三つの挿話 神西清

 今日は、神西清の「三つの挿話」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 これは不思議な話で、遠い世界の話は真相が見えにくい、というのと、伝聞の伝聞は謎めいているというのと……なんだか百年前の海外版遠野物語のように思いました。百年前のロシアや日本が描かれています。ホラ話や奇妙な話を、信じるのか信じないのかということが、なかなか判別できないところ、終盤でこれは事実だろうという細部の描写があって、これは信じられる話なんです。ささいな行動を観察するようすに説得力があって、この掌編の印象が変わるのがすてきでした。人の暮らしぶりをよく見て精査できている人というのは敵陣であっても味方であっても、なんだか信用がおける気がするんです……。
 

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