ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
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ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ︵仏: Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges, 1799年11月7日 - 1875年12月23日︶は、フランスの劇作家、オペラ、バレエの台本作家である。
オペラ﹃美しきパースの娘﹄、バレエ﹃ジゼル﹄の台本などで、今日でも名を知られている。
プロフィール
サン=ジョルジュは1799年にパリで生まれた。 サン=ジョルジュは、1823年に最初の作品﹃Saint-Louis ou les deux dîners﹄を執筆した。彼はウジェーヌ・スクリーブやテオフィル・ゴーティエなどとの共同執筆も含めて70本以上の作品を残している。 サン=ジョルジュは1829年にオペラ=コミック座の管理者となったが、その後も旺盛な執筆活動を続けた。彼の書いたオペラ台本の殆どはオペラ・コミックの形式を取っていたが、アレヴィの﹃キプロスの女王︵en:La reine de Chypre︶﹄︵1841年︶は、グランド・オペラ形式だった。 バレエ、オペラ、ヴォードヴィル、さらには小説などのさまざまな作品を残したサン=ジョルジュは、1875年にパリで死去した。主な作品
オペラ
●閃光︵1835年、ジャック・アレヴィ作曲、ウジェーヌ・ド・プラナールとの共作︶ ●連隊の娘︵1840年、ガエターノ・ドニゼッティ作曲︶ ●キプロスの女王 ︵1841年、ジャック・アレヴィ作曲︶ ●王冠のダイアモンド︵1841年、フランソワ・オベール作曲︶ ●マルタ︵1847年、フリードリッヒ・フォン・フロトー作曲︶ ●アンドールの谷 ︵1848年、ジャック・アレヴィ作曲︶ ●さまよえるユダヤ人︵1852年、台本はウジェーヌ・スクリーブとの共作、ジャック・アレヴィ作曲︶ ●インドの女ジャガリタ ︵1855年、ジャック・アレヴィ作曲︶ ●女魔術師 ︵1858年、ジャック・アレヴィ作曲︶ ●美しきパースの娘︵1866年、ジョルジュ・ビゼー作曲︶バレエ
●ジゼル︵1841年、アドルフ・アダン作曲︶ ●海賊︵1856年、アドルフ・アダン作曲︶ ●パピヨン︵1860年、ジャック・オッフェンバック作曲︶ ●ファラオの娘︵1862年、チェーザレ・プーニ作曲︶[1]その他
●Saint-Louis ou les deux dîners︵1823年、ヴォードヴィル︶ ●Un Mariage de prince︵小説︶脚注
(一)^ テオフィル・ゴーティエの小説﹁ミイラ物語﹂︵Le Roman de la Momie︶に想を得た作品である。出典
- Grove's Dictionary of Music and Musicians, Saint-Georges, Jules-Henri Vernoy de.(英語)
- この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Saint-Georges, Georges Henri Vernoy de". Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 24 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 15.