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2011年7月5日 (火) 02:14時点における版
開発者 | Microsoft |
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OSの系統 | Unix |
開発状況 | Historic |
ソースモデル | Closed source |
最新安定版 | 2.3.4 / 1989 |
カーネル種別 | Monolithic kernel |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e9/Ms_xenix.png/250px-Ms_xenix.png)
XENIX︵ジーニックス・ゼニックス︶とは、マイクロソフト社によって開発されたUNIXである。安価なマイクロコンピュータで動作することから、1980年代半ばから1990年代初頭にかけて大きなシェアを誇った。
1981年の最初の発表時はVersion7ベース、後にSystem III、System Vに追随し、BSD由来の機能も積極的に実装した。AT&Tからライセンスを受けた、世界最初の商業ベースのUNIXでもある。
仮想記憶すらもたないインテル i8086、数メガバイトのメモリ、ハードディスク無しという現在では考えられないミニマムな環境で動作することが可能だった。XENIXのライセンス自体も低価格で提供されたため、一万ドル以下でのシステム構築が可能であり、小規模向けUNIXサーバ、ワークステーション、MS-DOSのクロス開発環境、教育、ホビー、機器制御、などの分野で広く利用された。
日本でも、NECが当時国内で主流だった PC-9801用に移植したPC-UXが市販された。この日本語版XENIXは、CUIコンソールにおいて標準で日本語の表示及び入力に対応しているのが特徴である。
当時スーパーマイクロコンピュータと呼ばれたザイログ Z8001、モトローラ MC68000用のサポートも発表、販売されたが、商業的に成功することはできなかった。そのため、XENIXと言えば 1983年にSCO社によって8086シリーズに移植、販売されたものを指すのが一般的である。