おにぎりの味 中谷宇吉郎

 今日は、中谷宇吉郎の「おにぎりの味」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 近代の随筆を読むと、食べ物に特別なこだわりがあって、今の人はここまで丁寧に食べることを書けないんじゃないのか、とか思います。本文こうです。
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   十数人の大家族だったので、女中が朝暗いうちから起きて、すすけたかまどに大きいかまをかけて、粗朶そだきつける。薄暗い土間に、青味をおびた煙が立ちこめ、かまどの口から、赤いほのおへびの舌のように、ちらちらと出る。
 私と弟とは、時々早く起きて、このかまどの部屋へ行くことがあった。おこげのお握りがもらえるからである。quomark end - おにぎりの味 中谷宇吉郎
 
 このあとの細やかな描写が、現代人は書かないだろうなあーと思いました。1956年に1905年ごろのことを思いだして書いた随筆なんです。100年以上前の暮らしが、記されていました。
 

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