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モンダミン︵MONDAHMIN︶とは、マウスウォッシュのブランド名である。
日本の洗口液市場でトップシェアを占めている。1987年︵昭和62年︶にアース製薬から発売[1]。よごれ洗浄補助成分TPP︵トリポリリン酸︶を配合していることを特徴として前面に出したことで日本に普及した。
歴史
1980年頃、アースの社長は、米国では洗口液を用いてオーラルケアを行う生活習慣があり洗口液がよく売れていることに着目、当時日本ではペースト状のはみがきが用いられており洗口液を用いる習慣はなかったが、やがて米国同様に、日本でもそれが受容され習慣となると確信し、同社の研究部に商品開発の提案を行った。研究部に与えられた命題は﹁日本人の口に合う洗口液をつくる﹂であった[2]。
まず日本で生活習慣としてとりいれてもらうことを目標としており、最初は海外の先行品の処方・効能・味・防腐性を研究したものの、日本では機能だけでは受容されない、味覚的にまずければつかってもらえない、と判断し、商品の味にこだわり抜いた[2]。
こうして日本人の口に合わせたペパーミント味の﹁モンダミン﹂第1号が開発され、1987年に発売された。だが日本の市場の反応は冷ややかで、生活習慣として受け入れられず、せいぜい一部の人に﹁口臭予防﹂製品として利用されたにとどまった。新フレーバーの﹁シナモン﹂も空振りに終わり、市場撤退に追い込まれることが予想された[2]。だが、同社企画部から起死回生の策が提示された。それは﹁モンダミン﹂の﹁洗浄効果﹂を前面に打ち出す戦略であった。消費者に﹁洗浄効果﹂を訴求しつつ販売する戦略であり、研究部もモンダミンの洗浄効果を高めそれに貢献した。グリーンの液体でペパーミント味という点では何ら変えていなかったが、﹁洗浄効果﹂を前面に出したことで、発売から5年目にして、製品の売り上げが急拡大し、洗口液を用いることを日本人の生活習慣にするという目標に近づいた。[2]
製品ラインナップ
モンダミン ペパーミント。
TPP︵トリポリリン酸︶およびキシリトール配合。
モンダミン製品群の中でも最も基本となるものである。
80mL、380mL、700mL、1080mLの各ボトルがある。
モンダミン ストロングミント
油っぽい食事の後の使用を想定しており、PEG︵ポリエチレングリコール︶配合で﹁しつこい汚れを溶かし出して洗い流す﹂。刺激が強い。
80mL, 380mL, 700mL, 1080mLの各ボトル。
モンダミン センシティブ
歯や歯ぐきが刺激に敏感な人向けに、口と同じpHバランス︵=pH6.7︶を実現。
マイルドなミントの味と香り。キシリトール配合。
80mL, 380mL, 700mL, 1080mLの各ボトル。
モンダミン アクア
アルコールの刺激が苦手な人向けのノンアルコールタイプ。
380mL、700mL、1080mLの各ボトル。
CM
﹁お口、クチュ、クチュ、モンダミン﹂という歌を流すものである。