今日は、北大路魯山人の「鍋料理の話 」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
近代の美食について、北大路魯山人が論じているんですが、日本は貝類の料理が上手なんだと言うんです。たしかにおだしの効いた貝の料理は美味しいですし、醤油だれで食う焼き貝は最高なんですけど、洋食だとそうはいかない。
貝塚の時代から日本は、貝を食べることが伝統的なのかもしんないと、思いました。
あと魯山人は、飯は出来たてこそが美味しい、だから鍋は誰もが楽しむ、というように書いていて、焼肉や自炊飯が美味しいのは、この出来たてで数秒後にくうから美味しいんだろうなとか、思いました。子どもの頃に、ごはんができたのに「ちょっとまって」と言っていると親からすごい怒られた、というのを思いだしました。
魯山人の生活に根づいた美学もちょっと記されていて、面白い随筆でした。
装画をクリックするか、ここから全文をお読みください。 (使い方はこちら)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約3秒)