お泊り 平山千代子

 今日は、平山千代子の「お泊り」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 親戚の家にお邪魔した時の、幼心の心境を描いた場面が、なんだか印象に残りました。ふだんの自分の心情は不都合なものとして意識しないようにすることが多いと思うんですが、小説の場合は他人ごとなのでその心情の変転を客観的に観察できるところがあると思うんです。
 作中で、幼い「私」は親戚のかたに連れられて、宝塚の華やかな歌劇を見に行くんです。じつの家族が見せてくれなかったものなんです。幼い「私」は、お母さんならこれを認めてくれない、と思いながら、どぎまぎして、この華やかなものを生まれてはじめて観劇します。
 その心情の描写がリアルすぎて、見ちゃいけないものを文字で読んでいる気分に、なりました。
 子どもの頃って、そういえばこういう心情だった、とか思いました。
 

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