鯉 岡本綺堂

 今日は、岡本綺堂の「鯉」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 フランスの映画で、蛙を料理して食べるのを見たことがあるんです。日本ではほとんど食べないはずだと思っていたのですが、じつは東京でも大阪でもレストランでカエルを高級食材として扱う店があるんです。アジアでもカエルを食う地域があって、現代でも食べることが出来る。食べようと思えば日本でも食べに行ける。ますは悪食だ、というのを佐藤垢石の随筆で読んだことがあるのですが、鯉ももしかするといろいろ食べるのかもしれない……奇妙な怪談でした。ぜったいにありえない異変の一歩手前みたいに絶妙な、ぎりぎり実話に思えてくる話しで、岡本綺堂は終盤で話しを急展開させていて、軽妙な転結だと思いました。
  

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