「アンナさんのおまめ」の版間の差分
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=== あらすじ === |
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桃山リリは、女優志望のフリーター。深海魚系サカナ顔女だが、本人は美人だと思い込んでる、こまった女。その彼女が、親友・西園寺アンナの恋人・坂上恭太郎を一目見て、自分に一目ぼれしたと勘違い。恭太郎に対しては、彼の求愛︵?︶に逆らえないとおもい、アンナに対しては、親友の恋人を奪ったとおもうリリ。恭太郎を自慢の彼氏とおもいながらも、いざとなるとリリとの絆を優先させるアンナ。アンナと一緒にすごしたいと願い、邪魔者のリリを遠ざけたいと願う一方で、リリの言動にほだされ情けをかけてしまう恭太郎。恋と友情のはざまで揺れる三人の関係が始まる。
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桃山リリは自分が美人だと思い込んでいる勘違い女。実際はブスでサカナみたいな顔だと周囲に思われており、陰のあだ名も'''サカナ'''なのだが当人は露知らず。 |
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そんなある日、親友・西園寺アンナの恋人・坂上恭太郎と出会い、彼が自分に一目惚れしていると勘違い。何とか恭太郎はリリの勘違いを正そうとするのだがことごとく空回りし、挙げ句にことあるごとにリリの妨害︵リリにそのつもりはなし︶のせいでアンナとなかなか二人っきりになれず、悶々とした日々を送ることになる。
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=== 登場人物 === |
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2008年9月13日 (土) 18:05時点における版
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﹃アンナさんのおまめ﹄は、鈴木由美子の漫画。並びに本作を原作とするテレビドラマである。
原作
講談社﹁Kiss﹂2003年21号から200x年xx号にかけて連載された。コミックスはKCKissより全6巻。あらすじ
桃山リリは、女優志望のフリーター。深海魚系サカナ顔女だが、本人は美人だと思い込んでる、こまった女。その彼女が、親友・西園寺アンナの恋人・坂上恭太郎を一目見て、自分に一目ぼれしたと勘違い。恭太郎に対しては、彼の求愛︵?︶に逆らえないとおもい、アンナに対しては、親友の恋人を奪ったとおもうリリ。恭太郎を自慢の彼氏とおもいながらも、いざとなるとリリとの絆を優先させるアンナ。アンナと一緒にすごしたいと願い、邪魔者のリリを遠ざけたいと願う一方で、リリの言動にほだされ情けをかけてしまう恭太郎。恋と友情のはざまで揺れる三人の関係が始まる。登場人物
主な登場人物
桃山リリ 主人公。19歳。女優志望のフリーター。ナイスバディだが、正真正銘の深海魚系サカナ顔[1]。本人は美人だと信じており、親友・西園寺アンナの恋人・坂上恭太郎が自分に気があると思い込んでいる。人並み外れた唯我独尊ぶりを発揮して周囲を混乱させるが、心優しい一面も併せ持つ。 西園寺アンナ リリの親友。大学生。だれもが認める美人[2]。リリと同居しており、家事などはほとんど彼女が行っている。人間関係では何よりもリリのことを大切にしており、恋人の恭太郎ですらその領域へ踏み込むことは許されない。 坂上恭太郎 アンナの恋人で、大学の先輩。出版社勤務。リリのターゲットとなってしまった悲劇の人。アンナとの交際を何かとリリに妨害され、いつも苦い思いをしている。しかしアンナの手前、次第にリリのお父さんに似た感情を持つように…。ゲストキャラ
間 原作第1巻第4話に登場。恭太郎の学生時代からの友達。学生時代のあだ名はホスト[3]。アンナと恭太郎2人で奥多摩に行く予定が、リリにばれてしまったため、リリを受け持つ係として恭太郎が急遽連れ出す。言葉巧みにリリを持ち上げ、リリを半ば本気にさせる。 森永 原作第2巻第1話に登場。リリとアンナの高校の同級生。卒業式にアンナに告白し、アンナも彼に気があったものの行き違いからお互いの恋は成就せず。それから数年後、里帰りしたリリとアンナの前に現れ、再びアンナに想いを伝える[4]。 桃山家/パパ、ママ、ナナ︵4歳上の姉︶、ララ︵2歳上の姉︶ 原作第2巻第1話より登場。リリの家族。全員美形。リリだけが︵パパ曰く︶容姿の不具合を持っており、ブス故のひねくれた性格にならないようにと家族一丸となってリリを蝶よ花よと育てる。それがリリの勘違いっぷりを形成する要因となった[5][6]。 歯科医 原作第2巻第3話に登場。リリがアルバイトしていたクリニックの医師。家庭がありながらリリと不倫関係を持とうと企む[7]。 月灯︵つきあかり︶ほのか 原作第2巻第4話より登場。アンナの大学の友達。密かに恭太郎を想っていた。﹁ブスは控え目であるべきだ﹂との哲学を持っており、同じブスのリリが堂々としているのが許せない。しかしその後、"恋のらんちき騒ぎ"というTV番組[8]でブスキャラとしてブレイクする[9]。 漁火︵いさりび︶光 原作第2巻第6話より登場。会社員。合コンでほのかと知り合い、付き合うことになった。顔はほのかとそっくりで、超真面目人間。ほのかを"ほのリン"と呼ぶ[10][11]。 小久津王子 原作第4巻第2話より登場。リリがアルバイトしていたファミレスの新人高校生。誰もが認める男前で、リリが一目惚れする。一方で彼はアンナに一目惚れするが、恭太郎を想うリリの純真さを目の当たりにし、次第にリリに惹かれていく[12]。 坂上リナ 原作第5巻第1話より登場。恭太郎が飼っているマルチーズ。リリに顔がそっくり。恭太郎に溺愛されている[13]。 宝部サヤカ 原作第5巻第3話より登場。19歳。リリとアンナの部屋の隣に引っ越してきた10人中8人が認める美人。自尊心が高く、自らをサーヤと呼び、自分より美人なアンナが許せない。何とかアンナを怒らせようと、リリとアンナの間を引き裂こうと画策する[14]。 磯田 原作第6巻第3話に登場。アンナのバイト先の上司。リリに勝るとも劣らぬサカナ顔だが[15]、本人は気にしていない様子[16]。誰に対しても物腰が低く、次第にアンナが惹かれていく[17]。テレビドラマ版
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ドラマ |
2006年10月13日から12月15日までテレビ朝日系︵金曜ナイトドラマ︶で放映。全10話。
あらすじ
桃山リリは、美人でいつも男性にモテモテ…と勘違いしている、ある意味で前向きな女性。その彼女が、親友・西園寺アンナの恋人・坂上恭太郎を自分に一目惚れしたと勘違い。持ち前のゴーイング・マイ・ウェイな性分で、周囲を巻き込む大騒動を起こす。登場人物・キャスト
主な登場人物
桃山リリ︵ベッキー︶ 主人公。23歳。フリーター。周囲の人々を巻き込み翻弄させる恋する乙女。恋する乙女といえば聞こえはいいが、“全ては自分のために回っている”と思い込んでいるチョー勘違い、チョーぶっとび娘。毎回、人並み外れた勘違いぶりを発揮しては当事者たちを困惑させる。特に、恭太郎の行動や態度を、自分に向けられた恋のアタックと勘違い。自らの恋愛妄想に心ときめかす︵恭太郎にとってはいい迷惑である︶。このようにチョー迷惑この上ない女だが、とことん陽気な性格と邪気のなさが救いである。マンションの一室でアンナと共同生活をしている。 西園寺アンナ︵杏さゆり︶ リリの親友。才色兼備の大和撫子。23歳。会社員︵時計メーカー勤務︶。リリの暴走ぶりにあきれる事もあるが、唯一無二の親友と信じて疑わない。恭太郎がリリに邪険な態度を取ろうものなら、烈火のごとく怒る。リリと同居しており、家事全般を1人でこなしている。 坂上恭太郎︵柏原収史︶ リリの友人・西園寺アンナの恋人にしてリリの格好の標的︵?︶にされる男。出版社勤務︵雄談社 月刊小説ソラリス分室所属︶。恭太郎本人はリリを袖にしてアンナ一筋に走りたいのだが、彼女を唯一無二の友と思うアンナの ﹁リリを大切にして﹂の言葉に逆らえず、リリの世話を焼くはめに。ところが、これがことごとく裏目に出て、リリのハートを熱くする。 神野亜紀︵じんの・あき︶︵滝沢沙織︶ 恭太郎の上司の女性編集者︵ソラリス分室編集長︶。リリに手を焼く恭太郎のためにあれこれと面倒をみる。上司と部下の建前を崩すことはないが、どうやら恭太郎に気があるようでそれとなくモーションをかけてみるが、いつも冷たくあしらわれる。仕事には厳しい猛女。 間三平︵はざま・さんぺい︶︵徳井義実︵チュートリアル︶︶ 恭太郎の同僚で親友。よき相談相手。時には、気合注入をこめて、頭突きを食らわせる。また、主な登場人物のなかでリリの恋愛妄想の被害に遭う最初の男でもある。 鶴岡正人︵渡邉絋平︶ 恭太郎の後輩の編集部員。赤シャツに黒のスーツを着用。リリとの関わりを極度に嫌い、厄難を招く恭太郎に強烈ないやみを浴びせることもたびたび。ほんのわずかだが、リリのお相手をさせられたこともある。同僚の亀田と行動を共にすることが多い。 亀田勇︵大東俊介︶ 恭太郎の後輩の編集部員。青シャツに黒のスーツを着用。鶴岡同様、リリとの関わりを極度に嫌う。同僚の鶴岡と行動を共にすることが多い。なぜかお手製のネームプレートをつけている︵﹁新人の亀田勇です。がんばります!!﹂と書かれている︶。 桃山光︵ひかる︶︵池田努︶ リリの兄。かわいい妹が気がかりで、リリ及び恭太郎の身辺を絶えずマークしている。第1話から第3話まで、龍一郎と共に恭太郎とリリの尾行および偵察を行っていた。リリパパ同様、恭太郎をリリのフィアンセと信じている。 桃山美麗︵みれい︶︵高橋ひとみ︶ リリのママ。夫の龍一郎同様にリビングらしき部屋に自分の写真を飾っている。 桃山龍一郎︵草刈正雄︶ リリのパパ。桃山家当主。リリを自慢の娘として溺愛してやまない︵はた目には気持ち悪いくらい︶。また、恭太郎をリリの婿になる人物と信じて疑わない(そのため、恭太郎がリリと結婚しないつもりだと知って精神病になった事も)。第1話から第3話まで、光と共に恭太郎とリリの尾行および偵察を行っていた。リビングらしき部屋には自分の若かりし頃の巨大な写真を飾っている。ゲストキャラ
月灯︵つきあかり︶ほのか︵第4話︶︵木内晶子︶ 第4話に登場。リリとは対照的な超落胆女。少しでも否定的なことをいわれるとたちまちヘコみ、自殺を図ろうとする。一ヶ月前、おとした眼鏡を恭太郎に ひろってもらい優しい言葉をかけてもらったのがきっかけで恭太郎に恋心を抱く。そして、恋人︵と思い込んでいる︶のリリに異様なまでの敵愾心を燃やす。しかし、リリのあまりのポジティブな勘違いぶりに逆に感銘を受け弟子入り、リリに男を魅了する手ほどきを受け、ついに﹁着ぐるみ美人﹂の座を射止める。 坂上はるみ︵第5話︶︵山下容莉枝︶ 第5話に登場。恭太郎の母。床茂︵とこも︶村在住。清楚な女性で、かつては﹁床茂小町﹂と謳われたほどの美人。美声の持ち主でもあり、村一番のイベント﹁きのこ祭り﹂のカラオケ大会三連覇を目指す。しかし、リリに連覇を阻まれたうえ、余計なことを口にして取り返しのつかぬ事態を招く。 坂上次郎︵第5話︶︵仲本工事︶ 第5話に登場。恭太郎の父。床茂村在住。実直な性格。しかし、なぜかリリから息子の嫁︵?︶に手を出す好色男と勘違いされる︵恭パパッピにとってはいい迷惑である︶。 大河原権造︵第6話︶︵萩原流行︶ 第6話に登場。恋愛小説の大家、文壇の重鎮と言われる大作家。ふんぞりかえって威張るタイプで、執筆承諾を得るため平身低頭の恭太郎に高圧的な態度で接する。ところが、リリに恭太郎をいじめる極悪人呼ばわりされ、手ひどい仕打ちを受ける。このため、執筆の話はいったん白紙に戻る。しかし二度目の接待の席上、歯に衣着せぬ恭太郎の物言い︵本当は、恭太郎の体に入れ替わったリリが思うままを言っただけだが︶にいたく感銘、執筆を快諾する。実は出会った瞬間から恭太郎にほの字であった。 火車︵ひぐるま︶ワタル︵第6話︶︵長谷川朝晴︶ 第6話に登場。火車財閥の御曹司で、リリの見合い相手。爽やかな容姿の一見、育ちのよさげなボンボン。しかしこの男、異常性愛の持ち主で、リリの体に入れ替わった恭太郎にせまる。 宝部さやか︵第8話︶︵松下萌子︶ 第8話に登場。通称・サーヤ︵とリリが勝手に命名︶。ご指名ナンバーワンの売れっ子キャバクラ嬢。ところが、新参者のリリにすぐさまお株を奪われ、たちまち面目丸潰れ。いやがらせをして困らせようとするが一向に動じないリリに業を煮やし、恋人︵?︶の恭太郎の身柄をさらい、リリを窮地に追い込む画策を立てる。 神崎岩雄︵第8話︶︵神保悟志︶ 第8話に登場。暴力団・神崎組組長。サーヤの愛人。︵実は、サーヤの勤めるキャバクラは、この神崎組がバックに控えている︶ サーヤから、自分を寝取った男だと焚きつけられ、恭太郎に刃︵やいば︶を向ける。 小久津王子︵おくつ・おうじ︶︵第9話、最終話︶︵桐島優介︶ 第9話、最終話に登場。爽やか系のナイス・ガイ。画家志望。リリに見初められ、最初は戸惑うが、リリの恭太郎への想いを通して純愛を貫くひたむきさに心打たれる。そして、リリをないがしろにする恭太郎にかわり婚約宣言をする。スタッフ
●脚本‥高山直也︵#1、#3、#4、#6、#7、#9、#10︶、深沢正樹︵#2︶、福島治子︵#5、#8︶ ●音楽‥梅堀淳 ●技術プロデュース‥石井勝浩 ●撮影‥船橋正成 ●照明‥鵜飼隆一郎 ●音声‥吉田登 ●VE‥山根晋 ●サウンドデザイン:石井和之 ●音響効果‥竹嶋あゆみ ●編集‥河村信二 ●ライン編集‥杉山英希 ●MA‥蜂谷博 ●技術デスク‥長谷川美和 ●美術プロデューサー‥森川一雄 ●美術‥山崎輝 ●美術進行‥鈴木隆之 ●装飾:藤田博史 ●小道具‥小林鉄郎 ●持道具‥細谷恵子 ●衣裳‥高橋英治 ●スタイリスト‥末高陽子 ●メイク‥柏木未穂 ●ベッキー担当メイク‥梶谷奈津子 ●ベッキー担当ネイリスト‥原田文乃 ●音楽協力‥テレビ朝日ミュージック ●宣伝:中村雪浩、中嶋哲也 ●編成‥島川博篤、中川雄介 ●営業‥小林理 ●ホームページ‥小笠原克敏、中村裕一、rhythmfactory ●CG‥山本貴歳、戸枝誠憲 ●スチル‥副田宏明 ●スケジュール‥鴨川哲郎 ●制作担当‥木村義明 ●制作主任‥田澤俊彦、佐藤大樹 ●チーフプロデューサー‥桑田潔︵テレビ朝日︶ ●プロデューサー‥三輪祐見子︵テレビ朝日︶ ●協力プロデューサー‥浦井孝行︵国際放映︶、櫻井美恵子︵国際放映︶ ●ナレーター:本田博太郎 ●演出‥常廣丈太︵#1、#2、#6、#9、#10︶、加門幾生︵#3、#4、#7︶、近藤俊明︵#5︶、浅見真史︵#8︶ ●制作協力‥ティーズ ●製作著作‥/tv asahi主題歌
●﹁VERY LOVE -0.5℃﹂MAO/dスポンサー
●NTT DoCoMo関西放映リスト
各話 | 放送日 | サブタイトル | 視聴率 |
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第1話 | 2006/10/13 | 史上最大の勘違い女!男は皆私に夢中 | 8.1% |
第2話 | 2006/10/20 | 史上最大の勘違い…親友の彼は私に夢中 | 7.1% |
第3話 | 2006/10/27 | 最強の勘違い家族!まさかのプロポーズ | 7.3% |
第4話 | 2006/11/3 | 恋愛教祖と勘違い!?こうすればモテる! | 5.9% |
第5話 | 2006/11/10 | 息子の嫁と勘違い!恐怖の嫁姑戦争勃発 | 8.1% |
第6話 | 2006/11/17 | 大作家激怒!入れ替わった二人が大暴走 | 6.4% |
第7話 | 2006/11/24 | まさかの緊急入院!重体のリリが聖母に | 6.3% |
第8話 | 2006/12/1 | まさかのキャバクラNo.1!!女の戦い勃発 | 7.6% |
第9話 | 2006/12/8 | 王子様登場!勘違いじゃないプロポーズ | 7.1% |
最終話 | 2006/12/15 | 最後の勘違い!宇宙一幸せな花嫁!? | 7.9% |
平均視聴率 7.19%︵数字はビデオリサーチ関東地区︶
遅れネット局
●宮崎放送大要におけるドラマと原作の違い
桃山家の家族構成 ドラマの桃山家は、龍一郎、美麗、光、リリの4人家族である。一方、原作の桃山家は、リリパパ、リリママ、リリと上に2人の姉がいる。[18]。原作のリリに兄はいない。 桃山家の社会的地位 ドラマの桃山家は桃山財閥を有し、﹁政財界に大きな影響力を持っている﹂資産家である︵ドラマ第3話︶。一方、原作の桃山家は金持ちか否かは不明である。桃山邸の規模もドラマと原作では違う。前者においては、﹁この壁の向こうぜーんぶが桃山さんのお宅なんだって﹂と通りすがりの女に言われた恭太郎が驚嘆の声をあげたほど広く、巨大な噴水と緑に囲まれた敷地に白亜の建物を構える。また、家の前には﹁桃山﹂の文字と家紋︵五角形の中に果物の桃をあしらった図柄︶の入った表札を掲げている︵ドラマ第3話︶。後者においては、広大な敷地と呼べるものは存在せず、家屋のほうも二階建て三角屋根の一戸建て住宅で、とりたてて大きいものではない。庭も噴水もなく、家紋も存在しない。[19] リリの顔立ち ドラマのリリはコミック誌のマスコット人形似の顔立ちである︵毛むくじゃらで二頭身の青い人形。鼻がなく、両目とくちびるが中央に寄っている︶。恭太郎曰く﹁漫画キャラ公の怪物女﹂︵ドラマ第1話︶。なお、第1話以後、この人形はリリを象徴する存在としてドラマにたびたび登場する。一方、原作のリリは通称・サカナ︵もっぱら恭太郎がそう呼んでいる︶と言われるように、魚に似た顔立ちである。両目の間隔が広く、顔の輪郭の外側に拡がり、鼻は低く、鼻孔は大きく、口が大きい︵月灯ほのかには河童似だと言われている︶。[20] 職場における恭太郎の仲間 ドラマでは、職場における恭太郎の仲間は、編集長の亜紀︵リリに悩む恭太郎にアドヴァイスを授ける︶、同僚の三平︵友人︶、後輩の鶴岡・亀田︵やや日和見的︶がいる。一方、原作では、亜紀、鶴岡・亀田は登場しないし、職場における恭太郎の仲間︵上司、同僚、後輩︶に誰がいるかははっきりしていない。 ドラマの間三平、原作の間 ドラマの間三平は、レギュラーとして第1話から最終話にわたり登場し、悩める恭太郎をなぐさめ、はげます存在である。ドラマの彼は﹁間三平﹂というフル・ネームがあり、恭太郎は彼を﹁三平﹂と呼ぶ。一方、原作の間︵はざま︶はイレギュラーであり、原作第1巻にしか登場しない人物である。下の名は不明で、恭太郎やリリからは﹁間﹂、﹁間ッチ﹂と呼ばれている。[21]テレビ放映版とDVD版における改変箇所
使用曲の差し替え ●山田タマル﹁My Brand New Eden﹂︵Instrumental︶のイントロが別の曲に差し替え ドラマ第1話。リリが初対面の恭太郎に自己紹介するシーンで使用︵この時、自分がエビちゃんこと蛯原友里似だとアピールしている︶。 ●ペレス・プラード楽団﹁Taboo﹂が別の曲に差し替え ドラマ第5話。夕飯時にリリのひざをなでまわし、色目を使う次郎のシーンで使用︵あくまで、リリの妄想の中での話である︶。 ドラマ第9話。王子の部屋にて。王子に絵のモデルになってくれと頼まれたリリがヌード・モデルと勘違い、あたふたと服を脱ぎはじめるシーンで使用。 ●﹁チキ・チキ・バン・バン﹂︵ミュージカル映画﹃チキ・チキ・バン・バン﹄主題曲︶が別の曲に差し替え ドラマ第5話ラスト。恭太郎の母・はるみがリリをふびんにおもい、お愛想で二世帯住宅の構想を語るシーンで使用。 ●チャイコフスキー作曲﹁アンダンテ・カンタービレ﹂が別の曲に差し替え ドラマ第6話。互いに心と体の入れ替わったリリと恭太郎が元に戻るべく石段に立つシーンで使用︵石段から転げ落ちれば元に戻れるとふんだリリ︵心は恭太郎︶が恭太郎︵心はリリ︶に協力を願い出る︶。 ●リリの携帯電話の着信音が﹁ラムのラブソング﹂から﹁ウエストミンスターの鐘﹂に差し替え ドラマ第6話。二度目の接待で大河原を激怒させた恭太郎︵心はリリ︶の態度をとがめるリリ︵心は恭太郎︶に携帯から龍一郎の連絡が入るシーンで使用。関連商品
漫画
●鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄︵全6巻︶講談社CD
●MAO/d﹃VERY LOVE-0.5℃﹄2006年11月22日発売DVD
●﹃アンナさんのおまめ﹄DVD-BOX 2007年4月4日発売脚注
(一)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第1巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、14頁。 (二)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第1巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、36頁その他。 (三)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第1巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、112頁。 (四)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、8-32頁。 (五)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、28-32頁、37頁-59頁。 (六)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第4巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2004年、150-176頁。 (七)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、74頁-91頁。 (八)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、158頁。 (九)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、99頁-125頁、131-153頁、156-182頁。 (十)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、167頁。 (11)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、163頁-182頁。 (12)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第4巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2004年、39-61頁、64-90頁、92-118頁。 (13)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第5巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2004年、31-32頁、37-64頁、150-176頁。 (14)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第5巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、66-92頁、94-119頁、122-148頁。 (15)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第6巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2005年、76頁。 (16)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第6巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2005年、78頁。 (17)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第6巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2005年、66-89頁、97-121頁。 (18)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、28-31頁、37頁。 (19)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、46-47頁。 (20)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第2巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、101頁。 (21)^ 鈴木由美子﹃アンナさんのおまめ﹄第1巻、講談社<講談社コミックスKiss>、2003年、111-131頁。関連項目
●日本のテレビドラマ一覧外部リンク
●ドラマ版公式サイトテレビ朝日系 金曜ナイトドラマ | ||
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黒い太陽 |
アンナさんのおまめ |
特命係長・只野仁 |