イーダちゃんのお花 ホ・セ・アナセン

 今日は、ホ・セ・アナセンの「イーダちゃんのお花」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 夜になると、お城の植物は、ダンスをはじめる……というすてきなお話をしてくれる学生さんと、イーダちゃんの物語でした。本文こうです。

  学生さんは言いました。「行きたいと思えば、飛んでいけるんだからね。イーダちゃんは、赤いのや、黄色いのや、白いのや、いろんな色の、きれいなチョウチョウを見たことがあるだろう。まるで、お花のようだね。ところが、ほんとうは、あれもお花だったんだよ。だって、お花たちが、くきからはなれて、空に飛びあがり、ちょうど小さな羽を動かすように、花びらをひらひらさせると、舞まえるようになるんだもの。そうして、じょうずに飛べるようになると、今度は、昼間でも、飛んでいいというおゆるしがもらえるんだよ。そうなれば、うちへもどって、くきの上にじっとすわっていなくてもいいの。こうして、花びらは、やがては、ほんものの羽になってしまうんだよ。イーダちゃんが見ているのは、それなのさ。……
 

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(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)

追記  ホ・セ・アナセンという謎の作家の、完璧な童話だ……と思ったのですが、この童話作家はいったい誰なのか、検索サイトで調べてみると、なるほど、そういうことだったのかと思いました。