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卵円孔

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卵円窩から転送)
胎児の心房

卵円孔(らんえんこう)とは、胎児期の心臓にある右心房左心房をつなぐ孔のこと。出生後は卵円窩として痕跡を残す。

発生

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4[1][1]

役割

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胎生期は肺循環がないため、右心房と左心房をつなぐシャントとして働く。

出生後

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[1]23[1][2]

卵円孔開存

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Patent Foramen Ovale: PFO10-20% [3]

疾患

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  • 卵円孔早期閉鎖 - 卵円孔が胎生期に閉鎖することがあり、早期閉鎖の場合は右側が肥大し、左側の成長が低下する[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e ラングマン人体発生学第10版 ISBN 978-4-89592-650-8
  2. ^ 解剖実習の手びき 南山堂発行 ISBN 978-4-525-10311-8
  3. ^ 黒澤博身(総監修)『全部見える 循環器疾患』成美堂出版、2012年、p.78「卵円孔開存と心房中隔欠損症」。ISBN 978-4-415-31403-7

関連項目

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