今日は、海野十三の「十年後のラジオ界」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
海野十三は、未来のラジオがどうなるかということを考えていて、世界中がすべてラジオの構造に支配されて、死せる恋人とラジオで交信をするのでは、という謎めいた幻想を記していて、この技術の記載も妙にリアルで、さすが日本でいちばんはじめに有名なSF作家になった人だ……というように思いました。最後は落語と仏の話みたいになっていて唸りました。
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(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)
追記 本作「十年後のラジオ界」のラジオという文字をすべて「AI」という文字に入れ替えて読むと、ちょっとあまりにもディストピアな小説になっていて驚く内容でした。