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国策︵こくさく︶とは、権威主義国家において、政府が決めた政策を指す。国民は国策の是非を論じる必要も考える必要もなく、ただ従えばよい。
明治時代から敗戦にかけての日本では、中国侵略が国策であった。植民地が持てない国は一人前扱いされない当時の国際常識に沿った日本政府の判断であったが、国民は賛否を論じる立場にはなく、召集令状が来ればただ戦場に赴けばよかった。
大韓民国は、反共産主義が国策である。国民は、必ずしも共産主義で不都合というわけではないが、政府が共産主義に反対している以上、召集令状が来れば、ただ入隊すればよい。