今日は、堀辰雄の「聖家族」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
九鬼という男のことを、人々が回想するところから物語が始まります。
作中にちょっと記されているんですけれども、この物語は、メリメ書簡集やラファエロの画集が、イメージの原型になっているようです。
後半を読んでいると、ボッティチェリの謎めいた絵画のような幻想的な風景が立ち現れてきて、美しい描写でした。
堀辰雄は、いま読んでも現代的です。当時読んだ人々はほんとうに驚いたと思います。
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