坂口安吾(読み)サカグチアンゴ

デジタル大辞泉 「坂口安吾」の意味・読み・例文・類語

さかぐち‐あんご【坂口安吾】

 
19061955()()  

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精選版 日本国語大辞典 「坂口安吾」の意味・読み・例文・類語

さかぐち‐あんご【坂口安吾】

 

(一)()
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「坂口安吾」の意味・わかりやすい解説

坂口安吾
さかぐちあんご
(1906―1955)


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改訂新版 世界大百科事典 「坂口安吾」の意味・わかりやすい解説

坂口安吾 (さかぐちあんご)
生没年:1906-55(明治39-昭和30)


19192125301931219384019421942︿194619471947-48

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百科事典マイペディア 「坂口安吾」の意味・わかりやすい解説

坂口安吾【さかぐちあんご】

小説家。本名炳五(へいご)。新潟市生れ。代議士坂口仁一郎(五峰)の五男。東洋大印哲卒。1931年《風博士》《黒谷村》で認められたが,観念的な作風のため一般には親しまれず,戦中の卓抜なエッセー《日本文化私観》《青春論》で注目された。エッセー《堕落論》,小説《白痴》で戦後の混乱期の人びとの心をとらえ一躍流行作家となった。偽善より堕落をよしとする野人精神を発揮して太宰治織田作之助らとともに〈無頼(ぶらい)派〉と呼ばれた。ほかに《桜の森の満開の下》,推理小説《不連続殺人事件》,エッセー《安吾巷談》。《坂口安吾全集》12巻がある。
→関連項目石川淳檀一雄捕物帳林忠彦無頼派

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「坂口安吾」の意味・わかりやすい解説

坂口安吾
さかぐちあんご

[生]1906.10.20. 新潟
[没]1955.2.17. 桐生
小説家。本名,炳五。 1930年東洋大学インド哲学科卒業。 31年『風博士』『黒谷村』が牧野信一,宇野浩二らに激賞されて文壇に登場。その後失恋による空白を経て,42年の『日本文化私観』『青春論』などの随筆で復帰した。第2次世界大戦後,「生きよ,堕ちよ」という逆説のモラルを評論『堕落論』 (1946) で説き,小説『白痴』 (46) ,『青鬼の褌を洗う女』 (47) などを発表,戦後社会の混乱と退廃を反映する独自な作風を樹立した。ほかに歴史小説『道鏡』 (47) ,推理小説『不連続殺人事件』 (47~48) ,文明批評的随筆『安吾巷談』 (50) などがある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂口安吾」の解説

坂口安吾 さかぐち-あんご

1906-1955 昭和時代の小説家。
明治39年10月20日生まれ。坂口仁一郎の5男。昭和6年「風博士」でみとめられる。戦後「堕落論」「白痴」などを発表。無頼派とよばれ,文明批評,歴史小説,探偵小説などの分野で活躍した。昭和30年2月17日死去。48歳。新潟県出身。東洋大卒。本名は炳五(へいご)。作品はほかに「吹雪物語」「日本文化私観」「不連続殺人事件」など。
【格言など】余は偉大なる落伍者となって,何時の日にか歴史の中によみがえるであろう(旧制中学在学中に教室の机に彫ったことば)

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世界大百科事典(旧版)内の坂口安吾の言及

【堕落論】より

坂口安吾の評論。1946年4月《新潮》に発表。…

※「坂口安吾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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