「マッドチェスター」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
出典 |
||
1行目: | 1行目: | ||
⚫ | |||
{{出典の明記|date=2010年3月}} |
|||
⚫ | |||
== 解説 == |
== 解説 == |
||
当時のダンス音楽の[[レイブ (音楽)|レイブ]]文化 |
当時のダンス音楽の[[レイブ (音楽)|レイブ]]文化やドラッグの流行とあいまって、オープンで享楽主義的な音楽と、ファンが発生した。[[レイブ (音楽)|レイブ]]同様に共同体意識のもと、アーティストと観衆の上下関係や垣根を取り払うことを目指し、﹁これからは︵ステージの上のバンドではなく︶オーディエンスの時代だ﹂とも言われた。﹃[[セカンド・サマー・オブ・ラブ]]﹄と呼ばれるムーヴメントの影響を受けており、[[ハウス (音楽)|ハウス]]を中心とした[[ダンス]]・ミュージックの発展とも大きく関わっている。音楽的には伝統的なロックのフォーマットを取りながらも、ハウスの4つ打ちのビートを導入し、﹁オーディエンスが踊れるかどうか﹂をという機能性を重視した。このサウンドのレーベルとしては、[[ファクトリー・レコード]]などがある。
|
||
[[ストーン・ローゼズ]] |
代表的なバンドには、[[ストーン・ローゼズ]]<ref>http://www.theguardian.com/.../madchester-hacienda-stone-ro...</ref>やハッピー・マンデジウ、シャーラタンズ(UK)らがいた。ストーン・ローゼズは、ワウアワウ・ギターを使用したりという試みもおこなった。彼らは、アルバム﹃[[セカンド・カミング]]﹄での大幅な方向転換を実施した。マッドチェスターは他の音楽の台頭や、低迷していたUKシーンをメディアが誇張し、持ち上げたという印象をリスナーに与えてしまい、短命に終わった。だが、UKシーンで活躍するバンド[[オアシス (バンド)|オアシス]]や[[ブラー]]、[[レディオヘッド]]などの多くは、世代的にこのムーヴメントを潜り抜けて来ており、後進バンドに絶大な影響を与えたとも言われる。
|
||
== 代表的なミュージシャン == |
== 代表的なミュージシャン == |
||
⚫ | |||
⚫ | |||
* [[ハッピーマンデーズ|ハッピー・マンデーズ]] ''Happy Mondays'' |
* [[ハッピーマンデーズ|ハッピー・マンデーズ]] ''Happy Mondays'' |
||
* [[インスパイラル・カーペッツ]] ''Inspiral Carpets'' |
* [[インスパイラル・カーペッツ]] ''Inspiral Carpets'' |
||
* [[ニュー・オーダー]] ''New Order'' |
* [[ニュー・オーダー]] ''New Order'' |
||
⚫ | |||
⚫ | |||
* [[ザ・ファーム (The Farm)|ザ・ファーム]] ''The Farm'' |
* [[ザ・ファーム (The Farm)|ザ・ファーム]] ''The Farm'' |
||
* [[ア・ガイ・コールド・ジェラルド]] ''A Guy Called Gerald'' |
* [[ア・ガイ・コールド・ジェラルド]] ''A Guy Called Gerald'' |
||
28行目: | 27行目: | ||
* [[ハシエンダ]] |
* [[ハシエンダ]] |
||
* [[24アワー・パーティー・ピープル]] |
* [[24アワー・パーティー・ピープル]] |
||
== 脚注 == |
|||
{{Reflist}} |
|||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
2018年4月10日 (火) 23:32時点における版
マッドチェスター (Madchester) とは、音楽のジャンルのひとつ。イギリスの都市・マンチェスター︵Manchester︶と、﹁狂った﹂という意味のマッド︵Mad︶からの造語。正式な音楽用語ではない。1980年代後半から1990年前後にかけて、マンチェスターを中心に起こったムーブメントに由来する。マンチェスター・サウンドとも呼ばれ、ダンサブルなビートとドラッグ文化を反映したサイケデリックなサウンドが特徴とされるロックのスタイルを指す。
解説
当時のダンス音楽のレイブ文化やドラッグの流行とあいまって、オープンで享楽主義的な音楽と、ファンが発生した。レイブ同様に共同体意識のもと、アーティストと観衆の上下関係や垣根を取り払うことを目指し、﹁これからは︵ステージの上のバンドではなく︶オーディエンスの時代だ﹂とも言われた。﹃セカンド・サマー・オブ・ラブ﹄と呼ばれるムーヴメントの影響を受けており、ハウスを中心としたダンス・ミュージックの発展とも大きく関わっている。音楽的には伝統的なロックのフォーマットを取りながらも、ハウスの4つ打ちのビートを導入し、﹁オーディエンスが踊れるかどうか﹂をという機能性を重視した。このサウンドのレーベルとしては、ファクトリー・レコードなどがある。 代表的なバンドには、ストーン・ローゼズ[1]やハッピー・マンデジウ、シャーラタンズ(UK)らがいた。ストーン・ローゼズは、ワウアワウ・ギターを使用したりという試みもおこなった。彼らは、アルバム﹃セカンド・カミング﹄での大幅な方向転換を実施した。マッドチェスターは他の音楽の台頭や、低迷していたUKシーンをメディアが誇張し、持ち上げたという印象をリスナーに与えてしまい、短命に終わった。だが、UKシーンで活躍するバンドオアシスやブラー、レディオヘッドなどの多くは、世代的にこのムーヴメントを潜り抜けて来ており、後進バンドに絶大な影響を与えたとも言われる。代表的なミュージシャン
- ザ・ストーン・ローゼズ The Stone Roses
- ザ・シャーラタンズ The Charlatans
- ハッピー・マンデーズ Happy Mondays
- インスパイラル・カーペッツ Inspiral Carpets
- ニュー・オーダー New Order
- ザ・ファーム The Farm
- ア・ガイ・コールド・ジェラルド A Guy Called Gerald
- ジェイムス James
- ソウル・II・ソウル Soul II Soul
- ワールド・オブ・ツイスト World of Twist
- 808ステイト 808 State
- ヒプノトーン Hypnotone
- 2フォー・ジョイ 2 For Joy
- キャンディフリップ Candy Flip
関連項目
脚注
外部リンク
- 第17回 ─ MADCHESTER - TOWER RECORDS ONLINE
- Madchester