ハンマー (地質調査)
表示
(ロックハンマーから転送)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/53/Geological_hammer.jpg/220px-Geological_hammer.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/68/Geologenhammer_mit_Rohrstiel_300g_1.jpg/220px-Geologenhammer_mit_Rohrstiel_300g_1.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1d/Geological_Hammer.jpg/220px-Geological_Hammer.jpg)
用途
[編集]
ハンマーの用途として、地層を観察するために苔や風化層を除去すること、岩石を採取することが挙げられる[2]。この他、急斜面や崖を移動するときにピッケルの代用品として使用したり、写真撮影時のスケールとして使用したりすることもある[3]。
種類
[編集]
ハンマーには、先端が平らになっているチゼルハンマーと、先端の一方が尖っているピックハンマーの2種類がある[1]。チゼルハンマーは標本の整形や堆積岩や化石などを扱うときに、ピックハンマーはそれ以外の岩石を扱うときに適するとされる[1]。
ハンマーには柄が木製のものもあれば、金属製のハンマーもある[1]。金属製のハンマーは柄とヘッドが一体化しており、一般に木製のハンマーより強度が高い[1]。
入手法
[編集]地質調査用のハンマーは地質調査用具の販売店で購入可能である[2]。
その他
[編集]ハンマーは地質学の象徴ともいわれる[2]。その背景として、地質学に関する学会・研究会のロゴマークでハンマーがよく描かれていることが挙げられる[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]
●天野一男・秋山雅彦 著、日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会 編﹃フィールドジオロジー入門﹄共立出版︿フィールドジオロジー﹀、2004年。ISBN 4-320-04681-1。
●久田健一郎 著﹁地質調査﹂、上野健一・久田健一郎︵編︶ 編﹃地球学調査・解析の基礎﹄古今書院︿地球学シリーズ﹀、2011年、53-70頁。ISBN 978-4-7722-5254-6。
●吉川敏之﹁シリーズ 地質調査のパートナー(5) ハンマー﹂﹃地質ニュース﹄第633号、2007年、70頁。
関連項目
[編集]
●第三紀ハンマー - 軟岩である第三系の地質調査で使用されることがある。
●安全保護具 - 破片が当たらないようゴーグルや手袋と共に使用される。
●ショーシャンクの空に - キーアイテムとして使用される。