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*1月4日 - [[三島由紀夫]]が決起の際に、残された[[楯の会]]会員・本多清(旧姓・倉持)に宛てた[[遺書]]が新聞各紙に公開される<ref name="nenpu">[[佐藤秀明 (学者)|佐藤秀明]]・[[井上隆史]]編「年譜 平成12年1月4日」({{Harvnb|42巻年譜・書誌|2005-08|p=368}})</ref>。 |
*1月4日 - [[三島由紀夫]]が決起の際に、残された[[楯の会]]会員・本多清(旧姓・倉持)に宛てた[[遺書]]が新聞各紙に公開される<ref name="nenpu">[[佐藤秀明 (国文学者)|佐藤秀明]]・[[井上隆史 (国文学者)|井上隆史]]編「年譜 平成12年1月4日」({{Harvnb|42巻年譜・書誌|2005-08|p=368}})</ref>。 |
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* 1月14日 - 第122回[[芥川龍之介賞]]・[[直木三十五賞]](1999年下半期)の選考委員会開催。 |
* 1月14日 - 第122回[[芥川龍之介賞]]・[[直木三十五賞]](1999年下半期)の選考委員会開催。 |
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* 2月21日 - [[大平光代]]の 『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)が発売される<ref>[ |
* 2月21日 - [[大平光代]]の 『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)が発売される<ref>[https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000179923 『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)|講談社BOOK倶楽部]</ref>。同書は[[トーハン]]発表の「2000年年間ベストセラー」総合1位を記録した<ref>[http://www.tohan.jp/pdf/2000_best.pdf トーハン調べ 2000年 年間ベストセラー]</ref>。 |
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*7月27日 - 三島家に保存されていた三島由紀夫の少年期の詩のノート15冊が、[[平岡威一郎]]より[[新潮社]]編集部に託される(詩ノートは9月4日に[[朝日新聞]]で紹介)<ref name="nenpu2">佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年7月27日」({{Harvnb|42巻年譜・書誌|2005-08|p=369}})</ref>。 |
*7月27日 - 三島家に保存されていた三島由紀夫の少年期の詩のノート15冊が、[[平岡威一郎]]より[[新潮社]]編集部に託される(詩ノートは9月4日に[[朝日新聞]]で紹介)<ref name="nenpu2">佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年7月27日」({{Harvnb|42巻年譜・書誌|2005-08|p=369}})</ref>。 |
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*11月1日 - 『決定版 三島由紀夫全集』〈全42巻+補巻1、別巻1〉が新潮社より刊行開始される(2006年4月まで)<ref name="nenpu3">佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年11月1日」({{Harvnb|42巻年譜・書誌|2005-08|p=369}})</ref>。 |
*11月1日 - 『決定版 三島由紀夫全集』〈全42巻+補巻1、別巻1〉が新潮社より刊行開始される(2006年4月まで)<ref name="nenpu3">佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年11月1日」({{Harvnb|42巻年譜・書誌|2005-08|p=369}})</ref>。 |
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* [[赤坂真理]] 『ミューズ』(文藝春秋) |
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* [[池澤夏樹]] 『すばらしい新世界』(中央公論新社) |
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* [[石牟礼道子]] 『潮の呼ぶ声』(毎日新聞社) |
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* [[宇江佐真理]] 『[[雷桜]]』(角川書店) |
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* [[多和田葉子]] 『ヒナギクのお茶の場合』(新潮社) |
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* [[津島佑子]] 『笑いオオカミ』(新潮社) |
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* 猫田道子 『[[うわさのベーコン]]』(太田出版) |
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* [[野沢尚]] 『[[深紅 (小説)|深紅]]』(講談社) |
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* [[林京子]] 『長い時間をかけた人間の経験』(講談社) |
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* 村上春樹、[[ティム・オブライエン]]ほか 『[[月曜日は最悪だとみんなは言うけれど]]』(中央公論新社) |
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* 1月19日 - [[牧羊子]]、[[大阪府]]出身の詩人・随筆家。[[開高健]]の妻。{{没年齢|1923|4|29|2000|1|19}}。
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* 1月19日 - [[牧羊子]]、[[大阪府]]出身の詩人・随筆家。[[開高健]]の妻。{{没年齢|1923|4|29|2000|1|19}}。
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* 1月27日 - [[大原富枝]]、[[高知県]]出身の小説家。{{没年齢|1912|9|28|2000|1|27}}。
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* 1月27日 - [[大原富枝]]、[[高知県]]出身の小説家。{{没年齢|1912|9|28|2000|1|27}}。
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* 4月28日 - [[ペネロピ・フィッツジェラルド]]、イギリスの小説家。1979年に[[ブッカー賞]]を受賞した。{{没年齢|1916|12|17|2000|4|28}}。
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* 4月28日 - [[ペネロピ・フィッツジェラルド]]、イギリスの小説家。1979年に[[ブッカー賞]]を受賞した。{{没年齢|1916|12|17|2000|4|28}}。
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* 5月21日 - [[バーバラ・カートランド]]、イギリスの小説家。{{没年齢|1901|7|9|2000|5|21}}。 |
* 5月21日 - [[バーバラ・カートランド]]、イギリスの小説家。{{没年齢|1901|7|9|2000|5|21}}。 |
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* 9月2日 - [[カート・シオドマク]]、ドイツ出身のユダヤ系の小説家・脚本家。{{没年齢|1902|8|10|2000|9|2}}。
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* 9月28日 - [[曽根元吉]]、日本の翻訳家・編集者。{{没年齢|1912|10|12|2000|9|28}}。 |
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* 12月19日 - [[如月小春]]、東京都出身の劇作家。{{没年齢|1956|2|19|2000|12|19}}。
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* 12月20日 - [[江崎俊平]]、[[福岡県]]出身の小説家。{{没年齢|1926|11|14|2000|12|20}}。
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* 12月20日 - [[江崎俊平]]、[[福岡県]]出身の小説家。{{没年齢|1926|11|14|2000|12|20}}。
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* 12月28日 - [[斎藤十一]]、日本の編集者、実業家。{{没年齢|1914|2|11|2000|12|28}}。 |
* 12月28日 - [[斎藤十一]]、日本の編集者、実業家。{{没年齢|1914|2|11|2000|12|28}}。 |
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2000年の文学(2000ねんのぶんがく)は、2000年(平成12年)の文学についてまとめた記事である。
できごと
[編集]賞
[編集]芥川賞・直木賞
[編集]- 第122回(1999年下半期)
- 第123回(2000年上半期)
その他の賞
[編集]2000年の本
[編集]小説
[編集]- 赤坂真理 『ミューズ』(文藝春秋)
- 池澤夏樹 『すばらしい新世界』(中央公論新社)
- 伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』(新潮社)
- 石牟礼道子 『潮の呼ぶ声』(毎日新聞社)
- 宇江佐真理 『雷桜』(角川書店)
- 金井美恵子 『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』(朝日新聞社)
- 田口ランディ 『コンセント』(幻冬舎)
- 多和田葉子 『ヒナギクのお茶の場合』(新潮社)
- 津島佑子 『笑いオオカミ』(新潮社)
- 猫田道子 『うわさのベーコン』(太田出版)
- 野沢尚 『深紅』(講談社)
- 林京子 『長い時間をかけた人間の経験』(講談社)
- 藤野千夜 『夏の約束』(講談社)
- 松浦理英子 『裏ヴァージョン』(筑摩書房)
- 村上春樹 『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)
- 山本文緒 『プラナリア』(文藝春秋)
- 吉本ばなな 『不倫と南米』(幻冬舎)
その他
[編集]- いしかわじゅん 『鉄槌!』(角川書店)
- 江川紹子 『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』(中央公論新社)
- 大平光代 『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)
- 川島幸希 『英語教師 夏目漱石』(新潮選書)
- 岸本佐知子 『気になる部分』(白水社)
- 富岡多恵子 『釋迢空ノート』(岩波書店)
- 原武史 『大正天皇』(朝日新聞社)
- 丸谷才一 『闊歩する漱石』(講談社)
- 三島由紀夫 『三島由紀夫詩集』(山中湖文学の森 三島由紀夫文学館)
- 村上春樹、柴田元幸 『翻訳夜話』(文春新書)
- 村上春樹、ティム・オブライエンほか 『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』(中央公論新社)
死去
[編集]脚注
[編集]- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年1月4日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 368)
- ^ 『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)|講談社BOOK倶楽部
- ^ トーハン調べ 2000年 年間ベストセラー
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年7月27日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 369)
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成12年11月1日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 369)
参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。