今日は、新美南吉の「名なし指物語」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
名なし指というのは、小指のとなりの薬指のことです。木ぐつ屋さんをやっているマタンおじいさんは、名なし指が無いんです。子どもたちはきっと、木靴を彫るときに誤って指をなくしてしまったんだろうと思っていて、おじいさんに質問してみました。すると、おじいさんは不思議な昔話をするのでした。
りんご畑のりんごを盗む遊びをしていたマタン少年は…………
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追記 りんごを盗む遊びをしていたマタン少年は……チョキンチョキンとりんごの木を切るハサミ男に見つかってしまって、名なし指を無くしてしまったのでした。どこかへ行ってしまった名なし指は、いったいどうなったのか。その物語が不思議に展開してゆくのでした。最後は(未完)の二文字で終わる、なんだかすてきな物語でした。