東海道名所図会
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﹃東海道名所図会﹄︵とうかいどうめいしょずえ︶は江戸時代後期に刊行された名所図会。寛政9年︵1797年︶に6巻6冊が刊行された。
概要[編集]
京都三条大橋から江戸日本橋までの東海道沿いの名所旧跡や宿場の様子、特産物などに加えて歴史や伝説などを描いたもので[1]、一部には東海道を離れて三河国の鳳来寺や遠江国の秋葉権現社なども含まれる[2]。 著者は秋里籬島。序文は中山愛親が書き[3]、円山応挙、土佐光貞、竹原春泉斎、北尾政美、栗杖亭鬼卵など約30人の絵師が200点を越える挿絵を担当。1910年︵明治43年︶には吉川弘文館から復刻されている。 なお、歌川広重による天保4年︵1833年︶の保永堂版﹃東海道五十三次﹄では京都に近い宿場の図が﹃東海道名所図会﹄から採られているものが多いことが指摘されている[4]。関連文献[編集]
脚注[編集]
(一)^ デジタル大辞泉. “東海道名所図会”. コトバンク. 2017年9月3日閲覧。
(二)^ “江戸時代の旅の情報誌(1) 秋里籬島著﹁東海道名所図会﹂” (PDF). 静岡県立中央図書館 (2001年10月1日). 2017年9月3日閲覧。
(三)^ “東海道名所図会. 巻之1-6 / 秋里籬嶌 [編]”. 早稲田大学古典籍データベース. 2017年9月3日閲覧。
(四)^ 大久保純一﹁連載﹁歴史の証人-写真による収蔵品紹介-﹂東海道物錦絵﹂﹃歴博﹄第102巻、国立歴史民俗博物館、2000年9月20日、2017年9月3日閲覧。
外部リンク[編集]
- 国立国会図書館デジタルコレクション