雪と花火余言

東京景物詩改題に就て

北原白秋




 
 調PANYounger generation PAN
 
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 稿
 
 
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「雨の日ぐらし」「雪ふる夜のこころもち」等
第二、第一より転化して、更に清新な印象詩となりたるもの。
「青い髯」「物理学校裏」「畜生」等
第三、第二より象徴の気分を除いた、清新体の景物詩。
「五月」「六月」「銀座花壇」「新聞紙」等
第四、第三と同じ匂を有し、瀟洒なる歌、及小論。
「桐の花」の主要部分、「桐の花とカステラ」「植物園手記」等
第五、東京に江戸の情調を加味したる印象風の景物詩。
「雪の日」「雨あがり」「鬼百合」等
第六、同じく抒情的景物詩。
「花火」「水盤」「心中」「放埒」「紫陽花」等
第七、新俗謡体の小唄。
「片恋」「かるい背広」「春の鳥」等
第八、新俗謡体より出でたる印象風の景物詩。
“CHONKINA”
第九、第七第八より生れたる抒情小曲集『思ひ出』の俗謡調。
「金の入日に繻子の黒」等

 
 










 

 宿
 
 
 調
 
 
 調()
 














 
 

 
大正五年七月
南葛飾紫烟草舎にて

白秋識






 3
   19856057

   1916571
5-86



2017112

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