「ISO 9362」の版間の差分
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'''ISO 9362'''は[[国際標準化機構]]によって承認された金融機関識別コードの標準書式である。 |
'''ISO 9362'''は[[国際標準化機構]]によって承認された金融機関識別コードの標準書式である。 |
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'''SWIFTコード'''、'''SWIFTアドレス'''ないしは'''BICコード'''として知られ、銀行間の決済、特に[[手形交換所#手形交換制度|国際決済]]に使用されている。
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'''SWIFTコード'''︵スウィフト︵[[国際銀行間通信協会]]︶コード︶、'''SWIFTアドレス'''ないしは'''BICコード'''(Bank Identifier Code)として知られ、銀行間の決済、特に[[手形交換所#手形交換制度|国際決済]]に使用されている。
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== 概要 == |
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*2文字 - ISO国名略号 |
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*2文字 - 所在地コード |
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*3文字 - 支店コード、任意付与 |
*3文字 - 支店コード、任意付与('XXX'は本店) |
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8ケタコードを与える場所は本店(本社)であることが多い。例として、国際的な銀行である[[ドイツ銀行]]を挙げる。ドイツ銀行は本社としてドイツの[[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]に拠点を置いている。 本店へのSWIFTコードはDEUTDEFFである。DEUTはドイツ銀行を特定、DEはドイツへの国名略号、そして、FFはフランクフルトへのコードである。 |
8ケタコードを与える場所は本店(本社)であることが多い。例として、国際的な銀行である[[ドイツ銀行]]を挙げる。ドイツ銀行は本社としてドイツの[[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]に拠点を置いている。 本店へのSWIFTコードはDEUTDEFFである。DEUTはドイツ銀行を特定、DEはドイツへの国名略号、そして、FFはフランクフルトへのコードである。 |
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SWIFTコードを使用している銀行は、11ケタの拡張コードを使用して、国際間の送金が特定の支店へ向けられるのを許容する場合もある。その場合には支店コードにあたる9文字目から11文字目を個々の支店か処理領域に割り当てることになる。例えば、DEUTDEFF500はドイツ銀行の[[バートホンブルク]]支店への送金を許容していることになる。
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SWIFTコードを使用している銀行は、11ケタの拡張コードを使用して、国際間の送金が特定の支店へ向けられるのを許容する場合もある。その場合には支店コードにあたる9文字目から11文字目を個々の支店か処理領域に割り当てることになる。例えば、DEUTDEFF500はドイツ銀行の[[バート・ホンブルク]]支店への送金を許容していることになる。
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[[国際銀行間通信協会]] |
[[国際銀行間通信協会]](SWIFT)はこれらのコードの登録を扱っている。そのため、金融機関識別コード(BICs)はしばしばSWIFTアドレスやSWIFTコードと呼ばれる。 |
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現在7500以上のコードが利用されており、さらに手動の取引に使用することができるおよそ1万の追加BICコードがある。 |
現在7500以上のコードが利用されており、さらに手動の取引に使用することができるおよそ1万の追加BICコードがある。 |
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== 日本でのISO 9362 == |
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日本では、銀行間の資金移動において、SWIFT([[国際銀行間通信協会]])に拠らないインフラが整っているため、国内取引にSWIFTコードが使われることはほとんどない。しかし一方で、国内取引をSWIFTに依存する国も存在すること、またSWIFT自体は送金取引のためだけに用いられるものではない(SWIFTコードが付与されたからといって外国からの送金を受け付けるわけではない<ref>例えば、[[2007年]][[9月]]に開業した[[住信SBIネット銀行]]では、SWIFTコードの付与を受けているが海外からの送金には対応していない。</ref>)ことに注意が必要である。 |
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== 海外でのISO 9362 == |
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[[アメリカ合衆国|アメリカ]]ではSWIFTコードの代わりとして﹁ABAコード﹂が主流になっている。その他、[[イギリス]]や[[フランス]]など独自のコードによって認識していたが、最近になって[[IBANコード]]に統一された。IBANコードは銀行の所在国、支店、口座番号を特定するコードであり、低コスト、迅速、正確を目的とする。IBANコードを記載しないと送金に追加料金を科される場合がある。
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== 脚注 == |
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<div class = "references-small"> <references/> </div> |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* 日本 |
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*[[ |
** [[日本銀行金融ネットワークシステム]] |
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** [[全国銀行データ通信システム]] |
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*[[ |
* [[統一金融機関コード]] |
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* [[統一金融機関コードの一覧]] |
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* {{仮リンク|ABAコード|en|ABA routing transit number}}(アメリカ) |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [http://www.swift.com/biconline/index.cfm?fuseaction=display_freesearch SWIFT - BIC Publication Portal] - SWIFTコード検索サイト( |
* [http://www.swift.com/biconline/index.cfm?fuseaction=display_freesearch SWIFT - BIC Publication Portal]{{リンク切れ|date=2016年2月}} - SWIFTコード検索サイト {{en icon}}(要会員登録) |
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* [http://www.swift.com/bsl/index.faces SWIFT - Online Directries and downloads]- SWIFTコード検索サイト |
* [http://www.swift.com/bsl/index.faces SWIFT - Online Directries and downloads]- SWIFTコード検索サイト {{en icon}} |
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{{ISO}} |
{{ISO}} |
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{{Bank-stub}} |
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[[Category:ISO| |
[[Category:ISO標準|09362]] |
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[[Category:金融機関]] |
[[Category:金融機関]] |
2023年6月24日 (土) 09:29時点における最新版
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概要[編集]
コードは8文字か11文字で構成されている。 ●4文字 - 金融機関コード ●2文字 - ISO国名略号 ●2文字 - 所在地コード ●3文字 - 支店コード、任意付与︵'XXX'は本店︶ 8ケタコードを与える場所は本店︵本社︶であることが多い。例として、国際的な銀行であるドイツ銀行を挙げる。ドイツ銀行は本社としてドイツのフランクフルトに拠点を置いている。 本店へのSWIFTコードはDEUTDEFFである。DEUTはドイツ銀行を特定、DEはドイツへの国名略号、そして、FFはフランクフルトへのコードである。 SWIFTコードを使用している銀行は、11ケタの拡張コードを使用して、国際間の送金が特定の支店へ向けられるのを許容する場合もある。その場合には支店コードにあたる9文字目から11文字目を個々の支店か処理領域に割り当てることになる。例えば、DEUTDEFF500はドイツ銀行のバート・ホンブルク支店への送金を許容していることになる。 国際銀行間通信協会︵SWIFT︶はこれらのコードの登録を扱っている。そのため、金融機関識別コード︵BICs︶はしばしばSWIFTアドレスやSWIFTコードと呼ばれる。 現在7500以上のコードが利用されており、さらに手動の取引に使用することができるおよそ1万の追加BICコードがある。関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- SWIFT - BIC Publication Portal[リンク切れ] - SWIFTコード検索サイト (要会員登録)
- SWIFT - Online Directries and downloads- SWIFTコード検索サイト