ロボットとベッドの重量 直木三十五

 今日は、直木三十五の「ロボットとベッドの重量」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 人工知能は、基本的には紡績機械の出現と同じで、人々の暮らしをどちらかといえば豊かにしてゆくと思うし、そういう実績が多く現れてきているんですけど……。
 直木三十五は、人間そっくりなロボットが工場で働いたり、家で家族の面倒をみたりする、そういう近未来を描きだしています。機械による事故、機械によって実現した大規模な戦争というのを連想しました。労働機械が現れた数百年前に、仕事の無くなることが危惧されたんですけど、じっさいには大岩を手だけで運ぶとか、水を桶だけで運ぶとか、手紙を足だけで運ぶというような仕事が無くなっていっただけで、機械を操作する仕事は増えていったわけで、人工知能でもたぶんそれに似たことが起きるように思われます。煩雑すぎるデスクワークが減って、管理とか観察とか表現をする仕事が増える、ように思います。
 直木三十五は作中に、ただの思いつきのようなセリフとして、こう書いていました。
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 「ロボットを政府事業にして、一切の生産は、こいつにやらせるんだね。人間は、だから懐手をしていて、分配だけを受ける。」quomark end - ロボットとベッドの重量 直木三十五
 
 機械が労働のほとんどを受け持って、だれもがベーシックインカムを受け取れるというような、とてつもなく遠い未来のことを直木三十五がちょっと考えていたのかもしれないと思いました。じっさいの二十世紀では、産業機械の発達によって、座ったままで仕事をしていて機械を操作するという仕事につく人たちがとても多くなっていったのだと思いました。
 

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