ナイフ

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ポケットナイフ
インドのナイフ
シク教徒の伝統的なキルパン(Kirpan)

Knife  

目次

[編集] 概要

ベルギーで出土した石のナイフ

使使使退

使使

調


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1[1]1使

使

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便便


15cm5.5cm2086

調



45

[2]



6cm

8cm









 

便

 

使

 

使


6cm

[3]

使

200820095.5cm[4]

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[] 


便

[編集] フォールディングナイフ

フォールディングナイフの一例
オピネルナイフ
ソムリエナイフ コルクスクリューとコルク抜きてこを開いた様子。ブレードはグリップの背に折りたたまれている。

フォールディングナイフは、携帯に便利なように何らかの機構で柄に刃を格納できる構造のナイフをいうが、刃を折り畳んで収納する、日本では折り畳みナイフと呼ばれる構造のものが大多数であり、パラシュートナイフバタフライナイフなどその他の形式は特殊なものとされる。柄よりも刃の部分が短くないと刃先端(切っ先)が収納できないため、比較的小型の物が多い。

なお折りたたまれた刃をバネで固定するものでは、その刃を柄の溝からつまみ出すために、ブレード部分に「ネイルマーク」と呼ばれる細い半月形の刻みが入っているものが主流ではあるが、製品によっては突起で代用されているものや、更にはブレードを貫通する形で穴(サムホール)が設けられているもの(→スパイダルコ社)も見られ、折り畳み機構の構造もあいまって様々な形状の製品が製造・販売されている。

折りたたみナイフは、携帯時に不用意に開くことも使用時に不用意に閉じることも危険な事故につながるため、小型のものでは柄の背に板バネを内蔵して、ある程度の角度を境にそれぞれ刃が開く方向と閉じる方向に力を加える構造(スリップジョイント機構)を持つのが一般的である。また、大型のものでは板バネの機構に加えて、開いた刃が閉じないような機械的ロック機構を持つものも多い。

農場、船上等で労働者が使用する安価で粗野な大型実用折り畳みナイフをジャックナイフ[5]、小型の折り畳みナイフをポケットナイフという[6]

[編集] ツールナイフ
アーミーナイフ

nn347

便30100100[7]

3

[編集] シースナイフ

ボウイナイフ

使

使

1836使

[] 


使

[編集] キッチンナイフ

色々なキッチンナイフ

包丁は英語ではkitchen knifeと呼ばれ、ナイフの仲間として扱われている(和包丁や中華包丁もknifeである)。

家庭用として最も一般的なキッチンナイフ(いわゆる 文化包丁あるいは三徳包丁)はステンレス鋼製で軽量な作りをしており、刃は薄刃で野菜も一通り切れるようになっている。刃の先端(切っ先)は細く、根元は広く丈夫に作られており、刃の終わりは直角になっていてジャガイモを取る等の細かい作業に向く。握りが他のナイフと比べても太く握り易い形状になっているのは、キッチンナイフは濡れた手で扱われることが多いためである。薄刃になっているのは、食材を細かく切りやすいからである。

肉類専用のキッチンナイフ(筋引き)は、特に細長く作られる。肉や魚を切るためのフィレナイフは、特に生の肉類を切り分けやすく作られている。ブレッドナイフはパンの柔らかい部分が側面に張り付かないように細く、また固い外側を切るために、鋸状の刃になっている。

[編集] テーブルナイフ

中央が食卓用ナイフ

ヨーロッパの食文化においては独特の食卓用ナイフが広く用いられ、スプーンやフォークなどとともにカトラリーを構成する。古くは調理された肉を切り取るためにナイフ全般同様によく切れる刃がついていたが、今日広く使われるものでは細かい鋸刃を持つものがみられる。バタージャムなどペースト状の食品をとったりパンに塗るための「バターナイフ(バタースプレダー)」もあるが、これには刃付けされていない。

テーブルセッティングでは位置皿(ディナープレート)の右側に、外側からオードブル用ナイフ、魚用ナイフ、肉用ナイフが配置される(なお、さらに外側にスープスプーンが配置される)。また、位置皿の上側にデザートナイフが配置されるほか、パン皿の位置にはバターナイフが配置される。

以上のほか、食卓で塊の肉(七面鳥の丸焼きなど)を切り分ける際にはよく切れるフィレナイフやステーキナイフが利用されるし、果物を切り分けたり皮をむく場合にはやはりよく切れるフルーツナイフが利用される。

なお機内食に供される食器ではハイジャック防止の観点から、プラスチック製の鋸刃のものが利用されているともされるが、ただ実際には、食器を使い捨てとすることで衛生的で簡便な食事の提供を目指している(→機内食)。

[編集] ブッチャーナイフ

ブッチャーナイフ

精肉業者が用いるナイフで、性質的には「叩き切る」という側面において(なた)やに近く、汎用の刃物ではない。食用の獣肉を切り分けるという目的に特化した独特の構造・形状を持ち一般では利用されないが、かつて一般の家庭でもニワトリなどの家禽程度であれば屠殺が行われていた時代・地域によっては、農村部を中心に、似たような用途・形状の刃物が用意されていた。

[編集] 電工ナイフ

主に電気工事士電線の被覆剥き等の線材加工などに使うナイフ。腰に着けた工具ベルト(安全帯・胴綱)へ安全・コンパクトに収納できることから、旧来からのものは折りたたみ式であるが、高所作業の多い電気工事の現場では刃を出し入れしなければならない作業効率の悪さから、最近では折りたたみ機構を廃しベルトに吊るプラスチック製のとセットになった電工ナイフがよく使用される。

突く作業がないことから先端(切っ先)が尖っておらず、に似た形状をしていて刃も厚めである。多くの電工ナイフはこのような形状だが、普通のナイフのような形のものもある。力を加えて正確な作業をするため切っ先を使うことは少なく、刃の中央から手元寄りを主に使う。硬度の高さと手入れの容易さを求められることからの製品が多く、通常の砥石で砥ぐことが出来る。刃付けは両刃で角度はやや鈍く、過度の切れ味より芯線を傷つけない程度の切れ味が良いとも言われるが、研ぐ電気工事士本人の錬度や好みが出る。

一般的な電工ナイフは「電工」と言っても絶縁性のある造りではなく、むやみに充電部(電気の流れている場所)に触れて工事するのは危険である。充電部への加工が必要な場合は専用の絶縁電工ナイフを使用するが、専ら特殊用途である。 柄の部分はまたはプラスチック製であるものが多く、また高所や狭い場所で取り落として作業に支障をきたしたりしないよう、鞘に脱落防止用のロック機構があったり、柄の部分に長い紐をつけて扱えるよう紐穴が設けられた製品が主である。

映像・音響用ケーブルなど被覆が柔らかく芯線も柔軟な場合では、使用する線材によってカッターナイフなどで代用される場合がある。芯線が柔軟な場合には、電工ナイフで芯線に傷をつけてしまうこともある。ただし電源用ケーブルなど配電用のものでは被覆が硬くカッターナイフでは力不足(カッターナイフでは刃が薄いため、力を入れると撓ったり折れてしまい扱いづらい)であるため、電気工事士はこの電工ナイフを使用しており、資格試験においても同ナイフの扱いが試験問題の中に見られる。

[編集] ダイバーズナイフ

ダイバー用ナイフ

ダイバーズナイフ(ダイビングナイフ、水中ナイフとも)はスキン・ダイビング程度ではあまり必要ではないが、スキューバダイビングの場合には必須とされる。中で使用するため、刃にはびにくいステンレスが用いられ、中性浮力に近づけるため柄には中空で刃以上の大きさを持つ樹脂が用いられたり、コミュニケーション手段に水中でエアタンク(空気ボンベ)や石を叩いて音が出しやすいように柄の端に金属が剥き出しになっていたり、手袋をはめた手でも脱着しやすいように工夫されている。着脱に際して胴回りのスキューバ機材を傷つけると命に関わるため、装着位置は実用ナイフには珍しく、主にである(シースにもそのためのベルトが付いている)。

特に海中では、海草に絡まったり、などに引っ掛かったりして、生命の危険に晒されることが多く、また素手で触ると危険な生物も多いため、これらのナイフは、ダイバーの生命を守る道具として利用される。なお、水中で物を切る場合は、空気中で物を切るよりも摩擦が少なくて、刃先が滑ることが多いため、わざと目の荒い砥石で研いで、刃先を細かい鋸刃のように加工する。

その他、数多いダイビングの楽しみの中に、を与えるフィッティングがあるが、水中で魚の餌を切り分ける際にも、これらダイバーズナイフは利用される。

なお、潜水士は、業務中はナイフの携帯を法律で義務付けられている、唯一の職種である。

[編集] 登山ナイフ

いわゆる「登山ナイフ」

使使[][8][]

使使使[9]10cm

使[]

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使使

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便

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1



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[編集] ブッシュナイフ

ブッシュナイフ・鉈により近い「マチェット」(山刀)とも呼ばれる

植物の密生した環境で進路を確保するために草や低木をなぎ払う藪漕ぎ等の用途に特化した状の特大型の刃物。いわゆるナイフとしての汎用性は無く、その大きさ故に操作法も限られ、用途は概ね限定的である。野外生活においては汎用性に特化したユーティリティナイフが別途必要となる。保安パーツとして不可欠なシースと呼ばれる鞘には、合成樹脂製や木製、厚手の布を縫製補強した物などがあり、肩に担いで携帯するよう長いベルトが付属するものも見られる。

形状としては、先端部に行くに従って幅広で重くなるようなものが主流で、これにより勢いをつけて緩やかで大きな動作により、余り腕力を使わず重さと慣性で先端部の速度を増し、効果的に対象を切断することができる。大柄で振り下ろすことに向き、また単純な構造と壊れにくい頑健な作りである。

打ち下ろす動作で武器として大きな威力を求められるため、山中で突然に遭遇した危険動物(毒蛇や大型肉食獣)などからの自衛手段、さらに戦時における戦闘地域にあっては白兵戦に用いられることもある。

その類型にはククリと呼ばれる、生活民具から武器としても利用される東南アジアの伝統的な汎用大型刃物がある。

[編集] サバイバルナイフ

刃背にセレーション(鋸刃)を持ち、グリップ部にコンテナを持つサバイバルナイフ
CRK Mark.IV

軍事行動中などにおいて遭難などで他の装備を失った場合、それのみで生存を計る(→サバイバル)目的で設計された、大型のシースナイフ。

サバイバル一般論で言えば、汎用のナイフがあるだけでも生存可能性を格段に高めるための手段が増えるのではあるが、サバイバルナイフではその考えを更に推し進め、生存に必要と考えられる様々な工夫が凝らされており、遭難時に風雨から身を守るためのシェルター(避難場所)を作る上で木を切るためのワイヤーソウが添付されていたり、方位磁石が組み込まれているなど、ユーティリティとしての機能性を重視した製品も数多く、それらがコンパクトかつ携帯性に優れるよう設計されている。想定される状況によって装備は異なるが、柄(グリップ)を中空にしてその中に釣り糸、釣り針など自力での食料調達のための装備や医薬品を格納したり(コンテナと呼ぶ。この場合は強度の面で、柄をハンマー代わりにすることは出来ない)、墜落した航空機からの脱出などを想定して刃の背に金属を切断する鋸刃を設けたりする、他のナイフには見られない設計が見られる。

また、戦地での「サバイバル」には当然敵兵との格闘戦も想定されるため、武器としての威力と堅牢性は設計の最優先課題の一つであり、例えば右画像に見るように米ナイフメーカーのクリス・リーブが製造するサバイバルナイフでは、剛性を高めるためコンテナを含めナイフ全体を削り出しで一体形成とした製品も見られる。このため往々にしてファイティングナイフと軍用ないしそれを意識したサバイバルナイフの境界は曖昧で、ファイティングナイフにサバイバルキットを添付した製品も見出せ、こちらでは、よりナイフとしての剛性を高めるために、全体的な重量増加は避け得ないものとはなるがハンドル部分に差し込まれたタング(刀のなかごに相当する箇所)をグリップ全体に挟み込んだ「フルタング」の様式を取るものも見られる。ガーバーのLMF2では、ナイフ形状やグリップのみならず、シース(鞘)にも工夫が凝らされ、様々な用途に利用できるよう工夫されている。

なおこういったファイティングナイフ様の機能を備えるものは、日本国内において単独での大型獣の狩猟など特別な状況を除けばアウトドア一般でもほとんど携行の正当性が見出しにくいものであり、好事家のコレクションなど実用性とは別の理由に基いた販売が成されている。

映画ランボーに登場して有名になったことから「ランボーナイフ」と呼ばれることもある。ちなみに同映画シリーズで使われたナイフは、米国のナイフ作家(カスタムナイフ製作者)であるジミー・ライル(ランボーランボー/怒りの脱出)、ギル・ヒブン(ランボー3/怒りのアフガン)に特別発注されたもので、刃渡りが30cm近くあり、実用性よりも映像的な見栄えが重視されている。戦闘を意識したファイティングナイフ(一種の)の中には同じ位の長さを持つナイフもあるが、サバイバルナイフとしては例外的に大きなサイズとなっており、実用性は考慮されないコレクター向けのナイフとなっている。

ただし、ユーティリティナイフとして梱包空けや藪漕ぎなど通常の行動用に兵士が私的に購入するために制作・販売されるナイフはあり、これは安価で質も良いものもある。

[編集] ファイティングナイフ

ファイティングナイフ
銃剣

武器としての使用を主眼においたナイフはファイティングナイフと呼ばれる。脇差短刀ダガーバタフライナイフ、スイッチナイフ、トレンチナイフ銃剣[10]などがここに含まれる。

[編集] 儀礼用ナイフ

アラビアの伝統的ナイフ、ジャンビーヤ
装飾された儀礼用ナイフ



使使西便

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使使

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21

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使便姿

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使




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使


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W2

JISSKS-43/440.10.25%

O1

JIS SKS-3/310.91.2%0.51%使

D2

JIS SKD-11SLDSLD2.0.45%0.35%0.9%0.8%430使

[] 



1.3.5

GIN50%X使使

SUS420-J2

0.33%使使使SUS HRC5255使L

440A

0.6%

440B

JIS0.8%

440C

JIS1.0%1%0.4%1718%0.45%使HRC5860

154CM

JIS1.05%0.3%0.5%1414.5%4%440C使使使ATS-34使ATS-34使ATS-34使使

YSS ATS-34

0.95%14%4%

154CM154CM154CM440C1.5D21981ATS-341983154CM

YSS ZDP189

3C-20Cr67HRC 

使10001050 

[] 


使
18-8ステンレス鋼(JIS:SUS304、AISI:304)
代表的なステンレス鋼で食品設備、一般化学設備、原子力用、建築、家庭用品に使用される、炭素0.08%以下、クロム18%、ニッケル8%を含む。「ステンレス流し台」や一般の食器などにも多用されている。一方で硬度的にはかなり柔らかく、ナイフの刃としては全く向かない。ただし滅多に錆びないことから生活用品の素材としては「高級ステンレス」とまで呼ばれて好まれている。ハンドル素材としても適切であるため、アーミーナイフであるカミラスの「マルチツール US」のように、折り畳み式ナイフの部品に使われている製品もある。素材としてはオーステナイト系と呼ばれ、非磁性体である。
通常の熱処理をしても刃物としての焼きが入らない(硬化しない)。

[編集] ナイフの種類

[編集] 脚注

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  1. ^ 鄭仁和訳編 『アメリカ陸軍サバイバルマニュアル3サバイバル・ノート』 朝日ソノラマ、1992年6月。ISBN 4-257-05080-2
  2. ^ これが日本国内法で刀剣類としての規制を受ける「飛び出しナイフ」に当たるかを争点とした判例は未だない
  3. ^ 正当な理由かどうかは、その時々で判断されるため、基準は曖昧である
  4. ^ 平成20年銃刀法改正警察庁では2009年7月4日までに廃棄などするようにとしている)
  5. ^ 電工ナイフも形状は小型ながらもジャックナイフの一種といえる
  6. ^ なお、切り裂きジャックとは英語圏で名前の分からぬ男を暫定的に「ジャック」と呼ぶ習慣によるものであり、「ジャック」からジャックナイフを連想しがちであるが、関係はない。日本語で言えば「切り裂き権兵衛」といったところである。また何故か本邦では飛び出しナイフをジャックナイフと呼ぶ誤解が蔓延している(これは、石原裕次郎の歌曲『錆びたナイフ』による影響が大きい[要検証 ])が飛び出しナイフは英語圏ではスイッチブレードナイフと呼ばれる。
  7. ^ 『ナイフマガジン』1992年6月号・ワールドフォトプレス・日本国内の価格は当時120万円で、最高のクラフトマンにより一品ずつ仕上げられる高級品とのこと。ハンドル長110mm・厚み60mm・重量950g
  8. ^ この場合、軍用ナイフや狩猟ナイフも全て登山ナイフと呼ばれることが多い。凶器として使用もしくは押収された中~大型のシースナイフを指す報道・法曹用語である。
  9. ^ 例えば『ツーリング図鑑』(編:アウトライダー編集部 ISBN 4-88672-098-6)によれば、野宿を含むアウトドア・ツーリングにおいて「大げさなサバイバルナイフは全く必要ない」とした上で、シンプルなポケットナイフを、料理に凝るならまな板・包丁セットを勧めている
  10. ^ 銃剣は本来、小銃の先端に装着することで小銃を槍の代用とするものであるので、使い方は戦闘用ナイフの中でも特殊な部類に入る。詳細は銃剣の項を参照のこと。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

  • ジャパンナイフギルド - 日本国内のナイフ同好会
  • 銃砲刀剣類所持等取締法 - いわゆる銃刀法である。また近年ではピッキング防止法により、ツールナイフの類いの所持が問題になる場合がある(下記参照)。
  • 特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律 - 俗にピッキング防止法と呼ばれるこの法では、ドライバー類の所持・携帯も禁じられているため、アーミーナイフ等の、ドライバーなどが内蔵されたナイフは、開錠用具と見なされる場合がある。