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'''ドラゴンボールの技一覧'''(ドラゴンボールのわざいちらん)では、漫画『[[ドラゴンボール]]』・アニメ『[[ドラゴンボール (アニメ)|ドラゴンボール]]』『[[ドラゴンボールZ]]』『[[ドラゴンボールGT]]』『[[ドラゴンボール改]]』『[[ドラゴンボール超]]』に登場した技について列挙して詳細に解説する。 |
'''ドラゴンボールの技一覧'''(ドラゴンボールのわざいちらん)では、漫画『[[ドラゴンボール]]』・アニメ『[[ドラゴンボール (アニメ)|ドラゴンボール]]』『[[ドラゴンボールZ]]』『[[ドラゴンボールGT]]』『[[ドラゴンボール改]]』『[[ドラゴンボール超]]』に登場した技について列挙して詳細に解説する。 |
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﹁闘いの際に一々技名を叫ぶのはおかしい﹂と原作者の[[鳥山明]]は考えていた{{R|大全集4-168}}ため、名前がついている技は原作でわずかしかない。それ以外の技は[[バンダイ]]発売の[[コンピュータゲーム|ゲーム]]により命名されている。また、ゲーム毎に名称が違うことが多く、一つの技でも複数の名前がある。よって、﹁原作技﹂と﹁ゲーム技﹂が存在する。また、技自体は原作にも出てくるが名前が付いていないものは、ゲーム側が名称している。
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『[[ドラゴンボール3 悟空伝]]』(1989年)から『[[ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説]]』(1992年)までを手がけたドラゴンボール カードRPGシリーズプロデューサーの田中庸介によると、当時原作で名前がなかった技については鳥山明に決めてもらったり、開発側から提案したものに鳥山が返答したものなどがあったという。『[[ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画]]』(1993年)のチーフプロデューサーの大久保悌伸によれば、技の名前はネーミングの才能がある者に考えさせていたとも語る{{R|サイヤ人絶滅計画}}。鳥山は『ドラゴンボール』の連載の合間にこれらを考え、[[週刊少年ジャンプ編集部]]に原稿と共に技の絵と名前を描いたFAXを送り、それを受け取った開発陣がさらに[[東映アニメーション]]に送り色指定をしてもらっていた{{R|超史集182}}。 |
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== 体術系 == |
== 体術系 == |
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; ジャン拳( |
; ジャン拳(ジャンけん) |
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: ﹁ジャン拳…﹂のかけ声で始まり、グーでパンチ、チョキで目潰し、パーで張り手を浴びさせる連続攻撃。[[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]]が少年期によく使用していた技で、育ての親である[[孫悟飯 (孫悟空の育ての親)|孫悟飯]]に教わっている。パーと叫びながらグーを出すといったフェイント攻撃も可能。単発で﹁グー﹂を放ち、フィニッシュ技としてよく使われていた。拳遊びの[[じゃんけん]]が元になっている。ゲームではこの技をパワーアップさせた﹁メテオスマッシュ﹂や﹁メテオクラッシュ﹂などの必殺技も登場する。
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: ﹁ジャン拳…﹂のかけ声で始まり、グーでパンチ、チョキで目潰し、パーで張り手を浴びさせる連続攻撃。[[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]]が少年期によく使用していた技で、育ての親である[[孫悟飯 (孫悟空の育ての親)|孫悟飯]]に教わっている。パーと叫びながらグーを出すといったフェイント攻撃も可能。単発で﹁グー﹂を放ち、フィニッシュ技としてよく使われていた。拳遊びの[[じゃんけん]]が元になっている。ゲームではこの技をパワーアップさせた﹁メテオスマッシュ﹂や﹁メテオクラッシュ﹂などの必殺技も登場する。ゲーム﹃[[ドラゴンボールZカカロット]]﹄では、﹁ジャン拳・極﹂が登場している。
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; [[酔拳]](すいけん) |
; [[酔拳]](すいけん) |
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: 突然酔っ払い始め千鳥足で巧みに攻撃してくる。[[亀仙人]]ことジャッキー・チュンが[[天下一武道会]]の決勝で悟空に対し使用。悟空によれば、孫悟飯︵祖父︶も得意としていた技。
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: 突然酔っ払い始め千鳥足で巧みに攻撃してくる。[[亀仙人]]ことジャッキー・チュンが[[天下一武道会]]の決勝で悟空に対し使用。悟空によれば、孫悟飯︵祖父︶も得意としていた技。
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:: 「かめはめ波」の威力を文字通り10倍にした{{要出典|date=2022年8月}}悟空の技。『GT』で超サイヤ人4で使用している。 |
:: 「かめはめ波」の威力を文字通り10倍にした{{要出典|date=2022年8月}}悟空の技。『GT』で超サイヤ人4で使用している。 |
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; <span id="どどん波">どどん波</span> |
; <span id="どどん波">どどん波</span> |
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: 気を指先に集中し放つ技。天津飯や[[餃子 (ドラゴンボール)|餃子]]、[[桃白白]]など鶴仙流の使い手が使用する。 |
: 気を指先に集中し放つ技。天津飯や[[餃子 (ドラゴンボール)|餃子]]、[[桃白白]]など鶴仙流の使い手が使用する。亀仙人曰くにわか仕込みのかめはめ波では敵わないほどの威力を持つ。人差し指を前に出し、ビーム状の気功波で攻撃する。初登場は聖地カリンでの孫悟空と桃白白の戦いで、桃白白が悟空に対して放った。この時の掛け声は﹁どどん﹂︵﹁[[ドラゴンボールZ Sparking!]]﹂シリーズでは﹁元祖どどん波﹂と呼ばれる︶。餃子は連射して使用している。かめはめ波より登場頻度が少なく、原作では第22回天下一武道会で使用されたのが最後。﹃[[ドラゴンボールZバーストリミット]]﹄では、新どどん波というどどん波を上回る天津飯の究極技がある。
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:; スーパーどどん波 |
:; スーパーどどん波 |
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:: どどん波の強化版。通常より気功波が太く、発射されれば誘導ミサイルのように敵を追跡する。サイボーグ桃白白が自分の実力を遥かに上回る天津飯に対し最後に繰り出した技だったが、気合だけでかき消され全く通用しなかった。
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:: どどん波の強化版。通常より気功波が太く、発射されれば誘導ミサイルのように敵を追跡する。サイボーグ桃白白が自分の実力を遥かに上回る天津飯に対し最後に繰り出した技だったが、気合だけでかき消され全く通用しなかった。
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: 漫画版でヒットが使用。時とばしを改良した技で、術をかけた対象者の時間を切り離すことで、ヒットが早く動いているように見せることができる。 |
: 漫画版でヒットが使用。時とばしを改良した技で、術をかけた対象者の時間を切り離すことで、ヒットが早く動いているように見せることができる。 |
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; 身勝手の極意(みがってのごくい) |
; 身勝手の極意(みがってのごくい) |
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: ﹃超﹄で登場。意識と肉体を切り離し、無意識に体を任せることであらゆる攻撃を回避する技。五感の反射や脳から神経を通って体に伝わるまでには時間がかかるため、頭で考え動いているうちは速さに限界があるが、この状態は状況に応じて頭で考える前に身体中のあらゆる部分が自動的に判断して的確な行動を取る能力を発揮するため、この領域外にいる人物には動きを見切るどころか動いたという実感すら持てない。極めればあらゆる危機も回避することが可能となり、悟空の攻撃は弾かれる度により強く、鋭い攻撃へと進化していった。また、単なる技術体系という枠に留まらず、超サイヤ人ブルー+20倍界王拳をもってしても手も足も出なかったジレン相手でも互角に戦えるぐらいに気が高まる効果がある。神々ですら容易に到達できない領域とされ、宇宙サバイバル編の力の大会で悟空が発動した際には各宇宙の破壊神、界王神、天使たちが騒然となった。会得するのは極めて困難であり、ビルスすらまだ完璧ではなく、自らは会得していると悟空らに公言したウイスも道端にあるウンチを踏んでしまい、﹁靴は勝手に判断してくれませんから﹂と動揺していた。その力と引き換えに体に掛かる負担は尋常ではなく、長時間維持することさえ至難である。極めた状態の悟空でも闘いの終盤には、潜在能力を全て解放したジレンの攻撃を食らう場面もみられた。また、完全に極めていない状態は、各種関連書籍や関連ゲームなどでは﹁身勝手の極意“兆︵きざし︶”﹂と呼称されている<ref>{{Cite web|url=http://dengekionline.com/elem/000/001/608/1608111/|title=﹃ドラゴンボールZドッカンバトル﹄孫悟空︵身勝手の極意“兆”︶がフェスに登場|accessdate=2018-2-28|publisher=KADOKAWA}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://web.archive.org/web/20190309041154/http://www.carddass.com/dbh/sdbh/prison_planet/movie.php|title=MOVIE|accessdate=2019-3-9|publisher=BANDAI}}</ref>。
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: ﹃超﹄で登場。意識と肉体を切り離し、無意識に体を任せることであらゆる攻撃を回避する技。五感の反射や脳から神経を通って体に伝わるまでには時間がかかるため、頭で考え動いているうちは速さに限界があるが、この状態は状況に応じて頭で考える前に身体中のあらゆる部分が自動的に判断して的確な行動を取る能力を発揮するため、この領域外にいる人物には動きを見切るどころか動いたという実感すら持てない。極めればあらゆる危機も回避することが可能となり、悟空の攻撃は弾かれる度により強く、鋭い攻撃へと進化していった。また、単なる技術体系という枠に留まらず、超サイヤ人ブルー+20倍界王拳をもってしても手も足も出なかったジレン相手でも互角に戦えるぐらいに気が高まる効果がある。神々ですら容易に到達できない領域とされ、宇宙サバイバル編の力の大会で悟空が発動した際には各宇宙の破壊神、界王神、天使たちが騒然となった。会得するのは極めて困難であり、ビルスすらまだ完璧ではなく、自らは会得していると悟空らに公言したウイスも道端にあるウンチを踏んでしまい、﹁靴は勝手に判断してくれませんから﹂と動揺していた。その力と引き換えに体に掛かる負担は尋常ではなく、長時間維持することさえ至難である。極めた状態の悟空でも闘いの終盤には、潜在能力を全て解放したジレンの攻撃を食らう場面もみられた。また、完全に極めていない状態は、各種関連書籍や関連ゲームなどでは﹁身勝手の極意“兆︵きざし︶”﹂と呼称されている<ref>{{Cite web|和書|url=http://dengekionline.com/elem/000/001/608/1608111/|title=﹃ドラゴンボールZドッカンバトル﹄孫悟空︵身勝手の極意“兆”︶がフェスに登場|accessdate=2018-2-28|publisher=KADOKAWA}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://web.archive.org/web/20190309041154/http://www.carddass.com/dbh/sdbh/prison_planet/movie.php|title=MOVIE|accessdate=2019-3-9|publisher=BANDAI}}</ref>。
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: 悟空が発動したときには、完全に極めていない状態のときには眼の虹彩は銀色になって白いオーラも発生し、完全に極めた状態のときには髪と眉も銀色に輝いた。完全に極めていない状態の悟空は、防御面は極めていたものの、攻撃に移る瞬間どう攻撃すれば効果的か考えて攻撃を意識してしまい、意識と肉体を切り離して無意識に任せることができず、技を鈍らせ本来あるべき威力の発揮を妨げる枷となっていたため、攻撃面が未完成で真の力を発揮できずにいた。その後、ジレンとの戦闘で脱落寸前まで追い込まれるが、ただひたすら戦いそのものに全身全霊をぶつけ続けて己を熱く激しく燃え上がらせ、迷い、焦り、恐れも、その炎の中で無へと帰り、感じられるのは己と相手、戦いとなって、意識の乱れではなく純粋な衝動で加速する気の高まりで、やがてそんな認識すら霞んで消えゆくほどに熱く、速く、本能よりも深い領域へ突き進み、攻めようとする瞬間、頭を駆け巡る様々な思考、判断を克服して攻撃面も極め、ついに身勝手の極意を完成させることに成功する。完全に極めた状態の悟空はジレンを圧倒し、敗北寸前まで追い詰めるが、限界突破による肉体への負荷は神の領域により深く踏み込むほど大きくなるため、その場に昏倒し、しばらくの間戦闘不能になるほどのダメージを負った。なお、悟空はこの状態について、闘いで追い込まれ偶然発揮できただけと語っており、力の大会終了後も自由に発動することはできていない。漫画版では﹁パオズ山の清流のような穏やかな心﹂<ref>﹁ドラゴンボール超 其之四十一 身勝手の極意﹂︵﹃Vジャンプ﹄2018年12月号、集英社、46頁︶</ref>を会得することで﹁身勝手の極意﹂を完成させることに成功したが、第7宇宙の天使であるウイスいわく﹁使いこなすにはまだまだ修行不足﹂<ref>﹁ドラゴンボール超 其之四十一 身勝手の極意﹂︵﹃Vジャンプ﹄2018年12月号、集英社、67頁︶</ref>とのこと。
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: 悟空が発動したときには、完全に極めていない状態のときには眼の虹彩は銀色になって白いオーラも発生し、完全に極めた状態のときには髪と眉も銀色に輝いた。完全に極めていない状態の悟空は、防御面は極めていたものの、攻撃に移る瞬間どう攻撃すれば効果的か考えて攻撃を意識してしまい、意識と肉体を切り離して無意識に任せることができず、技を鈍らせ本来あるべき威力の発揮を妨げる枷となっていたため、攻撃面が未完成で真の力を発揮できずにいた。その後、ジレンとの戦闘で脱落寸前まで追い込まれるが、ただひたすら戦いそのものに全身全霊をぶつけ続けて己を熱く激しく燃え上がらせ、迷い、焦り、恐れも、その炎の中で無へと帰り、感じられるのは己と相手、戦いとなって、意識の乱れではなく純粋な衝動で加速する気の高まりで、やがてそんな認識すら霞んで消えゆくほどに熱く、速く、本能よりも深い領域へ突き進み、攻めようとする瞬間、頭を駆け巡る様々な思考、判断を克服して攻撃面も極め、ついに身勝手の極意を完成させることに成功する。完全に極めた状態の悟空はジレンを圧倒し、敗北寸前まで追い詰めるが、限界突破による肉体への負荷は神の領域により深く踏み込むほど大きくなるため、その場に昏倒し、しばらくの間戦闘不能になるほどのダメージを負った。なお、悟空はこの状態について、闘いで追い込まれ偶然発揮できただけと語っており、力の大会終了後も自由に発動することはできていない。漫画版では﹁パオズ山の清流のような穏やかな心﹂<ref>﹁ドラゴンボール超 其之四十一 身勝手の極意﹂︵﹃Vジャンプ﹄2018年12月号、集英社、46頁︶</ref>を会得することで﹁身勝手の極意﹂を完成させることに成功したが、第7宇宙の天使であるウイスいわく﹁使いこなすにはまだまだ修行不足﹂<ref>﹁ドラゴンボール超 其之四十一 身勝手の極意﹂︵﹃Vジャンプ﹄2018年12月号、集英社、67頁︶</ref>とのこと。
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; 我儘の極意(わがままのごくい) |
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