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トーナメント方式

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ステップラダー方式から転送)

: tournament[1]1 ()[2]


定義

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英語の「トーナメント」

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 (tournament)使FIFAfinal tournamentKnockout stage


日本語での用法

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tournament使(JFA)2015[][3]

トーナメントの種類

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勝ち残り式トーナメント

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勝ち残り式トーナメントノックアウトトーナメント: knockout tournament, knockout system)は、1対1の戦いによる勝ち抜き戦である。多くの変種が存在するが、基本形は以下に記載する「シングルイリミネーショントーナメント」である。

シングルイリミネーション方式

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16人による勝ち残りトーナメントの図

: single-elimination tournament

n3nquarterfinalsemifinalfinal使n3 (third-place play off) 

212[4]A (big final)58B (small final)

HBC2004202016844

2n









n (n-1) 31120193

UEFA


特徴

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退







1

2



/1

1

112

3()

231()168

適用例

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即決性が高く、最後に決勝戦(直接対決)で優勝者が決まるため、各種競技(スポーツ、アトラクション、ゲームなど)における、決勝ラウンド・本選などで使用されることが多い。また、比較的容易に運営でき、観戦者にとって状況把握が容易であるため、アトラクションやバラエティ番組企画での競技や選抜などにも用いられやすい。

ダブルイリミネーション方式

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8人参加のダブルイリミネーション式トーナメントの例

ダブルイリミネーション方式(英: double-elimination tournament)は、一度負けたらそこで敗退となるシングルイリミネーション方式と違い、2敗した時点で敗退となる方式。

方式

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12()12

12

GE3A4H(8)GE112

利点と欠点

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組合せによる有利不利を軽減することができるが、試合数が倍になる。また、同じ対戦カードが複数回起こりやすい(工夫次第で発生しにくくはできる[5]が、絶対に発生しないようにはできない[6])、決勝戦に進出するチームのどちらかは必ず1敗していることになる。

また、シングルイリミネーション方式のトーナメントより複雑で試合数が増える。これは敗者復活戦は、敗者復活1回戦(1回戦敗者同士)、敗者復活2回戦(復活1回戦勝者vs2回戦敗者)、敗者復活3回戦(復活2回戦勝者同士)、4回戦(復活3回戦勝者vs3回戦敗者)……のように、3回戦以降は勝者側の2倍ずつ試合をしていかなければならなくなるためである。

適用例

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[7] (illumination)

41628

2009 1252013 22[8]122

22519764退1233

退退退3

1412
216213

パラマストーナメント(ステップラダー)

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パラマス式トーナメントの例

まずある組合せの対戦を行い、次にその勝者と新たなプレイヤー、次にまた、と行っていき、最終的な勝者が優勝となる方式。極端に山の偏った勝ち残り式トーナメントである。一般には強いプレイヤーほど後に登場する組合せが用いられる。

この方法を、同一条件で選出されたチームやプレーヤーに課すと、公平な組合せ方法とは言えなくなる。しかし、前年やレギュラーシーズン、予選の順位が上のプレーヤーやチーム、あるいは大きな実力差がある強豪リーグの代表チームに、なんらかの優先権を与えるためにあえて不公平にすることを目的に用いられる。

最終的な勝利者だけでなく勝ち星総数が多いものにもなんらかの権利を与えたり、敗者復活戦を導入した複雑な方法も存在する。

例えば、4人(組)で行う場合は

  1. 1位選手は自動的に決勝戦、2位選手は準決勝(3位決定戦)に進出
  2. まず3位と4位の選手で準々決勝(4位決定戦)を行う
  3. 2.の勝者と2位選手が準決勝を行う
  4. 更に3.の勝者と1位選手で優勝をかけて決勝戦を行う

適用例

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2004-20063bjV1996-19982014A376A6



201640

Q&Q

321232

通常の勝ち残り式トーナメントと組み合わせた方式

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1

816



UEFA56263216



1

1416(J14J2312)JJ12

2







2003U-17[9][]


ページシステム方式

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  14

(一)11: 1A2B3

(二)22: 3C4D34

(三)33: 1.2.3

(四): 1.3.

2323132

適用例

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V2005-20062006A

2017(2)(3)3201864


シード

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 (seed) =  [10][11]

(一)12

(二)3




6{1  (5  4)}  {(3  6)  2} 8 {(1  8)  (5  4)}  {(3  6)  (7  2)} 

2NFL


適用例

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グループトーナメント

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日本語で言う「リーグ戦」「総当たり戦」は、英語では「group tournament(グループ トーナメント)」となる。特に、完全総当たりで、同一カードの対戦が2回(いわゆる「ホーム アンド アウェイ方式」)または1回の場合は「round-robin tournament(ラウンド ロビン トーナメント)」と呼ばれる。また「リーグ戦」「総当たり戦」ではないスイス式トーナメントもグループ トーナメントの一種である。

脚注

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(一)^ 

(二)^  

(三)^ JFA

(四)^ 148142123458

(五)^ 2CE2

(六)^ 14

(七)^ : 31ABS 

(八)^ 111123

(九)^ 

(十)^ 101462261

(11)^ NHK4

関連項目

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