「Wataboku」の版間の差分
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2012年(26歳ごろ)に食品会社を退職し[[東京]]に拠点を移し、大学の同級生の伝手で映像会社に1ヶ月ほど勤めた後、トリプル・オー(OOO、クリエイティブ・プロダクション)でグラフィック・デザイナーとして[[ミュージック・ビデオ]]の制作など関わるようになる{{sfn|バンタンデザイン研究所|2016}}{{sfn|佐賀新聞|2017}}{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}{{sfn|Wacom|2020}}。この転職についてwatabokuは、仕事も含めた掛け持ちに限界を感じるようになり、ミュージック・ビデオであれば<q>音楽に関わりながらデザインを生かせる</q>と考えてのものであるったと述べている{{sfn|佐賀新聞|2017}}。転職後2年ほど経ったころに、(東京移住以降はバンド活動をしていないため「わたし、ぼく、おれ」から「おれ」を外した)'''wataboku'''名義で、イラストレーションの制作を再開{{sfn|バンタンデザイン研究所|2016}}{{sfn|佐賀新聞|2017}}。2015年以降、制服の女子高生のシリーズをFacebookやTwitterといったSNSに投稿し、少女ナイフ{{efn2|詩的な言葉をツイートする[[Twitter]]アカウント。後に白い文のアカウント名も用いており、浮谷ふみ名義で2018年に作家デビュー{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}{{R|浮谷ふみ}}。}}とのコラボレーションなどを経て大きな反響を呼ぶようになった{{sfn|バンタンデザイン研究所|2016}}{{sfn|佐賀新聞|2017}}{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}。 |
2012年(26歳ごろ)に食品会社を退職し[[東京]]に拠点を移し、大学の同級生の伝手で映像会社に1ヶ月ほど勤めた後、トリプル・オー(OOO、クリエイティブ・プロダクション)でグラフィック・デザイナーとして[[ミュージック・ビデオ]]の制作など関わるようになる{{sfn|バンタンデザイン研究所|2016}}{{sfn|佐賀新聞|2017}}{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}{{sfn|Wacom|2020}}。この転職についてwatabokuは、仕事も含めた掛け持ちに限界を感じるようになり、ミュージック・ビデオであれば<q>音楽に関わりながらデザインを生かせる</q>と考えてのものであるったと述べている{{sfn|佐賀新聞|2017}}。転職後2年ほど経ったころに、(東京移住以降はバンド活動をしていないため「わたし、ぼく、おれ」から「おれ」を外した)'''wataboku'''名義で、イラストレーションの制作を再開{{sfn|バンタンデザイン研究所|2016}}{{sfn|佐賀新聞|2017}}。2015年以降、制服の女子高生のシリーズをFacebookやTwitterといったSNSに投稿し、少女ナイフ{{efn2|詩的な言葉をツイートする[[Twitter]]アカウント。後に白い文のアカウント名も用いており、浮谷ふみ名義で2018年に作家デビュー{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}{{R|浮谷ふみ}}。}}とのコラボレーションなどを経て大きな反響を呼ぶようになった{{sfn|バンタンデザイン研究所|2016}}{{sfn|佐賀新聞|2017}}{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}。 |
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以前から目標としていた2016年に、個展『きみ、あなた、おまえ』開催とアートブック『感0』の発表を果たす{{sfn|Wacom|2020}}{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}。個展をきっかけに[[山田悠介]]『[[パーティー (小説)|パーティー]]』の装画や[[バラエティ番組]]『[[KEYABINGO!|KEYABINGO!2]]』のメインビジュアルを担当するなど個人の仕事が増え始めたため、2017年に会社を離れフリーで活動するようになる{{sfn|Wacom|2020}}。以降、装画や[[ディスクジャケット|CDジャケット]]の他、テレビ番組の[[コンセプトアート|コンセプト・アート]]や映像作品のイメージボードなども手掛けている{{sfn|Wacom|2020}}。また、日本国外のアジア各国でも個展を開催している{{sfn|Wacom|2020}}。上記アートブックや2017年から2018年にかけてのアジア5カ国{{efn2|台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、日本。}} |
以前から目標としていた2016年に、個展『きみ、あなた、おまえ』開催とアートブック『感0』の発表を果たす{{sfn|Wacom|2020}}{{sfn|HIGHFLYERS|2017}}。個展をきっかけに[[山田悠介]]『[[パーティー (小説)|パーティー]]』の装画や[[バラエティ番組]]『[[KEYABINGO!|KEYABINGO!2]]』のメインビジュアルを担当するなど個人の仕事が増え始めたため、2017年に会社を離れフリーで活動するようになる{{sfn|Wacom|2020}}。以降、装画や[[ディスクジャケット|CDジャケット]]の他、テレビ番組の[[コンセプトアート|コンセプト・アート]]や映像作品のイメージボードなども手掛けている{{sfn|Wacom|2020}}。また、日本国外のアジア各国でも個展を開催している{{sfn|Wacom|2020}}。上記アートブックや2017年から2018年にかけてのアジア5カ国{{efn2|台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、日本。}}における展覧会での題として使用された 「感0」というフレーズは、初心に帰り新たなスタートを切るというコンセプトであり、それまでの自身の創作感覚の一切をゼロに帰し、プレッシャー無く思うまま新たな創作に取り組む、という理念が表されている{{sfn|ETtoday遊戲雲|2017}}{{sfn|wataboku|n.d.|loc=past works}}。 |
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== 作風 == |
== 作風 == |
2021年5月18日 (火) 02:09時点における版
ワタボク wataboku | |
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プロフィール | |
出身地 |
![]() |
生年月日 | 1986年 |
職業 |
|
公式サイト | wataboku |
来歴
音楽に
関わりながらデザインを生かせると考えてのものであるったと述べている[4]。転職後2年ほど経ったころに、︵東京移住以降はバンド活動をしていないため﹁わたし、ぼく、おれ﹂から﹁おれ﹂を外した︶wataboku名義で、イラストレーションの制作を再開[2][4]。2015年以降、制服の女子高生のシリーズをFacebookやTwitterといったSNSに投稿し、少女ナイフ[注 4]とのコラボレーションなどを経て大きな反響を呼ぶようになった[2][4][5]。 以前から目標としていた2016年に、個展﹃きみ、あなた、おまえ﹄開催とアートブック﹃感0﹄の発表を果たす[1][5]。個展をきっかけに山田悠介﹃パーティー﹄の装画やバラエティ番組﹃KEYABINGO!2﹄のメインビジュアルを担当するなど個人の仕事が増え始めたため、2017年に会社を離れフリーで活動するようになる[1]。以降、装画やCDジャケットの他、テレビ番組のコンセプト・アートや映像作品のイメージボードなども手掛けている[1]。また、日本国外のアジア各国でも個展を開催している[1]。上記アートブックや2017年から2018年にかけてのアジア5カ国[注 5]における展覧会での題として使用された ﹁感0﹂というフレーズは、初心に帰り新たなスタートを切るというコンセプトであり、それまでの自身の創作感覚の一切をゼロに帰し、プレッシャー無く思うまま新たな創作に取り組む、という理念が表されている[9][10]。
作風
清潔感があって、無意味なよ
うにも謎めいたようにも見え、自分が無意識に求めていた表現が集約さ
れている気がしたと述懐している[4]。 また、﹁記号性﹂﹁普遍性﹂を作品の主題としており、作品集﹃感0﹄の冒頭には
すべての作品に自分にしかわからない記号があるという言葉が記されている。作品の表題は作品が描き上がったあとで、
日常の中で
ひらめいた言葉のメモから一番近い言葉を選んでつけており、
絵と言葉
が完全に一致しないのも表現の一部となっている[4]。
制作環境
作品集
- 『感0』ポニーキャニオン、2016年12月7日。ISBN 978-4-86529-233-6。
主な個展
脚注
出典
- ^ a b c d e f g h i j Wacom 2020.
- ^ a b c d e バンタンデザイン研究所 2016.
- ^ a b c Real Sound 2016.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 佐賀新聞 2017.
- ^ a b c d e f g h i j k l HIGHFLYERS 2017.
- ^ “月刊漫画ガロ(ゲッカンマンガガロ)”. 戦後日本 少年少女雑誌データベース. 寿限無. 2021年5月13日閲覧。
- ^ a b Twitter 2018.
- ^ 岡村, 和紗 (2018年9月4日). “あなたはその言葉に「誰」を思い出す? Twitterで大人気、何度も読み返したくなるエモい言葉”. ダ・ヴィンチニュース. 角川. 2021年5月16日閲覧。
- ^ a b c ETtoday遊戲雲 2017.
- ^ a b c wataboku n.d., past works.
- ^ a b 一風堂 2020.