青空文庫のXHTML,TEXTの読み方

青空文庫のXHTMLやTEXTが読みにくい

青空文庫の作品を開いてみると、どうも読みにくい。

こんな横書きで表示しているものを、みんなスクロールして読んでいるんだろうか？

いや、確かにこのままの状態で読み進めれば、ディスプレイの光も相まって、目がしょぼしょぼしてしまいます。とても長編をこのまま読んでいくのは無理でしょう。じゃあ、どうすればいいの？方法はいろいろあります。その方法を順次、ご紹介していきましょう。

XHTMLを読みやすくする方法

横書きで表示されている青空文庫のXHTMLページを縦書きで表示させる方法があります。例えば﹁えあ草紙﹂を使えば、青空文庫の作品のURLを入力するだけで、縦書き、ページめくり、で読む事ができます。

このようにWebブラウザー上に縦書きで表示され、左右をクリックすることによってページを読み進めていく事ができます。これは別に青空文庫に限ったことではありません。いろいろなWebページも縦書き表示で読む事ができます。その﹁えあ草紙﹂には、青空文庫のすべての作品を縦書きで読むことができる﹁えあ草紙・青空図書館﹂のページも用意されています。︵﹁えあ草紙・青空図書館﹂は、Safari、Google Chrome、Firefox、Internet Explorer等で利用できます。ただし、IEでは、9以上が必要です。Windows VistaまたはWindows 7では、IE 9が使えます。IE 8以下の方は、﹁Internet Explorer のダウンロード﹂から、IE 9をダウンロードしてください。Windows XPの方は、Google ChromeかFirefoxを利用してください。︶もし、WebブラウザーにGoogle Chromeを使っていれば、青空文庫のXHTMLを縦書き表示にしてくれる﹁青空縦書きリーダー﹂や﹁縦書青空﹂というエクステンションがあります。例えば﹁青空縦書きリーダー﹂をインストールするとツールバーの右端に﹁縦﹂のボタンが現れます。青空文庫の作品のXHTMLを表示したのち、この﹁縦﹂ボタンをクリックすると縦書き表示されます。

他にもいろいろな方法があると思います。googleなどの検索エンジンで﹁青空文庫　縦書き﹂などで検索してみてください。自分の気に入った縦書き表示方法が見つかるかもしれません。

TEXTを読みやすくする方法

青空文庫からダウンロードしたTEXTファイルをそのままWindowsのメモ帳などで読むのは大変です。思わずWordなどで縦書き表示させて印刷したくなります。でも、モニター上にテキストを縦書き表示して、ページ送りで読み進めていける﹁テキストビューワー﹂もたくさんあります。それを使って読むのも一つの方法です。

それではその「テキストビューワー」をどうやって探せばいいでしょう？

例えば「Vector」というフリーソフトをダウンロードできるサイトを見れば、「テキストビューワー」のコーナーにはこれだけソフトがあります。青空文庫形式に対応したソフトもたくさんあります。

このリストの中の、例えば一番最初にある「PageOne」というテキストビューワーを使えば、青空文庫のテキストを以下のように縦書き表示、ページめくりで読むことができます。

「PageOne」はWIndowsのソフトですが、MacintoshならばAdobe AIRを利用した「AIR草紙」というソフトがあります。「AIR草紙」はAdobe AIRが対応している環境ならばWindowsでもLinuxでもOKです。

他にもいろいろなテキストビューワーがあると思います。googleなどの検索エンジンで「青空文庫　テキストビューワー」などで検索してみてください。「テキストビューワー」は「テキストビューワ」とも「テキストビュワー」とも「テキストビューア」とも言う場合があります。他に「テキストリーダー」とも言ったりします。検索方法を工夫して、自分の気に入ったテキストビューワーを探してみてください。

スマートフォンで青空文庫

もし、iPhoneやAndroid携帯などのスマートフォンをお持ちならば、そこには青空文庫を読むためのアプリケーションが多数用意されています。iPhoneならばiTuneStore、Android携帯ならばAndroidマーケットで「青空文庫」で検索してみてください。

普通の携帯電話でも機種によっては青空文庫を読む事ができますが、読みやすさから言えば画面の大きなスマートフォンには劣ります。でも、自分の機種で青空文庫が読めるかネットを検索してみてください。

タブレットや電子書籍リーダーで青空文庫

最近、数多く発売されているタブレットでも青空文庫を読む事ができます。スマートフォンよりもさらに広い画面は文章を読むに最適です。

もし、どうしても液晶画面が目に辛い場合は、電子ペーパーを使った電子書籍リーダーが良いかもしれません。電子ペーパーは液晶画面と違って反射光を使った表示なので、紙と同じような感覚で読む事ができます。電子書籍リーダーで青空文庫を読むには、例えばamazonの﹁kindle﹂ではPDFファイルを読む事ができるので、青空文庫の作品を﹁kindle﹂用に最適化してPDFファイルにしてくれるサイト﹁青空キンドル﹂を使ってPDF化した後、そのファイルを﹁kindle﹂に転送して読むことができます。

SONYの電子書籍リーダー「Reader」の場合は「ReaderStore」で青空文庫の作品を無料で手に入れることができます。また「kindle」と同じように「Reader」もPDFファイルを読むことができるので、青空文庫の作品を「Reader」用に最適化してPDFファイルにしてくれるサイト「青空文庫 for Reader」を使ってPDF化した後、そのファイルを「Reader」に転送して読むことができます。