今日は、坂口安吾の「人の子の親となりて」を配信します。縦書き表示で、全文読めますよ。
坂口安吾は戦時中であるにもかかわらず、自由な言論と創作を行えた、希有な近代作家だと思うのですが、氏は晩婚で子どもが生まれるのも戦争が終わってだいぶ経ったのちのことで、これはその妻や子のことを記した、随筆です。率直な筆致で、困難な時代の労苦が記されているように思いました。終盤の三行が印象に残る、静かな随筆でした。
装画をクリックするか、ここから全文を読む。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約5秒)