に遅れが生じることもある
- ^ 上記箇所で発売される片道乗車券および往復乗車券の往路券は乗車券自体が乗車便を指定するため不要であった
- ^ かつては運行開始当初から1995年頃までは博多営業所と八女営業所が共同で担当していたが、のちに福岡発着の九州島内路線は全て福岡高速自動車営業所に統一され、2001年1月より西鉄高速バスに管理委託されていたが、2019年4月1日をもって西鉄高速バスは西鉄本体に吸収合併され解散・消滅した事に伴い、同社による管理委託は解消された。
- ^ 定期券・回数券・往復乗車券・その他各種割引乗車券で乗車する場合は、これらの券以外に利用した区間の通常運賃も別途必要(SUNQパス(北部九州版・全九州版)利用の場合は追加料金不要)。
出典
外部リンク