今日は、岡本かの子の「快走」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
これはごく短い作品なんですが、戦時体制下の家族の暮らしと、詩的な心象の両面が見えてくる、近代小説でした。風景の描写が念入りで、とかく美しいように思います。道子は日々の暮らしの中で、あるアイディアを思いついてそれに夢中になるのでした。「ほんとうに溌剌と活きている感じがする」という一文が印象に残る、道子と家族の物語でした。
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