ネーパ
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ネーパ (neper) | |
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記号 | Np |
系 | SI併用単位 |
量 | (無次元量) |
定義 | 二つの基準値AとBにexの比があるとき、これをx[Np]とする量 |
ネーパ︵neper, ネーパー、ネイピア、ネーピアとも、記号 : Np︶は、比率︵利得、損失など︶を表す単位である。国際単位系 (SI) においては、﹁SIと併用されるがSIに属さない単位﹂とされている。その名前は、スコットランドの数学者で、対数を発明したジョン・ネイピアにちなむ。
ネーパはベル︵通常はデシベルが用いられる︶と同様に対数スケールの単位であるが、ベルが10を底とした常用対数に基づくのに対し、ネーパは自然対数に基づいている。ネーパによる比率の値 Npは以下のように定義される。
ここで、x1 と x2は対象とする値であり、lnは自然対数である。
デシベルが電力比を表わすのによく用いられるのに対し、ネーパは電圧比や電流比によく用いられる。ネーパとデシベルは以下のように換算される。
デシベルと同様、ネーパは無次元の単位である。常用対数を使用するベルに対し、自然対数を使用するネーパはSIと一貫性を持つものとみなされているが、国際度量衡総会では正式なSI単位として採択されていない。