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* バミューダ海域の摩天楼(2011年4月 講談社ノベルス) |
* バミューダ海域の摩天楼(2011年4月 講談社ノベルス) |
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** 収録作品:バミューダ海域のドラゴン / 熱波の摩天楼 |
** 収録作品:バミューダ海域のドラゴン / 熱波の摩天楼 |
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* 密室の神話(2014年10月 文藝春秋) |
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=== アンソロジー === |
=== アンソロジー === |
2014年10月28日 (火) 22:10時点における版
柄刀 一 (つかとう はじめ) | |
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誕生 |
1959年2月2日(65歳)![]() |
職業 | 小説家、推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 |
![]() |
最終学歴 | 専門学校札幌デザイナー学院卒業 |
活動期間 | 1998年 - |
ジャンル | 推理小説 |
代表作 | 『密室キングダム』(2007年) |
デビュー作 | 『3000年の密室』(1998年) |
![]() |
柄刀 一︵つかとう はじめ、1959年2月2日[1] - ︶は、日本の小説家・推理作家。北海道夕張市生まれ[2]。札幌市在住[1]。北海道札幌開成高等学校、専門学校札幌デザイナー学院卒業。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。ペンネームはジョン・ディクスン・カーに由来する[2]。北海道日本ハムファイターズのファンである。
経歴
専門学校卒業後、フリーターとして配管工など多くの職業を経験しながら投稿生活を続ける。1994年、鮎川哲也が編集長をつとめる公募短編アンソロジー﹃本格推理3﹄に﹁密室の矢﹂が採用される。本格推理シリーズにはその後も﹁逆密室の夕べ﹂﹁ケンタウロスの殺人﹂の2編が採用された︵これら3編はのちに﹃OZの迷宮 ケンタウロスの殺人﹄にまとめられた︶。 1997年、﹃3000年の密室﹄で第8回鮎川哲也賞の最終候補作に残る。惜しくも受賞は逃したが、選考委員をしていた有栖川有栖らの推薦を受けて、1998年、同作で本格的に小説家デビューする。デビュー後に刊行された﹃サタンの僧院﹄はメフィスト賞に投稿した作品である。 2007年に発表した長編﹃密室キングダム﹄は、﹃本格ミステリ・ベスト10﹄で第3位、﹃このミステリーがすごい!﹄で第16位、﹃週刊文春ミステリーベスト10﹄で第10位と高く評価された。 2011年に﹃本格ミステリ・ベスト10﹄2012年版のなかで発表された﹁2001-2010 新世紀﹃本格短編ミステリ﹄オールベスト・ランキング﹂では、﹁ゴーレムの檻﹂が第6位に、﹁アリア系銀河鉄道﹂が第16位にランクインしている。文学賞候補歴
●1994年 - ﹃死者の立つ淵﹄で第7回日本推理サスペンス大賞候補。 ●1996年 - ﹃朱の絢爛﹄で第7回鮎川哲也賞候補。 ●1997年 - ﹃3000年の密室﹄で第8回鮎川哲也賞候補。 ●2004年 - ﹃OZの迷宮 ケンタウロスの殺人﹄で第57回日本推理作家協会賞︵長編および連作短編集部門︶候補。 ●2006年 - ﹃ゴーレムの檻﹄で第59回日本推理作家協会賞︵長編および連作短編集部門︶候補、第6回本格ミステリ大賞︵小説部門︶候補。 ●2007年 - ﹃時を巡る肖像﹄で第7回本格ミステリ大賞︵小説部門︶候補。 ●2008年 - ﹃密室キングダム﹄で第61回日本推理作家協会賞︵長編および連作短編集部門︶候補、第8回本格ミステリ大賞︵小説部門︶候補。 ●2009年 ●﹁身代金の奪い方﹂で第62回日本推理作家協会賞︵短編部門︶候補。 ●﹃ペガサスと一角獣薬局﹄で第9回本格ミステリ大賞︵小説部門︶候補。ミステリ・ランキング
週刊文春ミステリーベスト10
●2000年 - ﹃アリア系銀河鉄道﹄17位 ●2007年 - ﹃密室キングダム﹄10位このミステリーがすごい!
●2008年 - ﹃密室キングダム﹄16位本格ミステリーベスト10
●1999年 - ﹃3000年の密室﹄18位 ●2000年 - ﹃サタンの僧院﹄20位 ●2001年 - ﹃アリア系銀河鉄道﹄12位 ●2003年 - ﹃奇蹟審問官アーサー﹄21位 ●2004年 - ﹃OZの迷宮﹄8位、﹃シクラメンと、見えない密室﹄24位 ●2006年 - ﹃ゴーレムの檻﹄9位、﹃御手洗潔対シャーロック・ホームズ﹄19位、﹃fの魔弾﹄27位 ●2008年 - ﹃密室キングダム﹄3位、﹃時を巡る肖像﹄27位 ●2009年 - ﹃ペガサスと一角獣薬局﹄8位、﹃消滅島RPGマーダー﹄30位 ●2010年 - ﹃奇蹟審問官アーサー 死蝶天国﹄29位 ●2012年 - ﹃システィーナ・スカル﹄20位ミステリが読みたい!
●2008年 - ﹃密室キングダム﹄9位作品リスト
奇蹟審問官アーサーシリーズ
●サタンの僧院︵1999年4月 原書房︶ ●奇蹟審問官アーサー 神の手の不可能殺人︵2002年4月 講談社ノベルス︶ ●奇蹟審問官アーサー 死蝶天国︵2009年4月 講談社ノベルス︶ ●収録作品‥バグズ・ヘブン / 魔界への十七歩 / 聖なるアンデッド / 生まれゆく者へのメッセージ︵バースマーク・テリング︶三月宇佐見のお茶の会シリーズ
●アリア系銀河鉄道︵2000年10月 講談社ノベルス / 2004年4月 光文社文庫︶ ●収録作品‥言語と密室のコンポジション / ノアの隣 / 探偵の匣 / アリア系銀河鉄道 / アリスのドア ●ゴーレムの檻︵2005年3月 光文社カッパ・ノベルス / 2008年3月 光文社文庫︶ ●収録作品‥エッシャー世界︵ワールド︶ / シュレーディンガーDOOR / 見えない人、宇佐見風 / ゴーレムの檻 / 太陽殿のイシス︵ゴーレムの檻 現代版︶慶子さんとお仲間探偵団シリーズ
●マスグレイヴ館の島︵2000年11月 原書房 / 2005年6月 光文社文庫︶ ●翼のある依頼人︵2011年7月 光文社 / 2014年6月 光文社文庫︶ ●収録作品‥女性恐怖症になった男 / 翼のある依頼人 / 見えない射手の、立つところ / 黄色い夢の部屋天地龍之介シリーズ
●殺意は砂糖の右側に︵2001年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2004年1月 祥伝社文庫︶ ●収録作品‥エデンは月の裏側に / 殺意は砂糖の右側に / 凶器は死角の奥底に / 銀河はコップの内側に / 夕日はマラッカの海原に / ダイヤモンドは永遠に / あかずの扉は潮風の中に ●幽霊船が消えるまで︵2002年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2005年1月 祥伝社文庫︶ ●収録作品‥幽霊船が消えるまで / 死が鍵盤を鳴らすまで / 石の棺が閉じるまで / 雨が殺意を流すまで / 彼が詐欺を終えるまで / 木の葉が証拠を語るまで ●殺意は幽霊館から︵2002年6月 祥伝社文庫︶ ●十字架クロスワードの殺人︵2003年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2006年9月 祥伝社文庫︶ ●殺意は青列車︵ブルートレイン︶が乗せて︵2004年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2007年2月 祥伝社文庫︶ ●収録作品‥龍之介、黄色い部屋に入ってしまう / 光章、白銀に埋まる / 一美、黒い火の玉を目撃す / どうする卿、謎の青列車と消える / 龍之介、悪意の赤い手紙に息を呑む ●殺人現場はその手の中に︵2005年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2008年8月 祥伝社文庫︶ ●収録作品‥瞳の中の、死の予告 / アリバイの中のアルファベット / 死角の中のクリスタル / 溝の中の遠い殺意 / ページの中の殺人現場 ●連殺魔方陣︵2006年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2009年6月 祥伝社文庫︶ ●空から見た殺人プラン︵2007年2月 祥伝社ノン・ノベル / 2011年3月 祥伝社文庫︶ ●収録作品‥誰にも見えない4号室 / 龍神の渡る湖 / 真珠とバロックとあたしの部屋 / 神域の波打ち際 / 空と大地の迷宮 ●紳士ならざる者の心理学︵2007年11月 祥伝社ノン・ノベル / 2012年2月 祥伝社文庫︶ ●収録作品‥召されてからのメッセージ / 紳士ならざる者の心理学 / ウォール・ウィスパー / 見られていた密室 / 少女の淡き消失点 ●消滅島RPGマーダー︵2008年2月 祥伝社ノン・ノベル︶ ●UFOの捕まえ方︵2009年2月 祥伝社ノン・ノベル︶ ●収録作品‥サイト門のひらき方 / 身代金の奪い方 / UFOの捕まえ方 / 見えない共犯者の作り方 ●人質ゲーム、オセロ式︵2010年10月 祥伝社ノン・ノベル︶南美希風シリーズ
●OZの迷宮 ケンタウロスの殺人︵2003年6月 光文社カッパ・ノベルス / 2006年5月 光文社文庫︶ ●収録作品‥密室の矢 / 逆密室の夕べ / 獅子の城 / 絵の中で溺れた男 / わらの密室 / イエローロード / ケンタウロスの殺人 / 美羽の足跡 ●火の神︵アグニ︶の熱い夏︵2004年9月 光文社文庫︶ ●fの魔弾︵2004年11月 光文社カッパ・ノベルス / 2008年1月 光文社文庫︶ ●密室キングダム︵2007年7月 光文社 / 2010年1月 光文社文庫︶ ●ペガサスと一角獣薬局︵2008年8月 光文社 / 2011年5月 光文社文庫︶ ●収録作品‥龍の淵 / 光る棺の中の白骨 / ペガサスと一角獣薬局 / チェスター街の日 / 読者だけに判るボーンレイク事件絵画修復士・御倉瞬介シリーズ
●時を巡る肖像︵2006年11月 実業之日本社 / 2008年11月 ジェイ・ノベルス / 2010年12月 実業之日本社文庫︶ ●収録作品‥ピカソの空白 / ﹃金蓉﹄の前の二人 / 遺影、﹃デルフトの眺望﹄ / モネの赤い睡蓮 / デューラーの瞳 / 時を巡る肖像 ●黄昏たゆたい美術館︵2008年7月 実業之日本社 / 2011年12月 実業之日本社文庫︶ ●収録作品‥神殺しのファン・エイク / ユトリロの、死衣と産衣 / 幻の棲む絵巻 / ﹃ひまわり﹄の黄色い囁き / 黄昏たゆたい美術館 ● システィーナ・スカル︵2010年11月 実業之日本社︶ ●︻改題︼システィーナ・スカル ミケランジェロ 聖堂の幻︵2013年12月 実業之日本社文庫︶ ●収録作品‥ボッティチェリの裏窓 / システィーナ・スカル / 時の運送屋 / 闇の揺りかごその他
●3000年の密室︵1998年7月 原書房 / 2002年3月 光文社文庫︶ ●4000年のアリバイ回廊︵1999年7月 光文社 / 2002年9月 光文社文庫︶ ●400年の遺言︵2000年1月 角川書店 / 2002年5月 角川文庫︶ ●ifの迷宮︵2000年2月 光文社カッパ・ノベルス / 2003年4月 光文社文庫︶ ●凍るタナトス︵2002年8月 文藝春秋 / 2006年1月 文春文庫︶ ●シクラメンと、見えない密室︵2003年10月 ジェイ・ノベルス / 2006年11月 光文社文庫︶ ●収録作品‥傷とアネモネ / 連続殺人とハシバミの葉 / シクラメンと、見えない密室 / クリスマス・ローズの返礼 / オークの枝に、誰かいる / おとぎり草と、背後の闇 / 夾竹桃の遺言 ●レイニー・レイニー・ブルー︵2004年5月 光文社カッパ・ノベルス / 2007年6月 光文社文庫︶ ●収録作品‥人の降る確率 / 炎の行方 / 仮面人称 / 密室の中のジョゼフィーヌ / 百匹めの猿 / レイニー・レイニー・ブルー / コクピット症候群︵シンドローム︶ ●御手洗潔対シャーロック・ホームズ︵2004年11月 原書房 / 2008年7月 創元推理文庫︶ ●収録作品‥青の広間の御手洗 / シリウスの雫 / 緋色の紛糾 / ボヘミアンの秋分 / 巨人幻想 ●モノクロームの13手︵2010年2月 祥伝社︶ ●バミューダ海域の摩天楼︵2011年4月 講談社ノベルス︶ ●収録作品‥バミューダ海域のドラゴン / 熱波の摩天楼 ●密室の神話︵2014年10月 文藝春秋︶アンソロジー
﹁﹂内が柄刀一の作品本格推理
- 本格推理3 迷宮の殺人者たち(1994年4月 光文社文庫)「密室の矢」
- 孤島の殺人鬼 本格推理マガジン(1995年12月 光文社文庫)「逆密室の夕べ」
- 本格推理9 死角を旅する者たち(1996年12月 光文社文庫)「白銀荘のグリフィン」
「本格推理 (光文社文庫)」を参照
本格ミステリ作家クラブ編
- 本格ミステリ01(2001年7月 講談社ノベルス)「エッシャー世界(ワールド)」
- 本格ミステリ02(2002年5月 講談社ノベルス)「人の降る確率」
- 本格ミステリ04(2004年6月 講談社ノベルス)「イエローロード」
- 本格ミステリ05(2005年6月 講談社ノベルス)「光る棺の中の白骨」
- 本格ミステリ06(2006年5月 講談社ノベルス)「太陽殿のイシス(ゴーレムの檻 現代版)」
- 本格ミステリ07(2007年5月 講談社ノベルス)「紳士ならざる者の心理学」
- 本格ミステリ08(2008年6月 講談社ノベルス)「ウォール・ウィスパー」
- 本格ミステリ09(2009年6月 講談社ノベルス)「チェスター街の日」
「本格ミステリ作家クラブ」を参照
日本推理作家協会編
- ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 2003(2003年7月 講談社)「密室の中のジョセフィーヌ」
- ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 2004(2004年7月 講談社)「絵の中で溺れた男」
- ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 2005(2005年7月 講談社)「光る棺の中の白骨」
- ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 2009(2009年7月 講談社)「身代金の奪い方」
「ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑」を参照
異形コレクション
- 21 マスカレード(2002年1月 光文社文庫)「仮面人称」
- 26 夏のグランドホテル(2003年6月 光文社文庫)「回転ドア」
- 38 心霊理論(2007年8月 光文社文庫)「古き海の……」
- 42 幻想探偵(2008年12月 光文社文庫)「サイボーグ・アイ」
「異形コレクション」を参照
その他
- 不透明な殺人(1999年2月 祥伝社ノン・ポシェット)「エデンは月の裏側に」
- 贋作館事件(1999年8月 原書房)「緋色の紛糾」
- 密室殺人大百科 下(2000年7月 原書房 / 2003年9月 講談社文庫)「時の結ぶ密室」
- 新世紀犯罪博覧会(2001年3月 光文社カッパ・ノベルス)「滲んだ手紙」
- 名探偵を追いかけろ(2004年10月 光文社カッパ・ノベルス / 2007年5月 光文社文庫)「龍之介、黄色い部屋に入ってしまう」
- 密室と奇蹟(2006年11月 東京創元社)「ジョン・D・カーの最終定理」
- 名探偵の奇跡(2007年9月 光文社カッパ・ノベルス / 2010年5月 光文社文庫)「デューラーの瞳」
- 名探偵に訊け(2010年9月 光文社カッパ・ノベルス / 2013年4月 光文社文庫)「バグズ・ヘブン」
- ミステリ・オールスターズ(2010年9月 角川書店 / 2012年9月 角川文庫)「ある終末夫婦のレシート」
- utage・宴(2010年12月 柏艪舎)「流れ星」
- 近藤史恵リクエスト!ペットのアンソロジー(2013年1月 光文社 / 2014年7月 光文社文庫)「ネコの時間」
脚注
外部リンク
- Interview・柄刀一 - 『fの魔弾』刊行時のインタビュー