「東武200系電車」の版間の差分
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{{otheruses|東武伊勢崎線・桐生線で運用されている200系電車|東武日光軌道線で運用されていた200形電車|東武200形電車 (軌道)}} |
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なお、両系列は通常6両編成で運用されるが、200型201F - 206Fが前述バリアフリー対策改造を施工されるに当たっては、1編成全車を工場へ入場させるのではなく、改造対象となるモハ200-4形(3号車)とユニットを構成するモハ200-3形(4号車)の2両のみを入場させる形が取られた<ref name="hanaue2006_2"/>。そのため、一旦工場へ入場して3・4号車を抜き取った後に所属車両基地へ回送される際、改造が完了した同2両を再度編成に組み込むに当たって工場へ回送される際の2度にわたって、1・2・5・6号車のみで編成された4両編成での運行が実施された<ref name="hanaue2006_2"/>。 |
なお、両系列は通常6両編成で運用されるが、200型201F - 206Fが前述バリアフリー対策改造を施工されるに当たっては、1編成全車を工場へ入場させるのではなく、改造対象となるモハ200-4形(3号車)とユニットを構成するモハ200-3形(4号車)の2両のみを入場させる形が取られた<ref name="hanaue2006_2"/>。そのため、一旦工場へ入場して3・4号車を抜き取った後に所属車両基地へ回送される際、改造が完了した同2両を再度編成に組み込むに当たって工場へ回送される際の2度にわたって、1・2・5・6号車のみで編成された4両編成での運行が実施された<ref name="hanaue2006_2"/>。 |
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[[2016年]]︵平成28年︶[[6月17日]]より200型車両1編成︵208F︶を友好鉄道協定を締結している[[台湾鉄路管理局]]・[[普悠瑪列車|普悠瑪号]]の[[台湾鉄路管理局TEMU2000形電車|TEMU2000形]]に合わせた塗装となり、共通デザインの記念[[エンブレム]]も掲出して運行を開始した<ref>{{Cite press release|和書|title=6月17日︵金︶より、特急﹁りょうもう﹂号の塗装を台鉄自強号﹁普悠瑪﹂のデザインに変更します!|publisher=[[東武鉄道]]|date=2016年5月12日|url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/2345d67ce4501e1b7a526d125b57071e/160512.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2016年5月17日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160514012304/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/2345d67ce4501e1b7a526d125b57071e/160512.pdf|archivedate=2016年5月14日}}</ref><ref>{{Cite web|和書| |
[[2016年]]︵平成28年︶[[6月17日]]より200型車両1編成︵208F︶を友好鉄道協定を締結している[[台湾鉄路管理局]]・[[普悠瑪列車|普悠瑪号]]の[[台湾鉄路管理局TEMU2000形電車|TEMU2000形]]に合わせた塗装となり、共通デザインの記念[[エンブレム]]も掲出して運行を開始した<ref>{{Cite press release|和書|title=6月17日︵金︶より、特急﹁りょうもう﹂号の塗装を台鉄自強号﹁普悠瑪﹂のデザインに変更します!|publisher=[[東武鉄道]]|date=2016年5月12日|url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/2345d67ce4501e1b7a526d125b57071e/160512.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2016年5月17日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160514012304/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/2345d67ce4501e1b7a526d125b57071e/160512.pdf|archivedate=2016年5月14日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|website=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp︵鉄道ニュース︶]]|date=2016年6月14日|url=http://railf.jp/news/2016/06/14/150000.html|title=東武鉄道200系208編成が台鉄自強号﹁普悠瑪﹂のデザインになって出場|publisher=[[交友社]]|accessdate=2016年6月16日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|website=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp︵鉄道ニュース︶]]|date=2016年6月18日|url=http://railf.jp/news/2016/06/18/200500.html|title=﹁普悠瑪﹂のデザインの東武鉄道200系208編成が営業運転を開始|publisher=[[交友社]]|accessdate=2016年6月19日}}</ref>。この塗装は[[2018年]]︵平成30年︶[[11月19日]]をもって終了したことが発表され、元の塗装に戻されている<ref>{{Cite web|和書|website=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp︵鉄道ニュース︶]]|date=2018年12月21日|url=https://railf.jp/news/2018/12/21/000000.html|title=東武200系208編成がオリジナルカラーとなって出場|publisher=[[交友社]]|accessdate=2024年3月17日}}</ref>。
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2021年5月に、200型のデビュー30周年を記念してリバイバルカラーに変更されることが発表された<ref name="press20210512">{{Cite press release|和書|title=2020〜2021年でデビューから30年! 100系スペーシアと200型りょうもうで3種類のリバイバルカラー車両を運行します!〜第一弾として、6月5日︵土︶から100系スペーシアをデビュー当時のカラーリングに塗装します!〜|publisher=東武鉄道|date=2021-05-12|url=https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210512144048wz5OxAngM_7ZCzYAV46fdg.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2021-06-04|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210515233143/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210512144048wz5OxAngM_7ZCzYAV46fdg.pdf|archivedate=2021-05-15}}</ref>。その後2021年8月7日より、1800系の塗装を再現したカラーリングで運行することが発表され<ref name="press20210715">{{Cite press release|和書|title=8月7日︵土︶より、200型を1800系カラーリング﹁りょうもう﹂として運行します!|publisher=東武鉄道|date=2021-07-15|url=https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210715131537m6QXY-URDrRxTfGuR9-Kuw.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2021-07-20|archiveurl=|archivedate=}}</ref>、205F・209Fの2編成が塗装変更されることになった。車内では座席モケットも1800系と同じものに変更されている<ref> https://railf.jp/news/2021/08/06/140000.html |
2021年5月に、200型のデビュー30周年を記念してリバイバルカラーに変更されることが発表された<ref name="press20210512">{{Cite press release|和書|title=2020〜2021年でデビューから30年! 100系スペーシアと200型りょうもうで3種類のリバイバルカラー車両を運行します!〜第一弾として、6月5日︵土︶から100系スペーシアをデビュー当時のカラーリングに塗装します!〜|publisher=東武鉄道|date=2021-05-12|url=https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210512144048wz5OxAngM_7ZCzYAV46fdg.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2021-06-04|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210515233143/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210512144048wz5OxAngM_7ZCzYAV46fdg.pdf|archivedate=2021-05-15}}</ref>。その後2021年8月7日より、1800系の塗装を再現したカラーリングで運行することが発表され<ref name="press20210715">{{Cite press release|和書|title=8月7日︵土︶より、200型を1800系カラーリング﹁りょうもう﹂として運行します!|publisher=東武鉄道|date=2021-07-15|url=https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210715131537m6QXY-URDrRxTfGuR9-Kuw.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2021-07-20|archiveurl=|archivedate=}}</ref>、205F・209Fの2編成が塗装変更されることになった。車内では座席モケットも1800系と同じものに変更されている<ref>{{Cite web|和書|website=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp︵鉄道ニュース︶]]|date=2021年8月6日|url=https://railf.jp/news/2021/08/06/140000.html|title=東武200型205編成が1800系のカラーリングに|publisher=[[交友社]]|accessdate=2024年3月17日}}</ref>。
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2024年3月31日より、[[アサヒ飲料]]との特別コラボにより、205Fが﹁りょうもう﹃[[カルピス]]﹄EXPRESS﹂としてカラーリングを﹁カルピス﹂をイメージした白と青の特別塗装に変更され運転されている。運転期間は約3年間を予定している<ref>{{Cite web |url=https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202402271051486iojeq0wa1zXWecaqj97fg.pdf |title=3月31日︵日︶から﹁りょうもう﹃カルピス﹄EXPRESS﹂を運行 |access-date=2024/03/10 |publisher=東武鉄道}}</ref>。
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File:Tobu-Series200 Puyuma.jpg|200型208F「普悠瑪デザイン」<br/>(2018年6月 姫宮駅) |
File:Tobu-Series200 Puyuma.jpg|200型208F「普悠瑪デザイン」<br/>(2018年6月 姫宮駅) |
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File:Tobu-Series200-205F Ryomo.jpg|200型205F「1800系リバイバルカラー」<br/>(2022年8月 鷲宮駅) |
File:Tobu-Series200-205F Ryomo.jpg|200型205F「1800系リバイバルカラー」<br/>(2022年8月 鷲宮駅) |
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ファイル:RYOMO-CALPIS EXPRESS.jpeg|2024年3月31日よりりょうもう『カルピス』エクスプレスとして運行する205F |
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| rowspan="2"|(1956年2月) |
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| rowspan="2"|旧1701Fは全編成205Fへ改造(更新)<br />リバイバル |
| rowspan="2"|旧1701Fは全編成205Fへ改造(更新)<br />元1800系リバイバル塗装<br />りょうもう『カルピス』EXPRESS塗装 |
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|(モハ1701) |
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| rowspan="2"|(1960年9月) |
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|rowspan="2"|2021年8月16日 |
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|(モハ1721) |
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|rowspan="2"|旧1771Fは全編成209Fへ改造(更新)<br />リバイバル |
|rowspan="2"|旧1771Fは全編成209Fへ改造(更新)<br />1800系リバイバル塗装 |
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|(モハ1771) |
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2014年4月30日に発表された「東武グループ中期経営計画2014〜2016」の基本戦略の中には「新型特急の投入(日光線・伊勢崎線系統)」と記されており<ref>[http://www.tobu.co.jp/file/pdf/8f3cc2a2e70bd5000e704555906e535a/140430-3.pdf 東武グループ中期経営計画2014〜2016の策定について](東武鉄道 [[2014年]][[4月30日]] PDF)</ref>、2017年4月から[[東武500系電車|500系電車]]が営業運転を開始し、「りょうもう」にも館林行の下り1本のみ導入された。500系は2017年4月28日に発表された「東武グループ中期経営計画2017〜2020」でも増備が計画されているが<ref>[http://www.tobu.co.jp/file/pdf/45b1654a4f72173989dec62a23761286/20170428-3.pdf 「東武グループ中期経営計画 2017~2020」の策定について](東武鉄道 2017年4月28日 2017年5月20日閲覧)</ref>、本形式の置き換えについては明言されていなかった<ref group="注">2014年時点で、200型は流用元の電気機器などの経年が40 - 50年以上経過していた。</ref>。 |
2014年4月30日に発表された「東武グループ中期経営計画2014〜2016」の基本戦略の中には「新型特急の投入(日光線・伊勢崎線系統)」と記されており<ref>[http://www.tobu.co.jp/file/pdf/8f3cc2a2e70bd5000e704555906e535a/140430-3.pdf 東武グループ中期経営計画2014〜2016の策定について](東武鉄道 [[2014年]][[4月30日]] PDF)</ref>、2017年4月から[[東武500系電車|500系電車]]が営業運転を開始し、「りょうもう」にも館林行の下り1本のみ導入された。500系は2017年4月28日に発表された「東武グループ中期経営計画2017〜2020」でも増備が計画されているが<ref>[http://www.tobu.co.jp/file/pdf/45b1654a4f72173989dec62a23761286/20170428-3.pdf 「東武グループ中期経営計画 2017~2020」の策定について](東武鉄道 2017年4月28日 2017年5月20日閲覧)</ref>、本形式の置き換えについては明言されていなかった<ref group="注">2014年時点で、200型は流用元の電気機器などの経年が40 - 50年以上経過していた。</ref>。 |
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その後 |
その後2020年11月9日より﹁りょうもう﹂8・25・44・47号が、500系電車による﹁リバティりょうもう﹂に変更された<ref>[https://www.tobu.co.jp/news/2176/ 11月9日︵月︶以降の伊勢崎線特急列車の車種変更について]</ref>。これ以後、ダイヤ修正・改正の都度に﹁リバティりょうもう﹂への列車置き換えが進められており、2022年3月12日のダイヤ改正で[[東武佐野線|佐野線]]への乗り入れが消滅している。一方、2023年3月18日のダイヤ改正では、下り﹁リバティりょうもう﹂3・17・33・47号、上り﹁リバティりょうもう﹂4・20・34・48号︵いずれも3両編成︶を﹁りょうもう﹂に置き換えた。さらに定員数を増やすため、同じく2023年3月18日のダイヤ改正で下り﹁リバティりょうもう﹂1号、上り﹁リバティりょうもう﹂2・18号を3両編成→6両編成に変更した。なおこのダイヤ改正で﹁リバティりょうもう﹂初の6両編成での運転となった<ref>{{PDFlink|[https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221216095003CgiPlyiMuAYy0ETMej1V2g.pdf 2023年3月18日︵土︶ダイヤ改正を実施します] - 東武鉄道 2022年12月16日}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.tetsudo.com/event/40705/|title=東武 ダイヤ改正・特急料金改定|accessdate=2024/01/24|publisher=鉄道コム}}</ref>。
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2019年10月頃より休車となっていた201Fが2020年12月に[[北館林荷扱所]]へ回送された<ref> [https://railf.jp/news/2020/12/02/190000.html 東武200系201編成が北館林へ] - railf.jp、2020年12月2日</ref>。 |
2019年10月頃より休車となっていた201Fが2020年12月に[[北館林荷扱所]]へ回送され、本系列初の廃車となった<ref> [https://railf.jp/news/2020/12/02/190000.html 東武200系201編成が北館林へ] - railf.jp、2020年12月2日</ref>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2024年7月24日 (水) 03:55時点における最新版
東武200系電車 | |
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![]() 200型(2021年10月 鷲宮駅) | |
基本情報 | |
運用者 | 東武鉄道 |
製造所 | 東急車輛製造・アルナ工機 |
種車 | 200型:1700系・1720系電車 |
製造年 | 1990年(改造元は1956年) - 1998年 |
製造数 |
200型:54両 250型:6両 |
運用開始 | 1991年2月1日 |
主要諸元 | |
編成 | 6両編成 |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
電気方式 |
直流1,500 V (架空電車線方式) |
最高運転速度 | 110 km/h |
設計最高速度 |
200型:165 km/h 250型:120 km/h |
起動加速度 | 2.23 km/h/s |
減速度(常用) | 3.7 km/h/s |
減速度(非常) | 5.0 km/h/s |
編成定員 | 398人[1] |
車両定員 | 下記参照 |
自重 | 下記参照 |
全長 |
21,300 mm(先頭車) 20,000 mm(中間車) |
全幅 | 2,878 mm |
全高 |
200型:4,200 mm 250型:4,160 mm |
車体 | 普通鋼 |
台車 |
200型:SUミンデン式FS-370A 250型:モノリンク式SS-151・051 |
主電動機 |
200型:直流直巻電動機 TDK-824A 250型:三相かご形誘導電動機 TM-95 |
主電動機出力 |
200型:75 kW × 4 250型:190 kW × 4 |
駆動方式 |
200型:可撓継手式中空軸平行カルダン 250型:TD継手式平行カルダン |
歯車比 |
200型:3.75 (75/20) 250型:5.28 (95/18) |
制御方式 |
200型:抵抗制御・界磁添加励磁制御 250型:VVVFインバータ制御 |
制御装置 |
200型:バーニヤ式電動カム軸 VMC-HTR-10H 250型:IGBT素子 VFI-HR1420C |
制動装置 |
200型:回生制動併用電磁直通空気ブレーキ HSC-R 250型:回生制動優先電気指令空気ブレーキ HRDA-2 |
保安装置 | 東武形ATS |
備考 | データは2007年11月現在[2] |
東武200系電車(とうぶ200けいでんしゃ)は、東武鉄道の電車(特急形車両)である。
本項では基本番台の200型[注 1]のほか、主要機器の仕様が異なる250型電車[注 1]についても記述する。
概要
[編集]車体
[編集]-
車体側面ロゴ
(2008年10月 浅草駅)
内装
[編集]-
200系車内(206F・2010年1月)
-
200系座席(206F・2010年1月) DRC座席であり、現存しない
-
200系車内と座席(1960年代製・2020年10月) 2015年以降、座席模様替え
-
200系座席(2015年以降に新造)DRC座席を置き換え
-
座席背面、足元にフットレストはない
-
車椅子スペース
-
モハ200-4形(3号車)自動販売機と車内電話スペース跡
主要機器
[編集]主制御器
[編集]200型
[編集]250型
[編集]IGBT素子を用いたVVVFインバータ制御装置 (2000V/400A) を、モハ250-2形・-3形・-5形に搭載する[2]。同主制御器は30000系において採用されたものと同一機種であるが[6]、制御ソフトウェアの調整によって、起動加速度・加速特性等は200系と極力合わせたものとなっている[7]。
主電動機
[編集]200型
[編集]種車より改造した東洋電機製造製の補極補償巻線付直流直巻電動機TDK-824A(一時間定格出力75 kW)を1両当たり4基搭載する[10]。駆動装置は中空軸平行カルダン(東洋電機製造KD-212A[2])、歯車比は種車同様に3.75 (75:20) とハイギヤードな設定となっており[2]、同歯車比設定時の全界磁定格速度は66 km/hに達する。
250型
[編集]台車
[編集]200型
[編集]250型
[編集]制動装置
[編集]200型
[編集]250型
[編集]常用制動を回生制動優先とし、T車遅れ込め制御を実装した電気指令空気ブレーキ (HRDA-2) で[2]、200型同様に応荷重装置・抑速制動(定速制御連動型)・抑圧制動を備えるほか、非常制動時に動作する増圧機構が追加された[2]。
集電装置
[編集]補助電源装置
[編集]補助機器類
[編集]運用
[編集]-
200型208F「普悠瑪デザイン」
(2018年6月 姫宮駅) -
200型205F「1800系リバイバルカラー」
(2022年8月 鷲宮駅) -
2024年3月31日よりりょうもう『カルピス』エクスプレスとして運行する205F
編成表
[編集]← 浅草 | ||||||
号車 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|
形式 | モハ200-1形 (Mc1) |
モハ200-2形 ◇(M1) |
モハ200-3形 ◇(M2) |
モハ200-4形 (M3) |
モハ200-5形 (M4)◇ |
モハ200-6形 (Mc2) |
車番 | 201-1 : 209-1 |
201-2 : <209-2 |
201-3 : <209-3 |
201-4 : 209-4 |
201-5 : 209-5> |
201-6 : 209-6 |
搭載機器 | APU | CON | CON | APU,CP | CON | APU,CP |
自重 | 40.5 t | 39.5 t | 40.5 t | 39.5 t | 39.5 t | 41.5 t |
形式 | クハ250-1形 (Tc1) |
モハ250-2形 <(M1)> |
モハ250-3形 (M2) |
サハ250-4形 (T) |
モハ250-5形 (M3)> |
クハ250-6形 (Tc2) |
車番 | 251-1 | 251-2 | 251-3 | 251-4 | 251-5 | 251-6 |
搭載機器 | VVVF,CP | VVVF,APU | VVVF,CP | APU | ||
自重 | 35.5 t | 41.0 t | 41.0 t | 32.0 t | 41.0 t | 38.0 t |
定員 | 60人 | 72人 | 76人 | 58人 | 72人 | 60人・55人(55人はバリアフリー車両) |
車歴
[編集]編成番号 | 車両番号 (種車)[16] |
製造会社 | 竣工年月
(改造元年) |
集電装置 | バリアフリー対応工事 | 廃車年月 | 備考 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
201F | モハ201-1 | モハ201-2 | モハ201-3 | モハ201-4 | モハ201-5 | モハ201-6 | 東急 | (1963年9月) | 下枠交差型 | 対応工事済み | 2020年12月1日 | 旧1741Fは全編成201Fへ改造(更新) 形式初の廃車編成 |
(モハ1741) | (モハ1742) | (モハ1743) | (モハ1744) | (モハ1745) | (モハ1746) | |||||||
202F | モハ202-1 | モハ202-2 | モハ202-3 | モハ202-4 | モハ202-5 | モハ202-6 | アルナ | (1961年10月) | 2022年9月29日 | 旧1731Fは全編成202Fへ改造(更新) | ||
(モハ1731) | (モハ1732) | (モハ1733) | (モハ1734) | (モハ1735) | (モハ1736) | |||||||
203F | モハ203-1 | モハ203-2 | モハ203-3 | モハ203-4 | モハ203-5 | モハ203-6 | (1964年9月) | 旧1751Fは全編成203Fへ改造(更新) | ||||
(モハ1751) | (モハ1752) | (モハ1753) | (モハ1754) | (モハ1755) | (モハ1756) | |||||||
204F | モハ204-1 | モハ204-2 | モハ204-3 | モハ204-4 | モハ204-5 | モハ204-6 | 東急 | (1957年8月) | 旧1711Fは全編成204Fへ改造(更新) | |||
(モハ1711) | (モハ1712) | (モハ1713) | (モハ1714) | (モハ1715) | (モハ1716) | |||||||
205F | モハ205-1 | モハ205-2 | モハ205-3 | モハ205-4 | モハ205-5 | モハ205-6 | アルナ | (1956年2月) | 旧1701Fは全編成205Fへ改造(更新) 元1800系リバイバル塗装 りょうもう『カルピス』EXPRESS塗装 | |||
(モハ1701) | (モハ1702) | (モハ1703) | (モハ1704) | (モハ1705) | (モハ1706) | |||||||
206F | モハ206-1 | モハ206-2 | モハ206-3 | モハ206-4 | モハ206-5 | モハ206-6 | (1968年11月) | 旧1761Fは全編成206Fへ改造(更新) | ||||
(モハ1761) | (モハ1762) | (モハ1763) | (モハ1764) | (モハ1765) | (モハ1766) | |||||||
207F | モハ207-1 | モハ207-2 | モハ207-3 | モハ207-4 | モハ207-5 | モハ207-6 | 東急 | (1973年7月) | シングルアーム | 落成当初より対応 | 旧1781Fは全編成207Fへ改造(更新) | |
(モハ1781) | (モハ1782) | (モハ1783) | (モハ1784) | (モハ1785) | (モハ1786) | |||||||
208F | モハ208-1 | モハ208-2 | モハ208-3 | モハ208-4 | モハ208-5 | モハ208-6 | アルナ | (1960年9月) | 2021年8月16日 | 旧1721Fは全編成208Fへ改造(更新) 元普悠瑪号塗装編成 | ||
(モハ1721) | (モハ1722) | (モハ1723) | (モハ1724) | (モハ1725) | (モハ1726) | |||||||
209F | モハ209-1 | モハ209-2 | モハ209-3 | モハ209-4 | モハ209-5 | モハ209-6 | (1971年9月) | 旧1771Fは全編成209Fへ改造(更新) 1800系リバイバル塗装 | ||||
(モハ1771) | (モハ1772) | (モハ1773) | (モハ1774) | (モハ1775) | (モハ1776) | |||||||
251F | クハ251-1 | モハ251-2 | モハ251-3 | サハ251-4 | モハ251-5 | クハ251-6 | 1998年2月 | 2022年6月7日 | 完全新造 |
後継車について
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 『鉄道ピクトリアル』 鉄道図書刊行会
- 東武鉄道 運転車両部車両課 「100系スペーシアができるまで」 1990年12月(通巻537)号 pp.34 - 38
- 東武鉄道 運転車両部車両課 「伊勢崎線急行『りょうもう』号のニューフェイス 200系電車」 1990年12月(通巻537)号 pp.80 - 83
- 花上嘉成 「私鉄車両めぐり(158) 東武鉄道」 1997年12月(通巻647)号 pp.208 - 241
- 稲葉克彦 「東武鉄道 現有車両プロフィール」 2008年1月(通巻799)号 pp.257 - 260・266・276 - 277・295
- 『鉄道ダイヤ情報』 弘済出版社・交通新聞社
- 「DJ新車トピックス2 東武鉄道200系」 1991年1月(通巻81)号 p.16
- 花上嘉成 監修 「東武鉄道 車両カタログ2006(優等車篇)」 2006年4月(通巻264)号 pp.22 - 24
- 『列車編成席番表 2012年冬』 交通新聞社 2011年12月 p.324
外部リンク
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