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腸重積症

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腸重積から転送)
腸重積症
腸重積症
概要
診療科 消化器科消化器外科小児科
症状 腹痛嘔吐下血
原因 様々
合併症 腸閉塞腹膜炎敗血症脳症など
治療 超音波監視下高圧注腸
重症の場合は手術
予後 早急に治療しなければ死亡する危険性が非常に高い。
分類および外部参照情報

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腸重積症
概要
診療科 消化器学, 小児科学, 一般外科学
分類および外部参照情報
ICD-10 K38.8, K56.1
ICD-9-CM 543.9, 560.0
OMIM 147710
DiseasesDB 6913
MedlinePlus 000958
eMedicine emerg/385
MeSH D007443

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: Intussusception03[1]80%2[2][3][4]便50%[5]

原因

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IgA-[1](CF)[1][6]



[7][8]

症状

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病態

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重積部の模式図



24-72

症状

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嘔吐から始まり、イチゴゼリー状またはトマトケチャップ粘血便(下血)が出る。腸管は5分から30分置きに蠕動を繰り返す。重積部分が逆蠕動を起こし、15分から20分間隔で間欠的に激しい腹痛を訴える。小児では間欠的に泣く為、間欠啼泣と呼ばれる。重積部分の血流障害から虚血、壊疽、穿孔へと進展し腹膜炎をおこし敗血症によって死亡することもある[1]

身体所見

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右上腹部(右季肋下部)の腫瘤性病変は触診では困難なので、超音波でターゲット(弓矢の的)サインを探すのが重要である。イチゴゼリー状の便や腹部腫瘤が触知されるまで見逃されることが多い[1]

検査所見

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腹部超音波検査
重複した腸管が二重丸の的のように見える(ターゲットサイン)。

治療

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243010 cm 40 ml 1000 ml 120 cm 110 cm 



12



24

脚注

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(一)^ abcde MSD

(二)^  

(三)^  5 50 (1989) 11  p. 2423-2428, doi:10.3919/ringe1963.50.2423

(四)^  .  . 2018210

(五)^ 71 (2018) 3 p.146-151, doi:10.3862/jcoloproctology.71.146

(六)^  

(七)^ 21 56 (1995) 4 p.784-788, doi:10.3919/ringe1963.56.784

(八)^ 西1 67 (2006) 4 p.816-820, doi:10.3919/jjsa.67.816

外部リンク

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