今日は、泉鏡花の「夜行巡査」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
泉鏡花といえば、流麗な文体で日本ならではの幻想を描く作家だと思うのですが、この代表作はまた赴きが異なっていて、江戸の心中ものというか人情もの、人情本の雰囲気がある、近代文学です。
八田巡査という若い男と、お香という女と、老夫。この3人が主要な登場人物です。
オチに心中文学や記事に対する、泉鏡花による短い批評が記されているように思ったんですけれども、作家の物語論が感じられて興味深かったです。
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追記
ちょっと今日は風邪をひいていて、何を読んでいるのか自分でよくわかりません……。