わが愛する詩人の伝記(三)

――萩原朔太郎――

室生犀星




 
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 稿
 宿宿宿宿宿宿宿()
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   退
  
 
 
 便
 
 
 
 
 


   便

便













 
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 宿()
 

   艶めかしい墓場

風は柳を吹いてゐます
どこにこんな薄ぐらい墓地の景色があるのだらう
(中略)
どうして貴方はここに来たの?
やさしい 青ざめた 草のやうにふしぎな影よ
貴方は貝でもない 雉子でもない 猫でもない
さうしてさびしげなる亡霊よ
妹のやうにやさしいひとよ
(中略)
それは墓場の月でもない 燐でもない 影でもない 真理でもない
さうして ただ なんといふ悲しさだらう。

 麿
 





 
   1958333
 
   1958333


1958331215



2022427

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