芥川賞のすべて・のようなもの
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Last Update[H26]2014/6/20

柳井統子

Yanai Subeko
生没年月日【注】 大正1年/1912年92日~昭和17年/1942年217
経歴 本名=赤星千枝、旧姓=柳田。父は民俗学者の柳田国男。
受賞歴・候補歴
  • |候補|12芥川賞(昭和15年/1940年下期)「父」


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(『早稲田文學』昭和15年/1940年12月号)

媒体・作品情報
誌名 「早稻田文學」
巻号 7巻 第12号  別表記12月号
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和15年/1940年1112日 発行 昭和15年/1940年121
発行者等 編輯発行人 野村吾 印刷人 宮島富治(東京市) 印刷所 宮島印刷所 編輯所 早稻田文學社編輯部(東京市)
発行所 早稻田文學社(東京市)
総ページ数 166 表記上の枚数 基本の文字組
1ページ当り)
54
×19行
×1段
本文ページ 122~142
(計21頁)
測定枚数 45
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
候補者 柳井統子 女28
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男48
0  
横光利一
男42
0  
室生犀星
男51
4 「(引用者注:「鶏」の)つぎに柳井統子の「父」を用意した。」「「源内」にくらべるとやはり「源内」をとるようになる。」
小島政二郎
男46
9 「心引かれた。が、父、母、兄、妹、祖父、祖母と云う沢山の歯車が廻っていながら、全体として見る時、食い合っていない――と云うよりも、食い合方の違いで、もっと廻っていなければならない筈の歯車が回転不足をしていたり(引用者中略)一つの有機体としての強い唸りが生じて来ない憾みがある。」
瀧井孝作
男46
2 「情操の豊かな筆で、描写に佳い味いがあった。」
川端康成
男41
2 「作者の心の動きは、まだ足りないと思いながら、誠実な方向を認める。」
宇野浩二
男49
6 「題目の父の生活はちょっと面白いけれど、それも余りよく書けていない上に、他の人物たちが、それ以上に、書けていない。しかし、全く新らしい作家としては、このくらいなら、という作品である。」
佐佐木茂索
男46
2  
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和16年/1941年3月号)


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