「アレクサンドロフスク・サハリンスキー」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
216行目: | 216行目: | ||
内陸部への交通は、車かバスによる。 |
内陸部への交通は、車かバスによる。 |
||
最寄りの鉄道駅は[[ティモフスク]] |
最寄りの鉄道駅は[[ティモフスク駅]]で、アレクサンドロフ・サハリンスキー市街から東へ、[[西樺太山脈]]の北部を越える国道があり、バスの便で結ばれている。所要時間は、車で1時間30分、バスで2時間程度。
|
||
==名所旧跡等== |
==名所旧跡等== |
2019年5月16日 (木) 22:52時点における版
座標: 北緯50度53分49秒 東経142度09分46秒 / 北緯50.89697度 東経142.162743度
アレクサンドロフスク・サハリンスキー Алекса́ндровск-Сахали́нский | |
---|---|
国 |
![]() |
州 |
![]() |
人口 (2016年) | |
• 合計 | 9,617人 |
等時帯 | UTC+11 (MSK+8) |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f0/Aleksandrovsk.png)
アレクサンドロフスク・サハリンスキー︵ロシア語‥Алекса́ндровск-Сахали́нский︶は、北樺太︵北サハリン︶西海岸に位置する都市。ロシア連邦サハリン州に属する。
概要
間宮海峡に面し、北樺太︵北サハリン︶西海岸の代表的な都市である。州都ユジノサハリンスクから約560km離れた位置にある。 ボリシャヤ・アレクサンドロフカ川が市内を緩やかに蛇行しており、川沿いの丘の上に市街地が開けている。現在の主産業は林業。ほかに、農業、漁業、縫製業がある。港は、遠浅のために大型船舶は接岸できず、艀に頼っている。鉄道が通じていないので、内陸部への交通は道路によっている。1968年には21,000人居た人口は、2016年には9,617人となっている。 気象通報の補助通報地点でもある。気候
アレクサンドロフスク・サハリンスキーの気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 8.3 (46.9) |
6.1 (43) |
11.4 (52.5) |
20.9 (69.6) |
28.1 (82.6) |
29.4 (84.9) |
32.0 (89.6) |
34.5 (94.1) |
28.6 (83.5) |
21.2 (70.2) |
13.8 (56.8) |
6.1 (43) |
34.5 (94.1) |
平均最高気温 °C (°F) | −13 (9) |
−10.3 (13.5) |
−4 (25) |
4.0 (39.2) |
10.3 (50.5) |
15.7 (60.3) |
19.6 (67.3) |
20.5 (68.9) |
16.4 (61.5) |
8.6 (47.5) |
−1.4 (29.5) |
−9.4 (15.1) |
4.9 (40.8) |
日平均気温 °C (°F) | −17.7 (0.1) |
−15.3 (4.5) |
−8.8 (16.2) |
−0.1 (31.8) |
5.7 (42.3) |
11.2 (52.2) |
15.5 (59.9) |
16.5 (61.7) |
12.2 (54) |
4.7 (40.5) |
−4.8 (23.4) |
−13.1 (8.4) |
0.6 (33.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −22.2 (−8) |
−20.2 (−4.4) |
−13.8 (7.2) |
−4 (25) |
1.6 (34.9) |
6.8 (44.2) |
11.4 (52.5) |
12.6 (54.7) |
8.2 (46.8) |
1.0 (33.8) |
−8.3 (17.1) |
−17.1 (1.2) |
−3.6 (25.5) |
最低気温記録 °C (°F) | −41 (−42) |
−37.3 (−35.1) |
−34.2 (−29.6) |
−25.9 (−14.6) |
−8.9 (16) |
0.0 (32) |
0.5 (32.9) |
1.5 (34.7) |
−2.5 (27.5) |
−15 (5) |
−26 (−15) |
−36.9 (−34.4) |
−41 (−42) |
降水量 mm (inch) | 33.4 (1.315) |
26.2 (1.031) |
25.0 (0.984) |
32.1 (1.264) |
48.6 (1.913) |
39.5 (1.555) |
58.4 (2.299) |
82.4 (3.244) |
95.1 (3.744) |
87.2 (3.433) |
53.7 (2.114) |
55.4 (2.181) |
636.7 (25.067) |
降雪量 cm (inch) | 26.3 (10.35) |
34.7 (13.66) |
40.2 (15.83) |
18.6 (7.32) |
1.8 (0.71) |
0.0 (0) |
0.0 (0) |
0.0 (0) |
0.0 (0) |
5.1 (2.01) |
9.1 (3.58) |
14.5 (5.71) |
150.3 (59.17) |
平均月間日照時間 | 84 | 122 | 175 | 178 | 196 | 223 | 207 | 189 | 168 | 126 | 63 | 48 | 1,779 |
出典1:Global Bioclimatics | |||||||||||||
出典2:Poronaysk, Russia (sunshine hours) |
歴史
1881年、流刑地として開設され、その後、サハリン行政の中心となり、発展を遂げた。1890年、文豪アントン・チェーホフは、この地に3ヶ月滞在、流刑囚の実情を調査し、のちに﹃サハリン島﹄を著した。1946年までは、ロシア領サハリン・ソ連領北サハリンの中心都市であった[1]。
樺太・千島交換条約︵1875年︶以前の日本名は、アイヌ語由来の落石(おっちし)であった。ニヴフ名はイドイーである。南樺太が日本領であった時代には亜港(あこう)と呼ばれていたことがある[1]。シベリア出兵の際、数年間、日本が占領していた。
交通
内陸部への交通は、車かバスによる。 最寄りの鉄道駅はティモフスク駅で、アレクサンドロフ・サハリンスキー市街から東へ、西樺太山脈の北部を越える国道があり、バスの便で結ばれている。所要時間は、車で1時間30分、バスで2時間程度。名所旧跡等
歴史・文学博物館 “チェーホフとサハリン” ﹁歴史・文学博物館 “チェーホフとサハリン”﹂︵ Историко-Литературный Музей “А.П.Чехов и Сахалин”︶は、アントン・チェーホフ生誕100周年を記念し、1990年9月に開館した[2]。木造平屋建ての建物は、元流刑囚・ランズベルクの住居兼店舗を改修したもので、チェーホフが実際に訪れたことがある。 館内には、チェーホフの調査の成果である﹃サハリン島﹄の初版、滞在中に親類に打った自筆の電報︵古い郵便局を解体中に偶然発見された︶、旅行中に使用したスプーン、ティーカップ、バッグなど身の回り品、囚人たちが炭鉱内で作業する様子を描いた絵画などを展示、チェーホフの業績や流刑囚の実態を紹介している。日本関連では、コルサコフ︵大泊︶でチェーホフと日本の領事館員が酒を酌み交わす写真がある。 休館は土日曜︵原則︶。カメラ撮影の場合、入館料のほか撮影料が必要。 三人兄弟の岩脚注
参考文献
●地球の歩き方編集室編 ﹃シベリア&シベリア鉄道とサハリン 2007~2008年版﹄︵地球の歩き方A32︶、ダイヤモンド社、2006年、p.129 ●徳田耕一 ﹃サハリン-鉄路1000キロを行く-﹄︵JTBキャンブックス︶、JTB、1995年、pp.44-47. ●徳田耕一 ﹃サハリン・カムチャツカ﹄︵ワールドガイド ヨーロッパ19︶、JTBパブリッシング、2007年、pp.44-45. ●北海道新聞社編 ﹃北海道新聞総力ガイド ロシア極東1サハリン﹄ 北海道新聞社、2001年、pp.152-155. ※簡単な市街地図が掲載されている︵p.153︶。外部リンク
●アレクサンドロフスク・サハリンスキー市公式サイト︵ロシア語︶ ●http://aleksandrovsk.sakh.com/![]() |
サハリン州の市町 | ![]() |
州都: ユジノ=サハリンスク アニワ |
アレクサンドロフスク=サハリンスキー |
ウグレゴルスク |
オハ |
クリリスク |
ブレヴェスニク |
ゴリャチエ・クリュチ |
コルサコフ |
シャフチョルスク |
スタロドゥプスコエ |
スミルヌイフ |
セベロ=クリリスク |
ティモフスコエ |
トマリ |
ドリンスク |
|