コンテンツにスキップ

「ニコライ・シチョーロコフ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
Sinhako (会話 | 投稿記録)
4,483 回編集
編集の要約なし
編集の要約なし
 
(7人の利用者による、間の15版が非表示)
1行目: 1行目:

{{政治家

{{政治家

|人名 = ニコライ・アニシモヴィッチ・シチョーロコフ

|人名 = ニコライ・シチョーロコフ

|各国語表記 = Николай Анисимович Щелоков

|各国語表記 = {{lang|ru|Николай Щелоков}}

|画像 =

|画像 = Николай Щёлоков, 1938-1939.jpg

|画像説明 =

|画像説明 = ドニエプロペトロフスク市執行委員会議長時代のシチョーロコフ

|国略称 = {{SSR}}

|国略称 = {{SSR1955}}

|生年月日 = {{生年月日|1910|11|26}}

|生年月日 = {{生年月日|1910|11|26}}

|出生地 = {{RUS1883}}、[[アルマズナヤ村]]

|出生地 = {{RUS1883}} アルマズナヤ村

|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1910|11|26|1984|12|13}}

|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1910|11|26|1984|12|13}}

|死没地 = {{SSR}}、[[モスクワ]]

|死没地 = {{SSR}} [[モスクワ]]

|出身校 = [[ドニエプロペトロフスク冶金大学]]

|出身校 = ドニエプロペトロフスク冶金大学

|前職 = [[ソビエト連邦内務省|ソ連内務大臣]]<br>[[ソビエト連邦共産党中央委員会|ソ連共産党中央委員]]<br>[[ソビエト連邦最高会議|ソ連最高会議代議員]]

|前職 = [[ソビエト連邦内務省|ソビエト連邦内務大臣]]<br>[[ソビエト連邦共産党中央委員会|ソビエト連邦共産党中央委員]]<br>[[ソビエト連邦最高会議|ソビエト連邦最高会議代議員]]

|現職 =

|現職 =

|所属政党 = [[ソビエト連邦共産党]]<br>（1931年～1984年）

|所属政党 = [[File:КПСС.svg|25px]] [[ソビエト連邦共産党]]（1931年～1984年）

|称号・勲章 = [[社会主義労働英雄]]<br>[[レーニン勲章]]（3個）<br>[[赤旗勲章]]（2個）<br>二等[[ボグダン・フメリニツキー勲章]]<br>一等[[祖国戦争勲章]]<br>[[労働赤旗勲章]]<br>[[赤星勲章]]<br>[[経済科学]][[博士]]

|称号・勲章 = [[社会主義労働英雄]]<br>[[レーニン勲章]]（3個）<br>[[赤旗勲章]]（2個）<br>二等[[ボグダン・フメリニツキー勲章]]<br>一等[[祖国戦争勲章]]<br>[[労働赤旗勲章]]<br>[[赤星勲章]]<br>経済科学博士

|配偶者 = スヴェトラーナ・シチョーロコヴァ

|配偶者 = スヴェトラーナ・シチョーロコヴァ

|子女 =

|子女 =

20行目: 20行目:

|ウェブサイト =

|ウェブサイト =

|サイトタイトル =

|サイトタイトル =


|国旗 =

|国旗 =

|職名 = {{SSR}}[[ソビエト連邦内務省|内務大臣]]

|職名 = {{SSR1955}}<br/>第5代[[ソビエト連邦内務省|内務大臣]]

|内閣 =

|内閣 = [[アレクセイ・コスイギン]]内閣<br>[[ニコライ・チーホノフ]]内閣

|当選回数 =

|当選回数 =

|就任日 = [[1966年]][[9月17日]]

|就任日 = [[1966年]][[9月17日]]

|退任日 = [[1982年]][[12月17日]]

|退任日 = [[1982年]][[12月17日]]

|元首職 = [[ソビエト連邦最高会議幹部会議長|最高会議幹部会議長]]

|元首職 = 閣僚会議議長

|元首 = [[ニコライ・ポドゴルヌイ]]<br>[[レオニード・ブレジネフ]]<br>[[ヴァシリー・クズネツォフ]]（代行）}}

|元首 = [[アレクセイ・コスイギン]]<br>[[ニコライ・チーホノフ]]

}}



'''ニコライ・アニシモヴィッチ・シチョーロコフ'''︵'''{{lang-ru|Николай Анисимович Щелоков}}'''、[[1910年]][[11月26日]] - [[1984年]][[12月13日]]︶は、[[ソビエト連邦]]の[[政治家]]。上級大将︵剥奪︶。16年間︵1966年～1982年︶に渡って、ソ連公共秩序警備相︵[[ソ連内務省|内務相]]︶を務めたが、汚職により失脚した。

'''ニコライ・アニシモヴィッチ・シチョーロコフ'''︵{{lang-ru|'''Никола́й Ани́симович Щёлоков'''}}、ラテン文字表記の例‥{{en|'''Nikolai Anisimovich Chelokov'''}}、[[1910年]][[11月26日]] - [[1984年]][[12月13日]]︶は、[[ソビエト連邦]]の[[政治家]]。上級大将︵剥奪︶。16年間に渡って、[[レオニード・ブレジネフ]]と[[ユーリ・アンドロポフ]]の時代に公共秩序警備大臣︵[[ソビエト連邦内務省|内務大臣]]︶を務めたが、汚職により失脚した。


==経歴==

==経歴==

アルマズナヤ村の冶金工の家庭に生まれる。1931年から[[ソ連共産党]]員。1933年、ドニエプロペトロフスク冶金大学を卒業し、[[ウクライナ]]の冶金工場で技師、職長として働く。

1910年11月26日にロシア帝国のアルマズナヤ村にて、冶金工の家庭に誕生する。1931年から[[ソビエト連邦共産党]]員となった。1933年にドニエプロペトロフスク冶金大学を卒業し、[[ウクライナ]]の冶金工場で技師や職長として働く。


*1938年 - ウクライナ共産党（ボリシェヴィキ）クラスノグヴァルジェイスキー地区委員会第一書記

*1938年 - ウクライナ共産党（ボリシェヴィキ）クラスノグヴァルジェイスキー地区委員会第一書記
44行目: 46行目:

*1965年 - [[モルドバ共産党]]中央委員会第二書記

*1965年 - [[モルドバ共産党]]中央委員会第二書記



1966年からソ連公共秩序警備相︵内務相︶。1966年からソ連共産党中央委員会委員候補、1968年4月から中央委員。第4期～第9期[[ソビエト連邦最高会議|ソ連最高会議]]代議員。

1966年から公共秩序警備大臣（内務大臣）。1966年からソ連共産党中央委員会委員候補、1968年4月から中央委員。第4期～第9期[[ソビエト連邦最高会議|最高会議]]代議員。

⚫

1982年11月10日の[[レオニード・ブレジネフ]]書記長の死後、シチョーロコフは汚職事件の捜査と関連して1982年12月に内務大臣を罷免された。後任の内務大臣となった[[ヴィタリー・フェドルチュク]]は、シチョーロコフ時代の内務省の活動を点検し、多数の職権濫用の事例を発見した。


*1984年2月19日 - 妻のスヴェトラーナが自殺した。
⚫

[[レオニード・ブレジネフ]]書記長の死後、シチョーロコフは汚職事件の捜査と関連して1982年12月に内務相を罷免された。新たに内務相となった[[ヴィタリー・フェドルチュク]]は、シチョーロコフ時代の内務省の活動を点検し、多数の職権濫用の事例を発見した。1984年2月19日、シチョーロコフの妻、スヴェトラーナが自殺した。6月、シチョーロコフは党中央委員会から外され、11月、上級大将の階級を剥奪された。12月7日、党から除籍され、戦闘関連の勲章と社会主義労働英雄の称号を除く全ての勲章が剥奪された。6日後、シチョーロコフは自殺した。

*1984年6月 - 党中央委員会から外された。

*1984年11月 - 上級大将の階級を剥奪された。

*1984年12月7日 - 党から除籍され、戦闘関連の勲章と社会主義労働英雄の称号を除く全ての勲章が剥奪された。

*1984年12月13日 - 自殺。


== 叙勲など ==

== 叙勲など ==

[[社会主義労働英雄]]。[[レーニン勲章]]3個、[[赤旗勲章]]2個、二等[[ボグダン・フメリニツキー勲章]]、一等[[祖国戦争勲章]]、[[労働赤旗勲章]]、[[赤星勲章]]を受章。[[経済科学]]博士。

[[社会主義労働英雄]]。[[レーニン勲章]]3個、[[赤旗勲章]]2個、二等[[ボグダン・フメリニツキー勲章]]、一等[[祖国戦争勲章]]、[[労働赤旗勲章]]、[[赤星勲章]]を受章。経済科学博士。


== 脚注 ==

== 脚注 ==

{{Reflist}}

{{Reflist}}


==外部リンク==

{{start box}}

{{start box}}

{{s-off}}

{{s-off}}

{{Succession box

{{Succession box

| title = {{Flagicon|SSR}} [[ソビエト連邦内務省|ソビエト連邦内務相]]

| title = {{Flagicon|SSR1955}} [[ソビエト連邦内務省|ソビエト連邦内務大臣]]

| years = 第5代：1966 - 1982

| years = 第5代：1966年9月17日 - 1982年12月17日

| before = [[ニコライ・ドゥドロフ]]

| before = [[ニコライ・ドゥドロフ]]

| beforenote = 1960年～1966年廃止

| beforenote = 1960年～1966年廃止
65行目: 74行目:

{{end box}}

{{end box}}


{{Normdaten}}

{{DEFAULTSORT:しちよろおこふ にこらい}}

{{DEFAULTSORT:しちよろおこふ にこらい}}

[[Category:ソビエト連邦共産党中央委員会の人物]]

[[Category:ソビエト連邦共産党中央委員会の人物]]
83行目: 93行目:

[[Category:スフバートル勲章受章者]]

[[Category:スフバートル勲章受章者]]

[[Category:ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の政治家]]

[[Category:ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の政治家]]

[[Category:モルダビア共産党中央委員会の人物]]

[[Category:モルダヴィア共産党中央委員会の人物]]

[[Category:自殺した人物]]

[[Category:自殺したロシアの人物]]

[[Category:エカテリノスラフ県出身の人物]]

[[Category:エカテリノスラフ県出身の人物]]

[[Category:1910年生]]

[[Category:1910年生]]

2023年12月13日 (水) 18:02時点における最新版

ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦の政治家

ニコライ・シチョーロコフ

Николай Щелоков

生年月日 (1910-11-26) 1910年11月26日
出生地 ロシア帝国の旗 ロシア帝国 アルマズナヤ村
没年月日 (1984-12-13) 1984年12月13日（74歳没）
死没地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦 モスクワ
出身校 ドニエプロペトロフスク冶金大学
前職 ソビエト連邦内務大臣
ソビエト連邦共産党中央委員
ソビエト連邦最高会議代議員
所属政党 ソビエト連邦共産党（1931年～1984年）
称号 社会主義労働英雄
レーニン勲章（3個）
赤旗勲章（2個）
二等ボグダン・フメリニツキー勲章
一等祖国戦争勲章
労働赤旗勲章
赤星勲章
経済科学博士
配偶者 スヴェトラーナ・シチョーロコヴァ
サイン

ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
第5代内務大臣

在任期間 1966年9月17日 - 1982年12月17日
閣僚会議議長 アレクセイ・コスイギン
ニコライ・チーホノフ
テンプレートを表示

ニコライ・アニシモヴィッチ・シチョーロコフ︵ロシア語: Никола́й Ани́симович Щёлоков、ラテン文字表記の例‥Nikolai Anisimovich Chelokov、1910年11月26日 - 1984年12月13日︶は、ソビエト連邦の政治家。上級大将︵剥奪︶。16年間に渡って、レオニード・ブレジネフとユーリ・アンドロポフの時代に公共秩序警備大臣︵内務大臣︶を務めたが、汚職により失脚した。

経歴[編集]


1910年11月26日にロシア帝国のアルマズナヤ村にて、冶金工の家庭に誕生する。1931年からソビエト連邦共産党員となった。1933年にドニエプロペトロフスク冶金大学を卒業し、ウクライナの冶金工場で技師や職長として働く。

●1938年 - ウクライナ共産党︵ボリシェヴィキ︶クラスノグヴァルジェイスキー地区委員会第一書記
●1939年 - ドニエプロペトロフスク市執行委員会議長
●1941年 - 赤軍に入隊し、第二次世界大戦に従軍
●1946年 - ウクライナ・ソビエト社会主義共和国地方産業次官
●1947年 - ウクライナ共産党中央委員会事務局で働く。
●1951年 - モルドバ・ソビエト社会主義共和国閣僚会議第一副議長︵第一副首相︶
●1957年～1958年及び1962年～1965年 - モルドバ人民経済会議議長
●1965年 - モルドバ閣僚会議第一副議長︵第一副首相︶
●1965年 - モルドバ共産党中央委員会第二書記
1966年から公共秩序警備大臣︵内務大臣︶。1966年からソ連共産党中央委員会委員候補、1968年4月から中央委員。第4期～第9期最高会議代議員。

1982年11月10日のレオニード・ブレジネフ書記長の死後、シチョーロコフは汚職事件の捜査と関連して1982年12月に内務大臣を罷免された。後任の内務大臣となったヴィタリー・フェドルチュクは、シチョーロコフ時代の内務省の活動を点検し、多数の職権濫用の事例を発見した。

●1984年2月19日 - 妻のスヴェトラーナが自殺した。
●1984年6月 - 党中央委員会から外された。
●1984年11月 - 上級大将の階級を剥奪された。
●1984年12月7日 - 党から除籍され、戦闘関連の勲章と社会主義労働英雄の称号を除く全ての勲章が剥奪された。
●1984年12月13日 - 自殺。

叙勲など[編集]


社会主義労働英雄。レーニン勲章3個、赤旗勲章2個、二等ボグダン・フメリニツキー勲章、一等祖国戦争勲章、労働赤旗勲章、赤星勲章を受章。経済科学博士。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

公職
先代
ニコライ・ドゥドロフ
1960年～1966年廃止 		ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦内務大臣
第5代：1966年9月17日 - 1982年12月17日 		次代
ヴィタリー・フェドルチュク
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ニコライ・シチョーロコフ&oldid=98457084」から取得