今日は、小酒井不木の「人工心臓」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
小酒井不木と言えば怪奇小説を書く近代作家だと思うのですが、今回は医療系SF小説で、人工心臓を作るためにあまたの実験を繰り返し、異様な研究を完遂する学者の、奇妙な告白の物語なのでした。
爪や歯といった身体の一部を機械化しても人間だけれども、全てを機械に取り替えた場合はこれはもう人間では無い、それならどこからどこまでが人間なのか、という「テセウスの船のパラドックス」のような哲学問題を連想させる小説でした。
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