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姫始め︵ひめはじめ︶とは、1月2日の行事であるが、由来は諸説あってはっきりしておらず、本来は何をする行事であったのかも判っていない。一般には、その年になって初めて夫妻などが交合することと考えられている。
最も有力な説は、正月の強飯︵こわいい。蒸した固い飯。別名﹁おこわ﹂︶から、初めて姫飯︵ひめいい。柔らかい飯︶を食べる日というものである。昔は、祭の間には強飯を食べ、祭が終わると姫飯を食べていた。
他には以下のような説がある。
●飛馬︵ひめ︶始め - 乗馬初めの日。
●火水︵ひめ︶始め - 火や水を初めて使う日。
●女伎︵ひめ︶始め - 衣服を縫い始める日。
●秘め始め - 夫婦が初めて秘め事をする日。
●姫糊始め - 女性が洗濯・張物を始める日。