サニンの態度 伊藤野枝

 今日は、伊藤野枝の「サニンの態度」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 良い男というのはどういうものか、というのを伊藤野枝が論じています。19世紀生まれの作家の中でもっとも自由に生きた、伊藤野枝が考える、理想の男性像のことを書いています。それはミハイル・ペトローヴィチ・アルツィバーシェフが描いた『サーニン』という男こそがすごいんだと言うのでした。伊藤野枝によれば、男の粋なところは、かたちに現れるのではなくて、態度に現れるんだ、という指摘が印象に残りました。

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追記  伊藤野枝の破天荒な思いがさんざん記された、一篇の随筆でした。作中の「アルツィバーシェフのサニン」というのは、かの文豪トルストイを批判的に捉えた、快楽主義的怪作ということで有名らしいです。こんどAI翻訳でロシア語のСанин (1907)を読んでみたい、なあと思いました。ぼくは伊藤野枝の作品が無闇に好きなんですが、その伊藤野枝がもっとも推薦する本は、この「アルツィバーシェフのサニン」という本なんだろうと思いました。