ボイスブックス「しゃべる文庫」雪の女王

 今日は、ボイスブックス「しゃべる文庫」その2を配信します。画面左下に表示される( ♫ )ボタンをクリックすると、朗読が始まります。ボイスブックスはGoogleやAppleの、無料朗読機能を活かした、耳と目を使って読む、新しい読書ページです。
 
 第2回はアンデルセンの「雪の女王」を公開します。ロボットの声で、お話のすべてを聞くことができます。
 「雪の女王」は小学生が読むための童話で、7つの短編が連なった、連作になっています。おもに「雪の女王」と少年カイと少女ゲルダ、それから粉々にくだけた鏡のことが描きだされる物語です。大人になって朗読を聞いてみても、砕けた鏡による問題がどう解決するのか、少女ゲルダがどうやって失われたものの謎を追ってゆくのかに興味を引かれますし、アンデルセンの心優しい童話の魅力が、伝わってくる作品に思いました。
 
 アンデルセンは最初にこう記します。「さあ、いいですか、お話をはじめますよ。このお話をおしまいまで聞けば、わたしたちは、いまよりも、もっといろいろなことを知ることになります。それは、こういうわけなのですよ。」

縦書き文庫の装画

装画をクリックするか、ここから全文を聴く。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約100頁 ロード時間/約5秒)
 
追記 

※以下は物語の結末を含みます。クリックで表示されます。

 アンデルセンは物悲しい結末を描ききることでも有名なので、最後までハッピーエンドか分からないところも、氏の童話の魅力を形作っているように思いました。カイと少女ゲルダの邂逅の場面が美しくて、終盤の展開がとてもすてきなんです。アンデルセンは終盤にもイエスのことを描き出していて、聖書への思いが深い、作家なんだなあと思いました。