二筋の血 石川啄木

 今日は、石川啄木の「二筋の血」を公開します。縦書き表示で、全文読めますよ。
 勉強ができずに泣いてばかりいた幼いころの石川啄木の思い出が記されます。
 学ぶことの楽しさを教えてくれた、藤野さんという幼年期の友だちがいて……これはほんとうにあったことなんだろうなあ、と思いました。美しい子供時代の描写に思いました。
 後半で記される二人の死について考えたこと、貧しい老婆の話、それから幼い友を悼む描写に、平熱の文学とは異なる感動がありました。そのあとにこの初版本の編者が記す〔生前未発表〕という記載に衝撃を受けました。子どもたちに読ませるために書かれたような、やさしい童話のような文体でありながら、生前の啄木はこれを発表しないことに決めていた。原稿を封印した理由はなんだろう、啄木にとって文学はどういう意味を持っていたのだろうか、と思いました。
  

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