「思想家」の版間の差分
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'''思想家'''︵しそうか、{{Lang-en-short|thinker}}︶は、様々な[[思想]]・考えに関する[[問題]]を[[研究]]し、学び、考察し、熟考し、あるいは問うて答えるために、自分の[[知性]]を使おうと試みる人。日本語では[[哲学者]]︵philosopher︶と同義で使われる場合が多いが、{{要出典範囲|date=2022年5月|哲学者が﹁Aとは何か﹂﹁AとはBである﹂など”とは”に軸足を置いて真実を探求する一方で、思想家は﹁Aはどうあるべきか﹂﹁AはBであるべきだ﹂など”べき”に軸足を置いた主張を展開するという意味で異なる}}。
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'''思想家'''︵しそうか︶とは、広義には、自分の考えを︵文章として︶発表する人を全般的に指す。狭義には、とりわけ社会問題に関心が強い人を思想家と呼ぶ。
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﹃[[英英辞典|マクミラン英英辞典]]﹄によれば、重要なことがらについて考え、新しいアイデアを発展させる人。特にその分野でよく知られた人を指す<ref>[https://www.macmillandictionary.com/dictionary/british/thinker macmillan dictionary]</ref>。
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==哲想家== |
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== 人物 == |
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[[ヘーゲル]]を最後の哲学者とすれば、それ以降は、哲学者ではなく思想家の時代といえるかもしれない。例えば、現代思想の源流ともされる[[カール・マルクス|マルクス]]、[[フリードリヒ・ニーチェ|ニーチェ]]、[[ジークムント・フロイト|フロイト]]などはその始まりであろう。マルクスは、﹁[[フォイエルバッハ]]に関するテーゼ﹂において、﹁哲学者たちは世界を様々に解釈してきたにすぎない。重要なのは世界を変革することである﹂と宣言しているが、これなどは思想家としてのマルクスの性格を如実に現している。つまり、﹁世界を解釈する﹂哲学者︵その最高峰としてのヘーゲル︶に対して思想家は、解釈の現実的、実践的な基盤や根拠を問う。ニーチェはそれを﹁ルサンチマン︵怨恨︶感情﹂であり、フロイトは﹁リビドーの発露﹂とした。
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== 出典 == |
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たとえば[[中島義道]]は、﹃哲学の教科書﹄の中で、日本における﹁哲学者﹂と見なされがちな知識人の大半を﹁思想家﹂に分類する。中島によれば、[[柄谷行人]]やは全て思想家に分類されるべきである︵むろん、彼らは哲学者を名乗っているわけではないのだが︶。なぜなら、彼らは哲学というものを外側から見ており、自説の装置の一部として使用しているにすぎないからである。これはなにも、彼らが哲学者でないということでその思想の重要性を喪う、ということを意味しているわけではない。デカルトやカントのような﹁単にちんこやおっぱいが気にかかって仕方ない人﹂とは根本的に違う目的で思想を展開している、ということにすぎない。なおの定義にはが疑義をとなえている。
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思想家は学問の枠に囚われずに、より広い視野から自説を展開し執筆することが多い。ただ、時代や個人によって思想家と哲学者の境界は揺らぎ、一概に決めることができない。
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* [[知識人]] |
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* [[考える人 (ロダン)]] |
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* [[啓蒙思想|啓蒙思想家]] |
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* [[神秘主義|神秘思想家]] |
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* [[アナキズム|無政府主義者]] |
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後半から半ば頃まで、哲学者あるいは思想家は社会の木鐸として、あるとして大きな力を持ったが、日本ではの退潮と冷戦構造の崩壊とともに、その影響力は低下している。
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[[zh:妄想家]] |
2023年2月23日 (木) 02:14時点における最新版
思想家︵しそうか、英: thinker︶は、様々な思想・考えに関する問題を研究し、学び、考察し、熟考し、あるいは問うて答えるために、自分の知性を使おうと試みる人。日本語では哲学者︵philosopher︶と同義で使われる場合が多いが、哲学者が﹁Aとは何か﹂﹁AとはBである﹂など”とは”に軸足を置いて真実を探求する一方で、思想家は﹁Aはどうあるべきか﹂﹁AはBであるべきだ﹂など”べき”に軸足を置いた主張を展開するという意味で異なる[要出典]。
﹃マクミラン英英辞典﹄によれば、重要なことがらについて考え、新しいアイデアを発展させる人。特にその分野でよく知られた人を指す[1]。
人物[編集]
「思想家一覧」を参照